Gamerch
白黒wiki

セドリック・ブラン

最終更新日時 :
1人が閲覧中
最終更新者:にゃん
セドリック・ブラン CV:江越彬紀
2017/00/00

白銀の鎧をまとう騎士セドリックは、砦の前に立ち、敵軍を見すえていた。

百を超える数の異形の軍勢が、禍々しい怒号と共に進軍してきている。


彼らはこの世界の存在ではない。異界と異界をつなぐ『歪み』から現れた魔物だ。

そして、この世界の存在でないのは――セドリックも同様だった。


「……彼岸を超えて来たれ、忠烈の騎士たちよ!」


叫ぶセドリック――すると彼の周囲に『歪み』が生じ、そこから次々と何かが現れた。

剣だ。

白銀のきらめきを宿す剣たちが、セドリックを守るように出現したのだ。


それは、彼の部下たちの剣だった。


ある異界において、セドリック率いる虹鏡騎士団は、国と民を守るため『盃み』から現れる魔物の群れと熾烈な死闘を演じ――やがて『歪み』に呑みこまれた。

そして、異界と異界の狭間に落ちてなお、魔物たちと延々と戦い続けた……


すべての仲間が息絶えた後、セドリックは、異界の狭間を渡り歩く力を待った女性に助けられ、この世界――クエス=アリアスに降り立った。

そして、2つの事実を知った。

彼女の力を以ってしても、セドリックを元の世界に戻せないこと。

この世界は特に『歪み』が生じやすく、あの魔物たちがたびたび現れること……


それを聞いて、セドリックは『歪み』の魔物と戦うことを望んだ。

『盃み』を監視する役目を負う女性への恩返しでもあり、騎士として抱いた守護の誓いに殉ずるためでもあった。


そして今――彼は、『歪み』の魔物と戦う『境界騎士団』の団長務めている。


敵が来る。セドリックは泰然として、周囲を舞う剣の一振りをつかみ取る。

異界の狭間で散っていった、勇敢なる虹鏡騎士団の騎士たち――死してなお狭間を漂う彼らの遺志は、セドリックの呼び声に応え、剣となって現れるのだ。

騎士として――民を脅かすものと戦うために。


「秘宝剣・彼岸虹鏡……その凄烈の切れ味をお見せしよう!」



TOP↑

コメント (セドリック・ブラン)
  • 総コメント数0
新着スレッド(白黒wiki)
注目記事
ページトップへ