フリージア・思い出

ストーリーまとめ

拳の妖精 フリージア・ハーヴィー

拳を司る妖精。 ケンカっ早く、口より先に手がでるタイプ。

思い出1

フリージア

アタシはフリージア！

拳の妖精だぜ！

耳のとがった眼帯の少女が、

勇ましく吼える。

フリージア

ケンカする時ゃ呼んでくれ！

ボッコボコにしてやるぜ！

キャトラ

ち、血の気の多い妖精さんねぇ……

フリージア

おうさ！　じっとしてると、

血がたぎっちまって、

しょうがねぇ！

フリージア

だからよ、適度にケンカして、

適度に血ィ流しておかねェとな！

フリージア

これがアタシの健康法……

名づけて＜流血健康法＞だッ！

アイリス

ケガをするけど……健康？

キャトラ

大丈夫よ、アイリス！

アタシも意味わかんないから！！

思い出2

フリージア

グローブのウリは、

なんつってもスピードだ！

とにかくガンガン殴れるぜ！

フリージア

殴って殴って殴って殴るッ！

休む間もなく、とにかく殴るッ！

キャトラ

ご、豪快ねぇ……

フリージア

たりめーだ！　だってほら、

殴ったらさ、

またすぐ殴りたくなるだろ？

キャトラ

殴られることは考えてないのね……

フリージア

人をバカみてーに言うなよ。

考えてねーわけねーだろ。

フリージア

殴られたら、

『やりやがったな！』

ってソイツを殴りたくなる！

フリージア

だから、殴られてもへっちゃらだ。

何も考えずに殴りゃいい！

キャトラ

結局、考えてないんじゃないの～！

思い出3

フリージア

アタシ、

とある孤島の森の奥にある

妖精の泉の出身なんだけどさ。

フリージア

まあ、いろんな妖精がいるんだけど

……よくケンカするんだよな～。

キャトラ

アンタがケンカっ早いから

じゃないの～？

フリージア

ンなことねーよ。

アタシはこれでも

ガマン強い方だって。

フリージア

この間も、バカな妖精連中が、

ウチの妹を

からかってたんだけど――

フリージア

すぐ殴るのもアレだからさ。

その辺の岩を砕くのにとどめた！

キャトラ

すぐ殴ってるじゃないの～！？

フリージア

相手は殴らなかったぜ？

青ざめて逃げてったし。

フリージア

いやぁ～、

アタシも丸くなったもんだぜ！

思い出4

フリージア

よお、主人公！

殴り合いっこしよーぜー！

キャトラ

かけっこみたいに言うなぁーっ！

フリージア

勝負だし、似たようなもんだろ？

キャトラ

ぜんぜんちがぁーうっ！

暴力的な遊びは禁止ー！

フリージア

マジかよ。じゃあ何が楽しいんだ。

アイリス

フリージアさんは、

本当に殴り合いが

好きなんですね……

フリージア

好きっつうか、慣れっつうか、

昔からこうだしな。

フリージア

ケガばっかだけど楽しいぜ。

この眼帯も、

妹を守ってケンカした勲章さ！

キャトラ

あ、明るく言うこと……？

思い出5

フリージア

困っちまったぜ。

キャトラ

アンタが困るのも珍しいわね……

なんかあったの？

フリージア

今度、妖精相撲の大会があってさ。

キャトラ

ようせいずもう！？

フリージア

要請の力を駆使して、

相手を投げっ転がすっつー

スポーツなんだが――

フリージア

通常攻撃禁止……

つまり殴っちゃダメらしいんだ！

キャトラ

はあ。

フリージア

殴りたいのに殴れない……

アタシはどうしたらいいんだー！？

キャトラ

……。

棄権しちゃダメなの？

思い出6

フリージア

うわっ！？　すっげ……

なんて熱い光だ！

フリージア

主人公……

そうか。こう言いたいんだな。

フリージア

『ルールなんざ知るか！

　殴りたければ殴れ！』

と……

キャトラ

言うわけないでしょぉー！？

アイリス

フリージアさん、

ルールはちゃんと守らないと……

フリージア

わかってるわかってる。

実は1コ、閃いたんだ。

フリージア

アタシは拳の妖精だ。

で、妖精の力は使ってＯＫだ。

フリージア

つまり……アタシの拳は、

すなわち妖精の力！

だからＯＫッ！

フリージア

これならルールを守って殴れるぜ！

ひゃっはー！　アタシ知的ー！

キャトラ

……どうかなぁ……

拳の喧嘩妖精