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【白猫】インヘルミナ(サマー)・思い出

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最終更新者:にゃん

インヘルミナ・B・ガランド CV:
真夏の太陽に身も心も解放した征服女王。
海の楽園でヴァカンスを楽しむ。
2015/07/06


思い出1



あらためて聞けい!飛行島の民よ!

わらわの名は、インヘルミナ!<連邦>の名のもとに参じょ……

わー!ストップ、ストーップ!

なんだ、水を差しおって。せっかく久々に華麗な自己紹介をきめようと……

そ・の・ま・え・に!その格好はなに!

む、これか?これはわらわ専属の職人が仕立てた夏使用の公務服ぞ!

えっと、つまり水着ですよね、それ……

も~、ここは海じゃないんだからそんな格好で出歩かないでよ~!

よいではないか。わらわは今、夏のバカンス中なのだ。

あ、今はお仕事、お休みなんですね。

うむ、こんな機会は滅多にないからな。さすがのわらわも心が浮き立っておる。

それで最初から水着でご登場したってわけね……

お休み中はずっとこちらにいらっしゃるんですか?

うむ、この飛行島は避難地にふさわしいからな。

都の喧騒からも遠く、風は涼しく心地よい。……海がないのがちと残念だが。

まぁ、空の上だしねぇ……

そういうわけだ、皆の者。わらわはこの島で休暇を過ごす。存分に歓待するがよい!

あーはいはい。好きなだけ休んでいきなさいな。

さて、まずはなにをするかな。……とりあえず、島の散策にでもいくとするか。


インヘルミナは、そのまま主人公たちの前から立ち去ろうとした――


ちょ、女王さま!まさか島にいる間ずっと水着でいるつもり!?

ふっ、馬鹿を申すな。そんなわけがなかろう。

そ、そうですよね……ちょっとびっくりしちゃった……

寝るときは裸だ。

え。


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思い出2



インヘルミナは、妖艶な水着姿で島内を練り歩いている――


なんというか……すごいね。その、いろいろな意味で……

うーん、セレブの考えることはイマイチわからないわ……

どうした、そなたたち。ふふ、さてはわらわの艶姿に見惚れていたか?

ていうかさぁ……ずっとそんな格好してて恥ずかしくないの?

これは異なことを聞く。一体なにを恥じるというのだ?

見よ、国民の崇敬を一身に集めたわらわの完璧なプロポーションを!


両手を大きく広げ、己の姿を誇示するインヘルミナ。


じょ、女王さま!みんなこっちを見てますよ……!

ふっ、美しいものに目を奪われるのは世の摂理。存分に見、そして賛美せよ!

逆にわらわから目を逸らした者は、不敬であると知れ!

……なんかイロイロおかしい気がするんですけどー……


カスミ


じーー……

じーー……


ちょ、ちょっと!じろじろ見ないでよ!は、恥ずかしいじゃない……

ほらー! やっぱりー!これが普通の反応なのよ!

(キャトラ……なんで水着なのかはもう突っ込まないのね……)

馬鹿者!!

きゃあ!こ、今度は一体なんなのよ!

カスミを、恥じるでない!わらわほどではなくとも、そなたは十分よい体をしておるぞ!

お、大声でヘンなこと言わないで!うう、意識したら余計に恥ずかしくなってきたわ……

手で水後姿を隠そうとするカスミ。しかし、その手をインヘルミナがガシッと掴む!

隠すでない、もったいないぞ!どれ、もっとよく見せてみよ!

いやー! 離してー!チカン! ヘンタイ!

ふははは!よいではないか、よいではないか!


…………

じっと見てないで、止・め・な・さ・い!


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思い出3



というわけで、やってきました。――海に!

皆の者、大儀である!

ちょうどビーチのある島に通りかかってよかったですね。

うむ、飛行島も悪くはないが、やはり夏といえば海よな!

……ところで女王さま。

なんだ?

ずっと気になってたんだけど……なんで槍なんて持ってるの?

この愚か者めが!!

え、え!?アタシ今、怒られるようなこと言った!?

……ふはは、なんてな!ちょっとした冗談だ。ロイヤルジョークをいうやつだ。

……なんか女王さま、水着になってからイロイロはっちゃけてない?

ジョークはさておき……この槍は海の醍醐味を楽しむためのものだ。

え、そうだったんですか!?

槍でどうやって楽しむのよ……

ふっ、まぁ見ておれ。


インヘルミナは槍を持って、海面を鋭い目で見つめる。

――瞬間!


はぁぁーッ!

インヘルミナが海に向かって槍の一閃を繰り出した!

 

……手応えアリだな。皆の者、しかと見るがよい!

あ!槍の穂先にお魚が!

もしかして……魚を獲るための槍だったの、それ!?

さよう。海の幸を現地調達し、食す。そのための槍ぞ!

いつもの魔法では火力が強くて粉微塵になってしまうからな。

な、なるほど……

(……普通に釣竿とかじゃダメなわけ?)

ふはは、なんてな!これもロイヤルジョークだ!

じょ、女王さま……

だから、はっちゃけすぎぃ~!


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思い出4



エドガルド


ほォ~、ちょいときまぐれに海辺に来てみれば、まさか人魚に遭遇するとはなァ。

……む?それはわらわのことを言っているのか?

おうよ……って、なんだァ、ちゃんと足があるじゃねえか。てっきり嵐でも来るのかと思ったぜ。

ふむ、人魚か、か……ふふ、悪くない賛美だ。気に入ったぞ。褒めてつかわす。

おいおい、オンナァ。ずいぶん上から目線のようだが、オレが誰だかわかった上でそんな口きいてんのかァ?

身なりからして大方の予想はつく。が、わらわは今バカンス中だ。些事で水を差したくはない。

お互いの詮索はなしにして、無礼講といこうではないか。なあ、<海賊殿>?

ケケ……ケハハハハ!こいつァおもしれェ!大した度胸のオンナじゃねえか!

いいぜ、アンタにノってやろうじゃねェか。ちょうど酒の相手が欲しかったことだしなァ。

ほう、酒か。よい、付き合おうではないか。なにがある?

へへ、見てみな。さっき略だ……ン!苦労して手に入れたヴィンテージのラム酒だ!

山積みになった酒樽を指して、エドガルドは得意げに語った。


おお、これは見事な……!

こんだけ膳立てしてやったんだ。最後まで付き合ってもらうぜェ。なあ。

ふっ、望むところぞ!

そんじゃァ……いくぜッ!

うむ!


乾杯ッ!


それからしばらくして……



Zzzzz……Zzzzz……


どういう状況なの、これ……

私たちが買い出しに言ってる間に、一体なにが……!


そこには空になった無数の酒樽、倒れ伏して熟睡するエドガルド。

そして――優美に杯を掲げ、そして――中身をくいっと飲み干すインヘルミナの姿が……

まったく、この程度で潰れるとは。出だしは大した酒豪ぶりだと感心したが、見込み違いだったか。

……ふむ、仕方がない。ここからは一人で二次会と洒落込むか。


そしてインヘルミナは、エドガルドが持ち込んだラム酒をすべて飲み干したのだった……


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思い出5



クゥオオオラァァァァーーーー!!!うっぷ……!

ぎにゃあ!い、いきなりなんなのよ、アンタ!っていうか酒クサ!

まったく、騒々しいぞ……ああ、いつぞやの海賊殿か。一体なに用か。

スマした顔してんじゃねェーぞ! オンナァ……テメェ……!

ん?わらわがどうかしたか?

どうかしたか? だとォ!?

テメェ、オレがかっぱらってきた酒、ぜェんぶ飲みやがっただと!

う、うぐッ……大声だすと頭に響きやがる……!うげェ……

アンタ、すごい具合悪そうね……。顔色も悪……ってそれはもともとか。

なにかと思えば……あれはそなたがわらわに献上したものだろう。いくら飲もうとわらわの勝手だ。

全部くれてやったわけじゃねェよ!クソッ! 久々に上玉の獲物だっつのによォ!

なあ……この落とし前どうつけてくれんだ。ああァ!?

エドガルドが剣を抜き、インヘルミナに向かって突きつけた!

ほう、わらわよ剣を交えるか。ふっ、よかろう。ちょうど余興が欲しかったところだ。

インヘルミナもまた槍を構え、 エドガルドと正面から相対する!

相変わらずいい度胸してんなァ。後悔してもしらねェぞ。

御託はよい。さっさと来ぬか。

抜かせ……ウラァ!

エドガルドの先制を皮切りに、二人の仁義なき決闘がはじまる!


もう~、どっちも血の気多すぎ!主人公!早く二人を止めなさい!

待って……エドガルドさんの様子がおかしいわ!

互角と思われた攻防の中、ふとエドガルドの動きにかげりが生じる。

クソが!こっちは二日酔いだってのになんで向こうはケロッっとしてやが……

うっぷ!!!


突如、エドガルドは口元を押さえて膝をつく。戦いにおいてその隙は、あまりにも致命的だった――!

勝機はわらわにあり!失神程度は覚悟してもらうぞ!はぁーーーー!!

インヘルミナが勢いよく槍を振りかぶった――その瞬間。


プチン!


あ。

あ、水着のホックが……!

な……こ、こいつァまさか!水着美女名物のアレか……!アレがくるのかよ……!?

ままま、まずいわ!早く助け……

――!


その時、主人公がインヘルミナのもとに駆け走る――!


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思い出6 (友情覚醒)



ぐあァ! な、なんだ!閃光弾かなにかか!?''

女王さま! 今のうちに水着をつけなおして!

う、うむ、恩に着るぞ!主人公!

ああ……なんてこった、クソ!おい! テメェのせいで肝心なところが見えなかったじゃ……

うぐッ! や、やべえ……頭がグラつきやがる……もう立ってらん……ねェ……


エドガルドは目を回し、そのまま地面に倒れ伏した……


まったく、本調子じゃないくせに暴れたりするから……

女王さま、だいじょうぶですか?

うむ、優秀な臣下のおかけで危うく恥を晒さずに済んだ。あらためて礼を言うぞ。

いつも水着の女王さまもさすがに裸を見られるのには抵抗があったみたいねえ。

当たり前のことを申すな。わらわとて花も恥じらう乙女ぞ。

乙女……うん、そうよね……乙女よね……

まあ、とはいえ……そなたであれば別に見られても構わんがな。

!!

な、なんですと!?

女王さま、もしかして主人公のこと……!

……ふ。

ふ?

ふははは、冗談、冗談だ!顔を赤くしおって、そなたも愛い奴よのう!

そう言って主人公の肩を豪快に叩くインヘルミナ。

……。

えっと……女王さまってこんなに弾けた人だったっけ?

……まあ、夏だしね……水着だしね……

さあ、皆の者!夏はまだ始まったぱかりぞ!心ゆくまで楽しもうではないか!



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サマー!サマー!!サマー!!! Story




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