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エレノア・思い出

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エレノア CV:石見舞菜香
終焉の未来からやってきたもう一人の光の王。
世界を救うために戦う。
2018/07/14


WORLD END ~運命の光~

ワールドエンド ~運命の光~

飛行島の思い出 
友情覚醒画像その他相関図


※※※

このお話は、イベントストーリー
『WORLD END』の
後日談となっております

※※※





思い出1



ロイド・イングラムと魔幻獣をめぐる戦いが終わり、しばらくしたある日――

少女は、飛行島に降り立った。


ここが、アイリス様の故郷……

あの方が愛した、本当の飛行島……


エレノア。

よく来てくれたわね。待っていたわ。

……アイリス様。それに、みなさん。

動いてる飛行島はどう? なかなか迫力かあるでしょ。

はい。こんなに大きなものが空を飛ぶなんて。

アイリス様からお話は聞いていましたが、実際に目の当たりにすると圧倒されますね。

いま言ったアイリス様っていうのは、アンタがいた未来の世界のアイリスよね?

ウ~ム、ややこしいわ……


 エレノア。……ありがとう。

え……

 今も自分が生きているのは、君のおかげだ。

…………

主人公を……みんなを救ってくれて、ありがとう。

私は……何も救ってなどいません。

救ったのは、あなたと、未来のアイリス様です。

…………

お礼をいわなくちゃいけないのは、私の方なんです。

エレノア……


前から思ってたけど……似てるわね。

えっ?

私とあなた。

そ、そうでしょうか……

……まずは、ゆっくり休んで。

あなたの戦いは、もう終わったのよ。

……はい。ありがとう、ございます。


じゃ、まずはキャトラセラピーね!

キャトラセラピー?

ほら、無心でナデナデするのよ! 特別に、にくきゅうもさわっていいわ!

……ああ、もふもふですね! 肉球もやわらかくて……ぷにぷにが、止まりません!

いやされるでしょ~ン♪

はい、とっても!




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思い出2



日の出とともに、エレノアは目を覚ます。

身支度を整え、他の者を起こさぬようにそっと部屋を出て、散歩に向かう。


「…………」


晴れ渡った青空を眺めながら、エレノアは物思いにふける。

戦いが終わり、平和が訪れても、エレノアの心は晴れない。

気がつけばいつも、一人の女性のことを考えている――



「おはよう、エレノア。」


「アイリス様。」

「今日も早起きね。」

「早く寝て、早く起きる。もうずっと、習慣になってて。」

「健康的でいいと思うわ。」

「……この世界は本当に綺麗ですね。空も、海も、大地も、すべて。」

「……ずっと、悩んでいるわね?」

「どうして、そう思うのですか?」

「目を見ればわかるわ。」

「未来のアイリス様にも、同じことを言われた覚えがあります。」

「よかったら、その悩み、聞かせてくれない?」

「……わからないんです。」

「わからない?」

「この世界で、これから私が、何をすべきなのか。

飛行島に来てから、ずっと考えているんです。でも、何も思い浮かばなくて。

そして気がつくと、心が違くに行ってしまう。」

「……もとの世界に、帰りたいの?」

「あの方を一人にはしておけませんから……」

「…………

ねえ、エレノア。今日、これから時間ある?」

「……? ありますけど……」

「山菜、採りにいかない?」




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思い出3



あっ! 見て、エレノア。

これは……ゼンマイですね。

あっちにはコゴミもあるわ!

主人公もタラノメを見つけたって。

アタシはフキノトウを見つけたわよ!

ふふっ♪ この山は当たりね♪

みなさん、よく見つけますね……達人の域じゃないですか。

アイリスにはかなわないけどね~。

芽はいくつか残しておきましょう。そうすれば、いつかまた採れるから。

あ……


「エレノア、全部採ってはダメ。新芽や小さいものは残していくの。」

「はい! と言っても……みんな小さいと言いますか……」

「……それでも、可能性はあるから。」


どうしたの?

……未来のアイリス様も、似たようなことをいっていました。

そう……

<アイリスは、手際よく山菜を採っていく。

慣れた手つきにも、生命への慈しみが満ちている事を、エレノアは感じ取った。>

日陰で育つ山菜もあるって、知ってる?

え……?

山菜だけじゃない。暗いところでしか育たない作物って、結構あるのよ。

それは……知らなかったです。

生き物だって、そう。暗闇が大好きな動物もいれば、日の光がないと弱ってしまう動物もいる。

日が差せば影ができるように――光と闇は、表裏一体なのよ。

…………

どっちが欠けても、ダメ。両方が存在していなければ、いのちは、芽吹いていかないの。

……なのに――

<言葉は、そこで途切れる。

その先を、アイリスは言おうとしなかった。>


これだけあれば、お腹いっぱい食べられるわね。

<気がつけば、カゴは山菜で一杯になっている。>

いのちの恵みよ、エレノア。光と闇からの贈り物。昔も今も変わらないわ。

そして、未来もきっと。

…………

(……アイリス様。やはり、あなたはまだ――)


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思い出4




<採ってきた山菜が、その日の夕飯となった。>

あとは塩とこしょうで、味をととのえましょう。エレノア、お願いしていい?

はい。……こんなものでしょうか。

主人公、味見してみて。

<――おいしい!>

うん、これで完成ね!

おいしそうな山菜鍋ね!

キャトラちゃん用のは、こっちですよ。

ありがと、エレノア♪

じゃあ、いただきましょうか♪


いっただっきまーす♪

いただきます。

はあ……やっぱり、アイリスのつくる山菜鋼は絶品ね~。

どう? エレノア。

ええ……おいしいです。山菜自体も美味しいですが……

鶏肉と山菜って、やっぱり合いますね。

何杯でもいけちゃうでしょ? ……あ、主人公、さっそくおかわりね?

アタシもアタシもー!

…………


<本当に――心の底から、美味しいと思った。>

(……なのに――

なのにどうして、こんなに――)


<ひとくち噛みしめるたび、エレノアの脳裏に、彼女と過ごした時間がよみがえっていく。

痩せ細った山菜がわずかばかり入った、粗末なスープ。

しかし、彼女にとっては、何よりのご馳走だった。

それだけで、しあわせになれた。スープだけがそうさせるのではなかった。

敬愛する人が、その時だけは、ほっとしたような表情を浮かべて――>


……うぅ……

エ、エレノア……?

どーしたの!? もしかして、すごい苦いのあった?

ち、違うんです。……あ、あの、あまりにも美味しくて、それがうれしくて……

あら、そうだったのね。

すみません、ご心配おかけして。あ、私もおかわり、いいですか?

……ええ。

今度、グラハムさんにも作ってあげようかな?

絶対よろこぶと思うわよ!

ですよね!

…………


 …………

 ……


さようなら。お元気で。



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思い出5



目が覚めたその時から――予感はあった。

アイリスは、エレノアの部屋をノックする。

……しかし、返事はない。


……やっぱり。


<机の上には、書き置きがあった。>


『未来へ戻る方法を探しに行きます。今まで、ありがとうございました』


……なんで、アタシたちに何も言わないで!

…………


 …………

 ……


ご迷惑をおかけしてしまって、すみません。……グラハムさん。

あなたに迷惑をかけられるのが、老いぼれの唯一の喜びです。

……もとの世界へ戻る方法、でしたな。

はい。

難儀なものをお探しになられる。一筋縄では行きませんぞ。

厳しいことを言うようですが……もし戻れたとしても、光の王のことは、どうにもならないかもしれません。

……光の王が消えれば、王に対する記憶も全て消えるはずなんです。

なのに、私はまだ、あの方を覚えている。きっと、まだ……

荒廃した大地に、アイリス様は、いまもひとりぼっちで……!

…………

……長い旅になるかもしれません。

ワシの心は、マルグリット様との約束を果たした時から、すでに決まっております。

あなたが行くというのならば、最後までつきあいましょう。

ありがとうございます。グラハムさん。

しかしできるならば、このジジイの天命が尽きる前に、何とかしたいものですな。

グラハムさんは、まだまだ長生きしますよ。私が保証します。

エレノア殿のお墨つきとはありがたい。


では……行きましょうか。

……彼らは、良いのですか?

…………

ずっと一緒だったのでしょう?

……ええ。

気持ちのいい若者たちです。彼らならきっと、何も言わず手を貸してくれるでしょう。

……たからこそです。ともに過ごして、わかりました。

一緒にいても、みなさんには心配をかけるだけだと。それに私は耐えられない。

想うがゆえ――ですか。

彼らを巻き込むわけにはいかないんです……


<しかし、どういうわけか、その言葉とは裏腹に――

主人公たちの顔が、エレノアの頭に焼きついて離れない。>


だからもう、一緒にはいられないって……

!!

この……光は……



お願い……! 応えて、エレノア……!


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思い出6 (友情覚醒)



 光の中に――

 鮮やかな風景が広がっていく。


「これは……この世界は……!

アイリス様――!」


 声は、草に、木に、花に――

 すべてのいのちに、溶ける。


「そこに、いるのですね!」


 すべての光に、溶ける。


「あなたは……あなたは!

あふれるいのちの、すべてとなって――!」


 涙が止まらなかった。

 凍っていた心が、溶けていくようだった。

 嗚咽をこらえながら、エレノアは力の限り、叫ぶ。


「私……会いに行きます。いつか、必ず……!

だから……待っていてください! アイリス様――!」


 風が、頬をなでた。



 …………

 ……



あ……いたわ! おーい!

む……? お前たち、どうしてここに?

主人公のルーンの光に、エレノアが応えてくれたんです。

先ほどのまばゆい光か。……何とも、不思高な力よ。


エレノア……

……アイリス様。

あなたは、本当に私に似てる。――かつての、私に。

…………

黙って行ってしまうなんて、寂しいじゃない。

……ごめんなさい。

もしあなたが、本当に私たちを必要としないなら、それでも構わないわ。

けれど、飛行島を去ったあとで、ほんの少しでも、私たちを思い出してくれていたなら――

私たちは、いくらあなたがイヤだと言っても、あなたを助ける。

その代わり、アタシたちが困ったら――

自分たちを、助けてほしい。

それが……友というものでしょう?

……はい。

エレノア殿。あなたはやはり、良き友を得ましたな。

この縁は、命がけで大切にしなければならんものですぞ。

はい……!


主人公さんの光の中に……私は、確かに見ました。

アイリス様と、あの方が救った世界を。

アンタがいた、未来の世界……よね。

とても綺麗な世界でした。そこには、いのちが満ちていた。

そして、あの方は決して、ひとりじゃなかった……

……そう。

今でも、もとの世界へ戻りたいって、思ってる?

もともと、私はこの世界の住人じゃありませんしね。

もー、またそんな風に……

ふふ、ごめんなさい。でも、それは本当のことだから。

それに、私はあのまばゆい世界を、実際にこの目で見てみたいんです。

時間はかかるかもしれない。でも、それか私の使命なんだって、今ではちゃんと思えます。

『ちゃんと』――ね。

もう、大丈夫そうね。


……みなさん。改めて、お願いします。

もとの世界へ戻るために、私を助けてくれませんか?

もちろんよ!

ありがとうございます!

一緒に頑張りましょう、エレノア。

はい! これからも、よろしくお願いします。

……アイリス、さん。






覚醒絵・覚醒画像


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その他


思い出なし



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画像説明
エレノア
終焉の未来からやってきたもう一人の光の王。
世界を救うために戦う。
エレノア(王冠)
破滅の運命を覆した元・光の王。
心のわだかまりが晴れ、新たな一歩を踏み出す。



~ 白猫プロジェクト ~
登場人物画像ストーリーテニスの話

~ 黒猫のウィズ ~
登場人物イラストストーリー

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