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ファナ・思い出【白猫プロジェクト】

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ストーリーまとめ



ファナ・ステージア CV:宮本侑芽
ひょんなことから賢者となった女性。
知識も智恵も、そこまでではない自覚がある。


思い出1



「はじめまして。ファナ・ステージアです。」

「こんにちは♪ 私はアイリス、こっちは主人公です。」

「アタシはキャトラよ♪いらっしゃい、おっとりさん♪」

「まあ、しゃべる猫ちゃん?不思議……」

「おやおや、なんだかえらくなつかしい第一声をいただけたわねえ。

だけど、アタシもそろそろそこそこ有名になってきてる気もしてたんだけど……

飛行島のしゃべる猫って、聞いたことない?」

「すいません……私、世の中の情報に、ちょっと疎くって……」

「アラそう?まあそういうこともあると思うわ。アンタって魔法使い?」

「いいえ、賢者です。」

「ズコーッ! いや、ズコーじゃなくってね!?」


「キャトラがすみません……」

「いえいえ、お気になさらずに。」

「あ、アラ……?ちょっと……ヤメてよ、アタシが先走ったみたいなの……」


「ええと……なんです?」

「なんですじゃなくってね!?賢者ってワリには、物を知らないなーって、それへのリアクションだったの!」

「はぁ。」

「気のなーーーい! へんじー!」

 (キャトラがなんだか、一人で空回ってるわ……)


「ともかく、失礼な態度をしてしまったことを謝ります。」

「うん……まあ、許すも許さないも、べつに怒ったわけじゃなかったけど……」

「キャトラちゃんの言う通り、私、あまり物を知らないんですよ。」

「じゃーなんで賢者なの?」

「賢者になったの最近なんです。」

「?」


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思い出2



「それで『はぁ』なワケ?アレちょっと、言われた方は傷つくこともあるんだけど……」

「う~ん……そうでしたか……『はぁ』っていうのは一応、自分なりのギャグでもあったつもりだったので……」

「わざとゆってたんかい。」

「案外難しいですよ?ここぞという時に、一言『はぁ』ってだけ投げるのも。」

「知らんがな。」

「はぁ。」


「……いまのタイミングとかだとイマイチですよね?割に難しいんですよ。」

「いや本当に知らんがなだわ。」

「ともかく、何事にも肯定的でありたいがゆえに、人から言われたことにも、ものわかりがいいってことね? ファナは?」

「とっても上手なまとめ、ありがとうございます。」

「こんくらいお茶の子よ。」

「キャトラちゃんは賢いなぁ。私の代わりに、賢者になってみませんか?」

「うーん、前向きに検討しておくわ。」

「勉強になるなぁ。」


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思い出3



「さてさて……今回は、前回結局聞きそびれた経緯のことを聞かせてもらうわよ。」

「はいわかりました。」

「返事はいいんだから。」

「返事、大事ですし。語り口はどうします?回想シーンにします?」

「……かいそうしいん?

なんのつもりか知らないけれど、現実を生きるアタシにその言い方は通用しないわよ。」

「省略という手もありますよ?」

「アンタってワリに、ふざけた性格してるのね?」

「前向きに生きるのと、笑いの探究って、深いところでつながってますから。」

「……じゃあいいわ。その、しょーりゃくってのやってみなさいよ。」

「わかりました。私が賢者になったのはですね――」


 ***


「――なるほど、大神官様のお話を聞いた結果、

いつの間にか賢者にされてしまったんですね。」

「そういうことなんです。」

「……? アレ? 普通に色々説明してもらった気がするんだけど……?

ファナは元々、お食事するお店でお客さんのお悩みを聞くお仕事をしてたとか……

そこに偶然、<チョマ神殿>の大神官ってひとがやってきたとか……省略ってなんだったの?」

「まあまあ、そこは、まあまあで。」

「……?」


「でもまあ、だいたいわかったわ。

よーは、遊んでばっかりいたのに、なりゆきで賢者になっちゃったのね?」

「お恥ずかしいですが、その通りで。」

「そんなんでなれるんだ、賢者って。」

「まあ、冒険家ギルドの登録上は魔道士なんですけどねえ。」

「そうなんだ。」

「ですが、<チョマ神殿>の大神官様の権威は、さすがにそこはそれで。

大神官様に祝福を授かった時から、まわりのみなさんが、口をそろえて『賢者じゃ、賢者じゃ』と。」

「けんじゃじゃと。」

「けんじゃじゃと。」


「私、知識とか、全くないんですけどね。」

「たしかに、知ってるものは全くってことはないんじゃない?」

「こんな私が賢者でいいのでしょうか……もちろん、がんばりはするんですが。」

「がんばって勉強して知識を溜めこんだら?」

「勉強……そうですよね……」

「嫌いとか言わないでよ?」

「必要ならもちろんしますが、得意ではないので……

通常の倍くらいの時間がかかるだろうなと思うと、もっといい方法はないだろうかって。」

「倍がんばればいいじゃない。」

「うーん……他の人の倍がんばって、やっと人並の知識の賢者って……どうです?」

「いや聞かないで欲しいんだけど……」


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思い出4



「賢者に求められるのって、知識だけじゃなくて智恵もらしいわよ、ファナ。」

「智恵……やっぱり、それもありますよね。」

「そっちには自信アリ?」

「がんばってはみます。」

「……期待はできなさそうね……

智恵、って、アタシの認識ではなぞなぞが得意かどうかくらいなんだけど、合ってる?」

「う~ん……?それだけじゃないとは思うけど、遠くもないのかな……?

「なら、ともかくやってみましょう。いくわよファナ?」


「第一問。でけでん!

上は大水、下は大火事、これな~んだ?」


 (いいところを突くわ……!そういうお風呂がー般的な島ばかりじゃないもの……!)


「なんだなんて場合じゃないですよ。一大事じゃないですか。」

「や、これはなぞなぞだからさ。」

「えぇ~……?上は大水で、下は大火事……?う~~~ん……」

「…………」

「難しいですねえ……う~ん……」

「ヒント。気持ちがいいものよ。」

「気持ちがいいもの……?ふわふわなもの……?でも、水と火だし……

そんな大参事で高揚するのは、ちょっと異常な精神な気も……」

「ちがうってば、なぞなぞだから。なにかをたとえているのよ。」

「何かを、たとえて…… ?……う~~~ん……」

「…………」


「――ダメです! 降参!答えを教えてください!

「しっかたがないわねえ~。答えは、『お風呂』よ。

「え……? お風呂……?」

「ほら、上がたくさんの水でしょ?で、下で火を焚いて沸かすわけだから……」

「なるほど! すごい!わかんなかった!面白い問題ですね、さっすがキャトラちゃん!」

「ふっふふ~ん♪まったくもう、この程度、超初級問題なんだからね?」

「そうなんですね。私、初心者なので、もっと簡単な問題だと嬉しいです。」



「じゃあ、第二問!パンはパンでも、食べられないパンは?」

「食べられないパン…… ?……う~んと……これは、なぞなぞだから……

あれですよね、きっと、パンの種類じゃなくって、最後に『パン』ってつくとか…… ?

「イイセンいってるわよ!

「なんとかパン……なんとかパン…………フライパン……?」

「お!?」

「わかりました!答えはフライパンです!」

「あっはは~♪ せいか~い♪やるじゃないの~♪」

「問題が良かったんですよ~。」

「うっふふ~♪ そ~お~♪じゃあ、次の問題はね~……」


 (……主人公、気づいてる……?)

 (?)

 (キャトラ、いつのまにかすごく気持ちよさそうに乗せられているわ……!)

 (!)

 (もしかしてこれが……ファナさんの、<能力>…… ?)


「第三問!でけでん!」

「よぉ~し、がんばりますよ~!」


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思い出5



「う~ん……なんとかしないとなあ……」


「ファナ? なにをこれ見よがしにため息なんかついてるの?」

「ええ、そろそろ私、悩みを解決しなきゃいけない頃合いなのかと感じまして。」

「……アンタって未来が見えるの?」

「そんなことありえませんよ。未来は、行動によっていくらでも変化するものだと思いますし。」

「実際に見えるとかじゃなくても、豊富な知識と経験から、なんとなく予見できるとか?」

「私がですか?」

「ないわよねえ……アンタ、あんまり物を知らないものねえ……

でも、その妙なカンの良さは一体なんなのかしら……?」

「そうですねえ……たくさんの人のお悩み事を聞かせていただきましたから……

なんというか、最後の一押し?背中を押されたがっている雰囲気が、なんとなく察知できるのかもしれませんねえ。」

「自分のことなのにねえ。

ヘンな応用力があるんだから。で、つまりアレでしょ、そろそろ何かに踏ん切りをつけたいんでしょ?」

「そういうことになるかと思います。」

「何かってナニ?」

「それはきっと……このままでいいのだろうか、ということではないかと。」

「具体的には?」

「いえ、うすぼんやりとしていますね。」

「…………」

思うんだけどさ、アンタはいまのままで十分なんじゃない?」

「え?」

「前向きだし、聞き上手だし、生活に不満を抱いてるってわけでもなければ……

仇がいるってわけでもなければ、重大な使命があるってわけでもないじゃない?」

「そうですね。」

「楽しく生きていくだけなら、そのままのスタンスで何も問題ないんじゃないの?」

「…………私が楽しく生きているだなんて、いつ言いました?」

「え!? ファナってば、腹の底には、とんでもない不満を抱えてたりしたの?」

「いえ、ないです。」

「ズコーッ!」


「じゃあいいじゃない!アンタはそのままのぺースで過ごしていきなさいよ!」

「ペース遅くありません?」

「わかんないっては!アンタ、話はややめんどくさいし、知識もあんまないかもだけど!

フツーに話せるもん!」

「普通に……」

「そーよ! こんな結論、ないのかもしれないけどね!

世間一般のひとたちは、偉そうに説教する賢者よりも――

――普通に話を聞いてくれる、普通の賢者を求めてるのよ!」

「!!」


「だからアンタは案外正解なの!もうこの話はおしまいよー!」

「もう一声、お願いします!あともうーつ閃きましょう!」

「閃きたいのね!?しかたないわねー!」


「主人公、パース!

いつものおねがーい!」



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思い出6 (友情覚醒)



「そうか……そういうことですよね。」

「……何か閃いた?」

「『自分はこれでいいのか?』と不安になり、『これでいいんだ』とある意味開き直る……

その繰り返しが、つまりは生きるということなのかもしれません。

大きな悩みがなかったとしても、人は、小さな迷いと解決を、知らぬうちに積み重ねていくものなんです。」

「……うん、そーなんじゃない?もう気は済んだかしら……?」

「はい、すっきりしました!暖かな光をありがとうございます、主人公さん!」


 「おファーナはーーーん!」

「ムム、この脳天をくすぐる紙一重の声は……!」



「ここにおったんですなー!ファナさん、冒険の旅路へと参りましょうぞー!」

「あら、そんな時間でしたか。」

「時間って?」

「三人で一緒に出掛けようって、約束をしていましたので。」

「三人で……? あとー人は?アタシ……じゃないし…… ?」


「それにしても、ソアラちゃんがおでかけのお誘いに来るだなんて♪

「でへへのへ~♪ あたしも、それなりに成長してるってわけで。」


「ファナさん! カルロっさんが首を長くして待っておりましたぞ!そりゃもうスッポンかってぐらい。」

「誰がスッポンだあ!?貴様は語彙も鍛えてやらねばならんようだなあっ!

「わ、声が大きい人だ。」


「カルロスさん。」

「う、うむ。」

「お待たせしました。私、とりあえず、しばらくはもつくらいなかんじで、小さな解決をしましたので。」

「旅路にご一緒いたします。」

「……おう!」


この旅は! 未熟な勇者、ソアラを心身ともに鍛え上げるとともに!

大魔王的な存在あったらば、ただちに急行してそれを討つ!いつ終わるとない果てしなき旅!

それでも共に歩むというなら、相応の困難が降りかかることを覚悟せよ!

「はい、OKです。」

「……うむ!」


「まーそーオーゲサに考えずとも、悪者がいたらばあたしがぶった斬りますんで、ご心配なさらずに。

「言いおったな!?貴様などに斬れる魔物など、ほとんど量産型だ! 図に乗るな!

「量産型といえど、誰かが倒さねばならぬ敵。ならば、倒すことには意味がある、人のためになっとるということ!

「減らず口を! よかろう!ならば雑魚を倒した分だけ、ランニングの周回数を水増ししてやるっ!

「ナッハッハッハー♪ 軽い軽い!千周が一万周でも、あたしゃへこたれませんぞえ一!

「ほう! その言葉、忘れるなよっ!」


「お食事やその他、細々したところを引き受けますね。」

「ありがたいっす!ほじゃ出発じゃー!」

「ええい馬鹿者!貴様は多少、落ち着きも学べっ!」



「……みなさん、お騒がせしました。私も一緒に、行ってきますね。」

「はい、いってらっしゃい♪」

「……アタシたち、あんまり力になれなかったみたいねえ。」

「いいえ、そんなことはありません。」

「でも、自分で悩みも解決してさ。」

「それは、この飛行島があって、そこにみなさんがいたからこそですよ。


ええ。これからも、ここには多くの方が訪れるでしょう。

その中には、小さな安らぎを求める人も、きっといると思います。

そんな人が来たときは……私にしてくれたように、さりげなく話しかけて……

ゆるやかに、少しずつ、前向きにしてあげられるといいんだと思いますよ。

この飛行島がいつまでも、そういう場所であり続けるように、祈っていますね。

――それでは。」



「な~んだ、ちゃんと成長したみたいじゃない。

いっぱしの賢者みたいなこと言っちゃってさ♪」

(いっぱしの賢者って、ああいうこと言うのかな……?)




聞き上手の賢者

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相関図


ソアラ
オスクロル・ラス・カサス
ファナ・ステージア
ひょんなことから賢者となった女性。知識も智恵も、そこまでではない自覚がある。
カルロス

その他



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