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【白猫】オーバードライブ紅蓮3 Story1

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開催期間:2018/09/28 16:00 ~ 10/31 15:59



目次


Story1 職務質問

Story2 血だまり

Story3

Story4

Story5



登場人物




story1 職務質問



花客の島ヴィスタ。

商社の島カンパ二アの近くにある観光産業で栄えた島――

花の咲くシーズンになると疲れたビジネスマンたちが羽を伸ばしにやってくることでも有名だ。


(すごい人だな……観光シーズンに来ちゃったのが失敗だったかも……

旅行雑誌によると……七つの花畑があって、すべてのシーズンで見どころがある……

今のシーズンは島の名称の由来にもなったヴィエスタって花が咲く時期なのか……

本当に栄えてる島なんだな。<自動車>も見かけるし……)

「そこの君、ちょっといい?」

「え? な、なんですか?」

「なんでそんなに慌ててるの? ちょっとカバンのなか見せてもらっていい?」

「え? は、はい……」

「カメラ? 観光で来たの?」

「いえ、その……し、仕事です。なにかあったんですか?」

「ちょっと事件があってね。こんなことしたくないんだけど……」

「事件?」

「通り魔事件だよ。夜の外出は危険だから控えてね。それと、ヴィエスタの花畑は立ち入り禁止だから。」

「え!? そうなんですか!?」

「山道でも被害が出ていてね。今は無理だよ。」


(はあ……やっぱり僕ってついてないな。

よく考えれば、どうして僕だけ職務質問されたんだろう? 冴えない奴のオーラとか出てるのかな? 出てるんだろうな……

いや、ここは前向きに考えよう。冴えない奴じゃなくて事件を起こしそうなあやしい奴って思われただけだ。それなら、ほんの少しだけマシじゃないか?

危険な雰囲気の男はモテるって聞くし、そう考えれば、僕も成長したってことになる……わけないよな)


「あ、一応、この書類にサインもらえる?」

「あ、はい……」

「……ご協力、ありがとうございます。」

「あ、その……この住所、知りませんか?」

「……ベルナルド先生の家ですか?」

「えっと、その、インタビューをすることになってまして……僕、バリュータイムズの記者なんです。」

「すぐ近くですよ。私も近場に用事があるので、案内します。」

「あ、ありがとうございます!」


 …………

 ……


(最初は高圧的な人だったけど、あの警官の人、いい人だったな。

……あれ? いないのかな? 訪問する日時は伝えてるはずなのに……

カギが開いてる?)


「すみませーん……ベルナルドさーん?」

(なんだ、あの赤いの……血?)


「ベルナルドさん!」



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story2 血だまり



「だ、大丈夫ですか!?」

(脈が……ない? し、死んでる……?)

「動くな!

あやしいと思ってたが、貴様が通り魔か!?」

「ち、違います! 僕じゃない! 僕が来た時には!!

 ――バンッ!!

え……?」

「動くなと言っただろ!」

(胸が燃えるように熱い……

苦し……僕……死ぬの……?

――

嫌だ……

リネ……ア!)


「……なんだ!?」

『ジャアアアアアアアア!』

「ば、化け物……!?」

『ジャアアアアアアアアアア!』



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story3 凶刃



「あぐっ! げほっ! げほっ! はあ、はあ、はあ……」

(傷は……消えてる……よかった……

また変身してしまった……もう二度とこの力に頼りたくなかったのに……

あいつは、まだ完全に消えたわけじゃない)


<どこからかサイレンの音が聞こえてる。>


(僕が追われてるってこと? 自首して事情を説明すれば……

いや、ダメだ。変身するのを見られた。化け物扱いされるに決まってる)

(なんの音!? 上から!?)


「あ……」

「うわっ!!」


「……無事に着地。あなた誰? 動くマット?」

「ぐぅ……マットじゃないよ。どうして空から降って……」

「逃げて!」

「つっ……! いきなり……!」

「かわされた? おかしいですね。雑魚なら当たるはずなのに……」

「逃げ……て……」

<少女の胸から血が流れていた。>

「黙ってください、キアラ。これ以上、無駄な作業を増やさないでほしい。」

「血……? ナイフ? なんで……」

「見たところ、旅行者……ですか? まあ、雑魚でも数をこなせば時間は平均化できますし。」

(なんなんだよ、これ? どういうことだよ? この人、危ない。殺される。逃げなきゃ……

僕が逃げたら、あの子が殺される……)

「――震えて動けないんですか? ああ、本当に! てめえ、救いようのないグズだな!

僕の時間を無駄にすんじゃねぇぇ!」

――変身!

『ジャアアアアア!』

「あ~あ~……? ヴァリアント化のコード? 花園? 同業者?

それともキアラを助けるつもり? アハハハ! まるでヒーローじゃないですか!

ぶっ殺してやる!!」



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story4 呉越同舟



『ジャアアアア!』

「ハハハハ! クズかと思いましたが!

やっぱクズだ、てめえ!」

『ジャア……』

「はあ……悪者を倒すヒーロー登場かと期待したんですけどね。裏切られた気持ちでいっぱいです。」

「セロ、やめて……」

「キアラ、あなたもですよ? あなたは最後の一人だ。だから期待したんです。」

<セロはピルケースを取り出し。錠剤を口に放り込んだ。>

「あ~……ソレラは~楽しかったんだけどな~?

壊しても壊しても……壊れなくて……そう、ヒーローだったんだ。

でも、ヒーローなんていやしない。ここにも。どこにも。

全員死ね。」

『ジャアアア!』

「ふひっ! 死ねよ、こらぁぁぁ!」

『ジャアアアアアアアア!!』

「!?」

――

(なんだ、今の光線……前はこんなこと……)

 「ぐぅ……」

(よかった、生きてるみたいだ。でも、逃げないと……)


「君、ケガは?」

「……どうして逃げなかったの? 逃げろって言ったのに。」

「え? それは……放っておけなくて……」

「……暇人。」

「どこ行くの!?」

「セロが起きる前に逃げるだけ。一緒にいると、あなたも狙われる。」


(一人にしていいのかな? 危険な奴に追いかけられてるのに。

そもそも僕だって、警察に追われてるし、一緒にいれば、彼女の迷惑に……)


「…………」

「待って!

と、と、途中まで一緒に逃げよう。その、えっと……君のケガが治るまでは……」

「……暇なの?」

「え? 暇じゃないけど……」

<少女はレクトの手をにぎった。>

「逃げなきゃ。」

「う、うん……」


 …………

 ……


「なんだ、この惨状は……」

「放火ですかね? 壁が焦げ……」


「大丈夫か!?」

「失敗したな~……まさか、本当にヒーローがいるなんて……」

「その薬はなんだ?」

「少し話を聞かせてもらえないか?」

「話? 僕の時間を奪うということですか? ああ、それは許せない。

だって、それは緩慢な殺人じゃないか。

赤いヒーローか……あ~……そういうの今さらですよ……

あいつがヒーローなら……みんなみんなぶっ殺さないと……ねえ、そうですよね?

あれ? 死んでる? おかしいなぁ、ヒーローがいるはずなのに助けてもらえなかったんですか?

やっぱりヒーローなんていないんですよ。ねえ、ソレラ……」



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story5 花園の猟犬


(ベルナルドの家に警察? なにか起きたのか?)

lなにがあったんだ!?

「すみません、さがってください。

l貴様がここの責任者か?

「ん? あんた、なに?

lこういうものだ。責任者を出せ。

「デカ島の特別捜査官!? しょ、少々お待ちを!

(身分証の偽造か……)


「私がここの責任者ですが……

lこの家には、こちらが追っている事件の容疑者が住んでるはずだ。名前はベルナルド・デルネーニ。」

「……おそらく被害者です。

l……まさか、死んだのか?

「はい。驚官が偶然、殺害現場に居合わせまして……

l…………

「容疑者は既に特定しています。レクト・ラロ。フリーの記者だそうで、入島管理局の情報によるとスキエンティア出身だそうです。

lレクト・ラロ……

…………

「嘘か本当かわからないのですが、目撃した警官の話によると、赤い怪物に変身したとか……

l……レクト・ラロは、こちらでも追っている危険人物だ。目撃証言は事実だよ。

……おい。

lおそらく奴はベルナルドの持っていた黒い立方体の小物を狙っていたはずだ。

遺留品のなかにないのなら、奪われているに違いない。

「まだ現場検証は途中ですが、特にそういったものは……

lなら、逮捕などと甘い考えは捨てろ。あれは怪物だ。射殺するつもりでやれ。

「しかし……

 「警部!

「なんだ!?

「その、実は……


「……あなたがたの言っていたことは真実かもしれません。

なにがあった?

「赤い怪物が暴れてるという通報がありました。向かった警官が殺されたそうです。

…………

lあれは危険人物だ。被害を増やしたくなければ殺すつもりでやれ。

我々も独自で捜査を進める。なお、これは極秘任務だ。デカ島への確認もやめてほしい。

「わかりました。

l犯人逮捕の栄誉はあなた方に与える。我々は、彼が持っている立方体の小物が必要だ。

協力しあおうじゃないか。

「こちらこそ、よろしくお願いします。


 …………

 ……


「……先ほどの言動、正気とは思えないな。」

「デカ島の刑事のフリをしたことか? それとも、禁忌の情報を漏えいしたことか?」

「両方だ。」

「くだらん。墳末なことだ。どうせ、連中には情報の意味も、騙されたという真実も理解できんだろうさ。」

「…………」

「作戦目標を変更する。レクト・ラロを殺し、奪われたイングニウム・コードを回収しろ。」

「断ると言ったら?」

「……それは、さすがに予想外な反応だ。気でも狂ったか?

……や、違うな。

そうか、リネア・シルヴェストリか? あの小娘とレクト・ラロはまだ接触しているのか……

推測するに、ロアノク島で知り合いにでもなったか……」

「…………」

「それで、先ほどの貴様の問いに関してだが……

セーラ・マーニのことを忘れたか?」

「…………」

「どんなに優秀な猟犬だろうと犬は犬だ。犬らしく主人の命令に従え。

レクト・ラロを殺し、奪われたイングニウム・コードを回収しろ。」

「……了解した。」




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