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【アナデン】メイ Story

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女でも鍛冶屋だよ!

鍛冶屋の娘メイは若いが武具作りの達人! そんなメイのもとに鎧作成の依頼が舞い込んできたらしい……




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「うひゃ~やっぱ王都の活気はいつ来てもすごいねーっ!」

「お、おい少し落ち着けよ。田舎者みたいで恥ずかしいだろ……。」

「えー? でもでもお祭りみたいで楽しいじゃん。

なんかわくわくしてこない? ねえ色々見て回ろうよ!」


「きゃ!?」

「っとと! ごめんね? 大丈夫だった?」

「は、はい。これでも鍛えているので。

ってあれ……? もしかしてバルオキーのメイさんですか?」

「ヘ? たしかにアタシはメイだけど……。」

「あれ? メイの知り合いか?」

「いや、ええと……ごめんどっかで会った?」

「会うのは初めてですね。でもユニガンにもあなたの噂は届いてるんですよ。

バルオキーには腕のいい女の子の鍛冶屋さんがいるって。」

「ええっ!? そんな噂になってるなんて恥ずかしいなあ……」

「しかも可愛くてスタイルもいいから男の人にモテモテだとか!」

「しかもすっごい尾ひれがついてる!?」

「ヘーそんな噂があるのか。よかったじゃないか。」

「アルドもなに冷静にうなずいてんの!」

「噂以上に可愛らしくて驚きました。きっと鍛冶の方も噂以上の腕前なんでしょうね。」

「い、いやあそれほどでも……。」

「あの! ここで会ったのもなにかの縁です。私に鎧を作ってくれませんか?」

「えっ、待って! そんな急に言われても……。」

「私、これでも剣士でして……。警備隊に所属してるんです。」

「そ、そうなんですか。お仕事大変ですね……。」

「今日は鎧を新調に来たんですがピンとくるのがなくて……。

でもメイさんならきっと私にピッタリの鎧を作れると思うんです!

いえメイさんじゃないとダメなんです!

だって……ごにょごにょ。」

「……えっ……あ……そ、そういうこと……?

でもなあアタシも作ったことないし……。」

「お願いできないでしょうか。」

「いや……その……。

わ、わかったよ! やるだけやってみる。だからそんな顔しないでってば。」

「本当ですか!? ありがとうございます!」

「じゃあええと……アルドここで待ってて。」

「え? どこいくんだ? オレも行っちゃダメなのか?」

「いいいから!」

「それではお願いします。」


 ***


「ふたりでなにしてたんだ?」

「サイズを……じゃ、じゃなくてっ細かいことはいいでしょ!

とにかくまずは鎧の材料を集めないとね。

使うなら月影の森の鉱石かな。取りに行くの手伝って?」

「ああ、わかったけど……なんだったんだ?」


 ***



「魔獣!? なんでこんなところに……?」


「くくくっ鉱石がなければ人間どもは武具を作れん。

お前達! 根こそぎ鉱石を持って行け!!」


「あいつら……!


「待ちなよっ!! そんなバカなことさっさとやめなよ!」

「ん? なんだお前は。」

「誰だっていいでしょ! とにかくあんたら待ちなよ!

鉱石ってのは武具だけじゃない。鍋や包丁にだって使うんだ。

みんなの生活に必要な大切なものなんだよ!」

「人間たちが武器を作れなくなればあとは知ったことではないな。」

「素材に罪は無いってのに……。わかった……その根性アタシが叩き直してやるからっ!」


 ***


「ヘヘヘっ、おとといきやがれっ!」

「なんかすごい気迫だったな。怒りがこもっているというか……。」

「アタシの邪魔したんだからとーぜんのむくいってやつね。

さっ、鉱石も取れたしすっごい鎧を作っちゃうからね!

って……そ、そっか……今から作るんだよね……うう……。」

「うん? なんで急にもじもじしてるんだよ。」

「な、なんでもないってばっ! とにかく早く作らないと!

バルオキーに……アタシのうちにいこう!」


 ***


「じゃあアルドちょっと作ってくるね!」

「ああ、邪魔しちゃ悪いし外で待ってるよ。」

「う、うん。また後でね!」


「あれ、おやじさん。どうしたんだ?」

「いやあメイに集中したいからって追い出されちまってよ。

アルトはメイと旅してるんだろ? どうだ? 迷惑かけてないか?」

「むしろ助けられてばかりだよ。

すごく元気だし芯が強くてさ。さっきも魔獣を蹴散らしてたんだ。」

「ははは、そいつは頼もしいな。

その分女らしさが足りねえけどな。大ざっぱでいけねえ。ったく誰に似ちまったんだか……。」


「メイもう終わったのか?」

「……おわってない。できなかった。」

「おいおい、鎧なんていつも作ってるだろ?」

「ふ、普通の鎧じゃないから……。」

「普通じゃないって? そんな難しいものなのか?」

「そういうことなら俺も手伝ってやるよ。」

「い、いいから……。私、ひとりでやるから!」

「で? どんな鎧なんだ?」

「あーもうっ! いいって言ってるでしょ!

アルド相談したいからヌアル平原まで付き合って。」

「お、俺も行くぞ。」

「と、父さんはいいからっ! こんな恥ずかしいこと父さんに言えるわけないでしょ!」

「……な、なんだってんだよ。まあいいや。アルド後は頼んだぜ。」


 ***


「それで相談したいことって?」

「それは、その……鎧のことだけど……」

「そもそもどんな鎧を頼まれたんだ?」

「じょせ……の……」

「うん? どういう鎧だって? それがわからないとなんにも言えないぞ。」

「じょ、女性用の鎧だよ! 体にぴたっとフィットする感じのっ!」

「ああ……なるほどな。で、それって作るの難しいのか?」

「曲線部分が少し難しいけど……それ以上にオーダーの内容が……。」

「なんかやっかいな内容なのか? 変形するとか。」

「そんなわけないでしょ。

女性の気持ちやスタイルに合わせた……女性らしい鎧……だって。

よりによってこのアタシにだよ? 女性らしい気持ちとかわかんないっていうか……。」

「それなら大丈夫じゃないか? メイは優しくて女の子らしいし。」

「ななななっ、なに言ってんの!? アタシなんて全然女らしくないし!

父さんだってアタシのこと見た目も中身も女っ気がないって言ってるよ!」

「そうか? 見た目も女の子らしいと思うけどな。

うん。こうして見ると子どもの頃よりずっと女の子らしいよ。」

「っっっ!?

ここここ……っっ、このエロアルドーーーーっっ!!!!」

「はぁ!? いきなりどうしたんだよ! なにをいってるんだ!?」

「子どもの頃よりって、ど、どこ見て言ってんのっ!?

胸が大きくなったから女の子らしくなったとでも言いたいわけ!?」

「そ、そんなこと思ってない! 言いがかりだ!」

「でも見てたでしょ。」

「いや、その……見たけど。」

「やっぱり見たんじゃんっ! このエロアルド!

こうなったらアタシのハンマーで叩き直して……っっ!」

「ち、違うっ!! そこだけじゃないから!? 髪とか長くなったなって意昧だよ!」

「はぁ……はぁ……そっか髪ね……。」

「そうだ。ちゃんと女の子らしいから鎧も作れるって!」

「わ、わかった……もう一度考え直してみる。」

「ああ。バルオキーに戻ってもう一度がんばってくれ。応援してる。」


 ***


「じゃあもう一度作ってくる。」


「あいつ片っ端から鎧を試着してたけどなんだったんだ?」

「え、ええと……」


「何も言ってないからな! そ、それより鎧は出来たのか?」

「こんな感じだけど、どうかな?」

「わあ素晴らしいです! 着ける前からぴったりなのがわかります!

模様も可愛いしメイさんに頼んで良かったです!」

「あはは、そう言ってくれると嬉しいよ! ちょっと照れくさいけどね。」

「いえいえ、やっぱりメイさんは女性らしくて……」

「わーーーーっっ!? そういうのいいから!」

「…………?」


「合わなかったら言ってね。そんときは調整するからさ。」

「はい本当にかわいい鎧ありがとうございました!」



「すごくよろこんでたな。よかったなメイ。」

「まぁね。いい経験になったよ。」

「なんだよ俺だけ仲間はずれか? 寂しいねえぐすん……。」

「ちょ、ちょっとアルドの前で恥ずかしいことしないでよこのバカおやじ!」

「はぁ!? お前が隠し事するからだろうが。

まだまだひよっこのクセして父親に隠し事とはふてぇ野郎だ!」

「はぁっっ!?ひよっこ? アタシにさんざん仕事を手伝わせてるくせに!

ふんだ。アルドいこ! いっぱい修行していつかぎゃふんと言わせてやるから!」

「やれやれ相変わらずだな……。」



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