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【アナデン】オトハ Story

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東方の小さな神社の娘。その神社では古い猫神を奉っており自分がその猫神の生まれ変わりだと思い込んでいる。猫神の威光をしらしめるためこの大陸にやってきたが成果はイマイチな様子。ワガママですぐ調子に乗ってしまうが人助けには積極的。


???????


「この猫神オトハに任せておれ! たるんだ者どもを導いてやろう!

「オトハがみなぎってるなあ。

「うむ! 武の精神はよい。人の道の真髄が詰まっておる!

「頼もしいお嬢さんじゃな。鍛錬を任せるにふさわしい。

「それもいいが人材は足りとるか? アルドという逸材も抜けたしの。

「あはは……照れるな。オレが逸材かはともかく補充はした方がいいか。

「ならば勧誘じゃ! 妾の慧眼でビシッと有望株を見つけるぞ!

「ヘぇ武術家の勘ってやつ?

「それもある! が! 妾ってば全知全能の猫神様じゃからな~!

「そ、そうかすごいな……。た、頼りにして……いいんだな?

「ニャーッハッハ! 存分に頼るがよい! 信心深い者は救われるのじゃ!

じじ殿よ、報酬のマタタビ酒をたっぷり用意しておくがよいぞ!

「神様にしちゃずいぶん厚かましいなあ……。

「大目に見よ! 唯我独尊も神様の特権じゃてな!


 ***


「……むっ! お主! お主じゃ! お主に決めたぞ!

「えっ!? 一体なんです!?

「神のお告げじゃ! 追加人員はお主に決定!

「な、何の話ですか……!?

「わからんやっちゃの! この村の警備隊へのすかうとじゃ!

「おいオトハ……。適当に声かけてるだろ?

「だってもう探すのに飽きての……。じゃのうて! えーっとアレじゃ! この者には才能を感じるの!

「……へぇ。どんな?

「なんかこービビッ!! あっ強い! ……てなるんじゃよ。


「……だそうだけどどう? あんた村の警備隊に興味は?

「警備隊ですか……。仕事があるのはありかたいか。

「というかあんた村では初めて見る顔だな?

「今度ここに引っ越してくるんです。ちょうど仕事を探していました。

「さすが妾! ぴったりの人材じゃ! さっそく修行じゃぞ!

月影の森が手頃な修行場かの。先に行って待っておるぞ!


 ***


「ほうほうちょうど良いところに魔物がおるではないか。

まずは妾たちが手本を示そう! まあ華麗すぎて参考にならんかもの! ニャッハッハ!

「……戦闘前にこういう風に調子に乗るのはやめとけよ。

「なるほど参考になります。

「ちゃちゃうぞ!? 決して敵を侮っているわけじゃにゃいぞ!?

自信と油断の違いについて説いてやろうと思ってじゃな……!

「ほら来るぞ! 集中しろオトハ!

「ふにーっ! 最後まで聞いてほしいのじゃーっ!


 ***


「それ見たことか! まったくもって余裕じゃ!

「へぇいい動きですね。まるで無駄がない……。

「そうじゃろ! もっと褒めるがよいぞ! 武を極めしこの猫神オトハを!

「ああ、しなやかできれいな動きだな。

「武を極めるは人を極めると同じ。心身共に洗練されていくのじゃよ。

「おお……オトハがまともなことを言っている気がする……。

「それにほら! 猫の道はもう極まっとるし次は人の道もな!

人猫両道極めた神とかめっちゃかっこええじゃろ!?

「う~ん……それ言わなければな……。

「うにゃ!? そうなのか!? ぐぬぬ~……。

「はは、いじけるなって。それより鍛錬の続きは?

「こんなザコ相手じゃ鍛錬にならぬよ。もっと奥で腕試しじゃ!


 ***


「ほほーぅ……あやつなどちょうどよいのではないか?

「そうか? 厳しめだと思うけど……。

「ふむあれ……ですか。いいでしょう倒してきます。

「えっ、おい!?


「す、すごい! 一撃だ!

「をををっ、妾すごくない!? マジもんの逸材じゃったよ!?

「……わかってたんじやないの?

「あっ……えーっと……も、もちろん想定の範囲内じゃぞ?


「ふぅ終わりま……。

「おっ、おい、オトハ? 何やってるんだ危ないだろ!?

「……ハッ!? なんじゃ!? 体が勝手に反応を……!

「おいおい……まさか酔ってるのか?いきなり刀を抜くなんて……。

「ちち、違わい! えーと……そう! この者の隠れた力に気づいてな!?

その力を発揮させてやろうと! 次は妾と手合わせじゃよって……。

「な~んか言い訳くさいなぁ~。

「そんなことにゃいし!! ほれお主も真の力を見せるのじゃ!


「……クククッ。ハーッハッハ!

まさか見破られているとはな。そうさ! これが俺の本当の力だ!」


「…………。

「ふっ。ビビッて声も……。

「えっ!? お主魔獣じゃったの!?

「えっ!? 気づいてなかったのか!?

「えっ、あっ、わかってたよ? うん。本当。

「オトハ! 素が出てる!

「ぐっ……! 俺としたことが……! 知られたからには八つ裂きだ!

「自分からバラしておいてなんなんじゃお主は!

いいじゃろう見せてやるぞ! 猫神オトハの真骨頂を!


 ***


「まさか魔獣が化けてるなんてな……。

「う、うむ! 忍び込んだ魔獣を誘い出し退治する作戦……我ながら見事じゃ!

「ふーん…………。

「ななななんじゃいその目は! 最初からそのつもりじゃったし!

ほれさっさと帰ってじじ殿に報告しようではないか!


 ***


「なんと……ますますこの村の警備力が心配じやの。

「それなら猫神オトハを村の守り神として奉るがよい!

「それは置いといてどうにかした方がいいのは事実だな。

「うにゅう~っ!!! マジメに聞かぬかぁ~っ!!

「敵の正体も見抜けない神を奉る村にしてたまるか!

「ギリギリ見抜いとったし! 勝手に体動いとったしー!!


「しかしアルドよ。やはりお前の力が必要不可欠かもしれんな……。

「……旅が終わるまで戻れないよ。けど絶対に帰ってくるさ。

それまでは王都に救援要請を出しておこうか。

「ふむ……それが最善かの。お前は旅を全うするのだぞ。

「アルドよ旅の安全を妾に祈るがよい! 妾の加護でばっちり無病息災じゃ!

「じゃあ猫神様今すぐオレの目的が解決しますようにっと。

「いいっ今すぐか難しいなー……。マタタビ酒とかあればやる気も出るかもしれんのー……。

「酒か。あるにはあるが……マタタビ酒はないぞ。

「えーっ! 嫌じゃ嫌じゃ! 妾はマタタビ酒しか飲まないんじゃ!

「威厳のない神様もいたもんだ……。



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