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Brave The LionⅡ Story3

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story6-1 旧知の大人


……変わってないわね。ムナクソ悪い雰囲気、そのまんま。


……この天才科学者プロフェッサー・カティア様を呼んだんだから、相応の見返りを用意してるんでしょうね、オズマ?

そーゆー話は、上と直接やってくれや。

嫌よ。あんたが繋いで。だいたい、実在してるかどうかもアヤシイもんだわ。

無くはねーさ。ギャラの払いはいいぜ~?

フン……期待させてもらうわ。指名手配を解く件も。よろしく頼んだわよ。

了解。

で、詳しい話を聞かせて頂戴。

手紙に書いといたろ?

この天才の時間を紙っぺらで奪おうだなんて図々しいのよ。

ヒュ~、おまえさん、少しも変わってないねぇ。いや……目元に小ジワが増えたか?

なわけないでしょっ! 永遠の十代のこの私に。失礼よあんた!

じょ~だんじょ~だん。

だからモテないのよあんた。

冗談はさておき。

本気で言ったんだけど?

……今度こそ、ヨーゼフの奴を止める。

はぁ!? アイツ、まだ生きてるの!? 私がいたときだって、百歳超えてなかった!?

死に忘れてるんだろーよ。

……凡人は哀れなもんね。制限時間を過ぎたら、大人しく退場すればいいのに。

おまえさんがそれゆーかい。

美しさがないもの。天才的思考と美意識は表裏一体よ。

そーゆーことがわかんねーから、ヨーゼフのヤツは向こう側に片足を突っ込んじまったんだろーよ……

笑い事じゃないわね。

まったくだ。



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story6-2 カティアと双子



……誰を待ってるのよ?

懐かしい顔さ。ピンと来ないか?

お生憎、他人のことで脳内記憶容量を無駄使いしたくなくてね。

――そういえば、こんなところで、私は花の青春を一年も浪費させられて――

思い出したらムカっ腹が立ってきたわ! むっきィーーーーー!


カティアさん!

カティアさま~! 会いたかったです~!

ヨシュア、ミレイユ!

覚えてんじゃねぇか。

当然よ、大事な被験体だもの。あなたたち、術後の経過はどう?

おかげさまで、この通りです!

カティアさま……! 本当に、その節はありがとうございます……!


 ***



「オズマ!? どーしたのよその大ケガ!?」

「オレはいーんだ、寝てりゃあ治る。おめぇさんに法外な治療費を払いたくもねぇし。」

「……ちっ……!」

「それよりも、こいつらを……」

「! ――この子たちは――!」

「御明察。<あそこ>の出身だ。おかげで、フツーの医者に連れてくわけにいかなくてな。」


「…………」

「…………」


「これ……!? この私が、見たこともない……! なにを<混ぜ>られてるの?」

「<神獣>だそうだ。」

「ハァ!?なによそれ!? あそこ、いまそこまでやりたい放題やってるわけ!?」


「……ご……めん…………ごめ……んね…………君を……こんな……」

「……ごめんなさい…………あたしの中で…………生き……て……」


「…………奥へ運んで。」

「ああ。」

「あそこ蹟しましょ。」

「一人じゃキツかったもんでな。準備を始めるわ。時が来たら手紙送るぜ。」

「あまり女を待たせないでよ。」

「そんな趣味はねぇさ……」


 ***


……あれから三年も、何の便りも寄越さないで……

思い出した!

どんだけ待たせてんのよオズマ!

あのう、オズマさんならもう行っちゃいました。

はぁ!?

ここには『別の顔』でも来てるとか、なんとか……?

あの男……!相変わらず、顔に似合わずクソ多忙なんだから……!

……ま、いいわ。ところでヨシュア、ミレイユ。あなたたちはどうしてここに?

……あたしたち、二人で話し合ったんです。

それで――僕たちが、やらなきゃいけないだろう、って。

――これ以上、僕たちみたいな人を生ませないためにも――



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story7-1 拒絶の真意



…………

待って下さいカティアさん!

おいてかないで!

…………

僕たちにも<力>があります!

それに、案内役も必要だと思います。

……見損なったわ、あなたたち。

え……?

子供は子供らしくなさい……とは言わない。

だけど、私やオズマが頼りない大人に見えるのかしら?

そういうわけじゃ……!

僕たちも力になりたいんです!

……自分が天才であることが恨めしいわ。

え?

術後の経過は完璧!リハビリ明けで、よくそこまで動けるもんだと思うけど!

私があなたたちを治療したのは、戦わせるためじゃないわ!

……戦うことを選んだのは、僕たち自身の<意志>です……!

私の嫌いな物を二つ教えてあげる。嫉妬と復讐よ。

そういうのとは違います!

『使命』にすり替えても不細工なことに変わりはない。帰りなさい。

あ……!


お兄ちゃん……

……大丈夫。このくらいのことは想像していただろう?

でも、カティアさまがあんなに怒るなんて……

まだ、力も見せてないし、伝えてないこともある。

ここで帰ったら、なんのために来たのかわからないよ。

そうだよね……

カティアさんを追うよ、ミレイユ。ちゃんと話せば、きっとわかってくれる……僕たちが……やらなきゃいけないんだ……!

うん……



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story7-2 天才のルール



<廃れた工場の奥で、

ヨシュアとミレイユの二人が魔獣の群れに囲まれた……!>


お兄ちゃん。

いくよ。

……うん!

<――二人が目を閉じ念じると、膨大な魔力が身の内で高まり――>

はあああああああ!

<ミレイユの肉体から光り輝く翼が浮かび上がると、業火の嵐を巻き起こす!>

いっけえええええー!

<ヨシュアの腕に凶悪なまでの力が宿る……!

変化した竜のような剛腕で、群れなす魔獣をなぎ倒す!>

mうわああああああー!!!

<――数回呼吸をするほどの間で、動く魔獣は存在しなくなった……>


だいぶ使い慣れてきたな。

お兄ちゃんより上手な自信あるよ?

こいつ。


…………

あ! カティアさま!

見てくれましたか!? これがいまの僕たちの<力>です!

好きなように使えばいいわ。ソレはもう、あなたたちの一部。

じゃあ、僕たちを認めてくれるんですね!?

――ガキが。

――!?

科学は万人に平等。運動には法則があり、力には根拠がある。

あなたのソレは……なに? 自分で努力して得た力? 違うでしょ?

それは、そうだけど……! だったら、この力は使うなっていうんですか!

 違うわ。『どんな信念に基づいて』使うのかを間いているの。

……<意志>ならあります。

これ以上、あたしたちのような悲しみを増やさないために……出来ることは小さいけれど……

あたしたちは、自分の中にある<絆>と、手を取り合います。

兄より幾分マシね。

……僕にも、想いはあります。

命の恩人であるカティアさんの――

力になりたい!救われた命で恩返しがしたい!そう考えるのはヘンですか!?

…………下僕宣言?

え?

なら……仕方ないわね。

史上最高の天才、かつ超絶美女のプロフェッサー・カティアの魅力にとりつかれてしまったのなら。

え? え?

そういうことなら、諸々目をつぶるしかないわね。常人として当然の思考だもの。

ヨシュア、あなたを私の下僕に認定してあげる。これからキリキリ働きなきいな。

うぇぇ……なんか、歪んで受け取られた……

結果オーライだよ、お兄ちゃん?

だけど、二人とも。信念が醜く染まったら、その瞬間に捨てるから。忘れるんじゃないわよ。

は、はいっ!


さ~て、下僕が増えるなら、こんな好都合なことはない……!

ガンガン進んで、私の研究を全部取り返してから、この島を沈めるわよォーーー!

おっほォーーーーーー!!!


……お兄ちゃん……

うん……若くして、道を誤った感あるね……



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story8-1


さあ急ぎましょう。カティア様の優れた知識で書かれた研究資料がこの島に残っているなど――

そのような唾棄すべき事実。――刻も早く抹消しなくては!

そ、そうね。

お兄ちゃん……適応早い……

下僕と決まっちゃったんだから、覚悟をしなくちゃね。覚悟するまでを迷い悩むのも、時間の無駄だし。

ふ~ん、まあまあね。

ささ、カティア様、参りましょう。

この僕が、邪魔な魔獣たちを蹴散らしてみせますので!

……兄が、すみません。実はわりかしお調子者なんです。

…………

お兄ちゃ~ん! 走ると転ぶよ~!



………………

……いまさら言い出せないじゃない。

むきィ。



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story8-2 ここですよね?



ここが……かつてカティア様が働かれていたところですね。

違うわ。

さぁ、すぐにカティア様の痕跡を消し去りましょう、って――違うんですかっ!?

キンキンうるさいわねぇ。あとテンション高いのよ。

カティアさまが以前いらっしゃった建物は、ここではないという意味ですか?

そうよ。

でしたら……どうしてこちらの研究棟に?

あ~……

いかなる目論見で?

……とりあえずヨシュア、あなたもうちょっと普通にしゃべりなさい。

え? あ……はい…………ヘンだった?

ヘンだったよ。

ま、なんてゆーの?外堀を埋める的な?私がいなくなってからの情報も集めなきゃいけないと思ったし?

あ、そういうことですか。

までも、パッと見、たいした資料は――


よし、ミレイユ!資料を漁るカティア様のお手伝いをしよう!

もしかしたら……あたしたちのことも……

<ヨシュアとミレイユは、部屋にある大量の資料を調べ出した。>


…………むきィ。



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story8-3 擬似壊滅兵器



<ヨシュア、ミレイユ、カティアの三人が、大量の資料を漁っている。>


なるほど、わからない……うん、なるほど、こっちもわからない……

お兄ちゃん、黙って作業してよ。

え?なに?ミレイユ?

……はぁ?だから、黙って読みなよって。

え?僕、何かしゃべってた?

しゃべってたよ、もう……カティアさま。

ん~?

……なにか、ヘンな気がします。

なにが?

生命の合成……を研究してるはずなのに、ここにある資料は、どれも武器や兵器のことばかり……どういうことなのでしょう?

武器にだって手を出すわよ。合成魔獣って、要は生物兵器でしょ?単純に資料にもなるし。いざってときの抑止力にもなるし。

『吸闇率、想定より一割減少』……だめだ、すごそうだけど、僕にはピンとこないや。

え!?つまりそれって、<闇>を吸い取る武器ってことじゃ……!

え?

もしそれが本当なら……!ちょっとそれ見せて、お兄ちゃん!

う、うん……

<ヨシュアから受け取った資料に目を通すミレイユ。数枚めくり、手が止まる。>

……意外すぎる。人のためになる研究もされていただなんて……

なわきゃないでしょ。

え、でも、この資料は確かに……

<吸収>ってことは、どこかに<放出>すんのよ、溜まった<闇>を。

穴掘って埋めれば土に還るってんならいいけどね。そういうもんじゃないわけだから。

集められた<闇>がどうなるのか?ってのか問題になるわねぇ。

ちょっと見せてみなさい。

<カティアがミレイユから紙の束を受け取り、黙読する。その両目か高速で左右に揺れる。

息もつかせぬ勢いでぺージをめくり、あっという間に最後の一枚へ!>

すごい……!さすがカティア様……!

……うんざりね……凡人共の発想って、ホント貧困なんだから……

え?

寄り道はおしまい!さっさと本部を落とすわよ!

きゅ、急にどうしたんですか!?

こんなとこに長居は無用よ!

なにが……書いてあったんですか……?

ここの連中と、ある<武器>を使う一族との癒着。それと多分<闇>とも――

えっ!?

むっきィーーー!下品なのよ、凡愚共! 馬鹿同士で手を組んでどーすんのよォー!?

いくわよ!

あっ、カティア様! ミレイユ、いこう!

…………

ほら、それならカティア様が読んだんだから、もういいんだよ。

うん、そうね……

(チェーンソー、糸ノコギリ、錐、他にも、ヨーヨーとかたくさん……

それらの武器で、一見『滅した』ように見せて、『集めていた』ということ……!?)



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ノーマル

   Brave The LionⅡ Story1

分岐 Brave The LionⅡ Story2 メア ルート

   Brave The LionⅡ Story3 カティア ルート

   Brave The LionⅡ Story4 メイン ルート

   Brave The LionⅡ Story5 メア ルート

   Brave The LionⅡ Story6 メイン ルート

   Brave The LionⅡ Story7 カティア ルート

   Brave The LionⅡ Story8 メイン ルート

合流 Brave The LionⅡ Story9


ハード

   Brave The LionⅡ Story H-1

   Brave The LionⅡ Story H-2

   Brave The LionⅡ Story H-3

   Brave The LionⅡ Story H-4

   Brave The LionⅡ Story H-5







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