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【白猫】不具合勇者 序章

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不具合勇者


~不具合だらけのダンジョンに

勇者賢者魔王魔王のパーティーで挑みました。

今後は再発防止に努めます。~

カルロスに召集され、ソアラたちはとあるダンジョンへ。
そこは不具合だらけの無茶苦茶なトコだった――!?
開催期間:2019/01/17

目次


Story1

Story2

Story3





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story1





<魔物の親玉をやっつけた!>


<魔物の親玉をやっつけたむなん!>


<魔ももものをををををををををを!

親玉ままをやっつけけけけけけけけ

んんんんんんんんんんんんー!!>




ソア”ラ

「――これでどないじゃー!?」

魔物の親玉

「わっはっはっはっはし。

よくぞここまでたどりつきなん。

一晩10Gですがお泊りですか?」


オ  スロー

「また復活してきましたよ。」

フ    

「うーん、弱りましたねえ。」

ベズトリもち

(あ、でも発言が崩れてきてますね)


<宝箱を落とした!>


およ?

(お宝です!ソアラよ、例のヤツを!)

「コマンド『とる』」

『ないよ!』


「判定が消失しました!」

(どういうことですか!?)

カカカカカ

「なんなんだこのクソダンジョンは!

どうしろってんだぁああああ!!!」



 ***



「すいませ~ん……?こちらが飛行島だとうかがったのですが……?

そうだけどもムムムっ!なんだかワルモノっぽい見た目ねアンタ!

でも大丈夫よ!アタシたちは、見た目で判断なんかしないのだもの!

ごようはな~に?おなまえは?

「あ、はい、ボクはイーグル。<旅立ちの海>で魔王をしています。

<旅立ちの海>っていうと……

ソアラとかの出身地の海域ね。あのヘンでいう魔王つてのは冒険家ギルドの協力者なのよね。

「ですです。まあボクは、勇者の育成とか、まだやったことないんですが。

ボクの兄貴は、そこそこ名の知れた魔王なんですけどね。

魔王さんって、ご兄弟がいるんですね……

いいじゃないのアイリス。じんるいみな兄弟よ。

(キャトラのうつわ……!)

その弟魔王がどうしたの?

「実は、兄の友達とこちらで待ち合わせを――

kグーちゃん! もう来ていたのか!

「カルロスさん!ごぶさたしてます!

グーちゃんて。

kこいつのあだなだ!俺はコイツの兄貴と同級生だったからなぁ!

同級生て。

k無論比喩だ! ともかく、コイツは俺にとっても弟みたいなものでな!

元気にしていたか?封印されてなかったか?ファッファッファッファ……!

「はい、元気でした。それで、カルロスさん。実はボク、ダンジョンを作ったんです。

kほう!

「自分としてはイイ出来なんだけど……誰かの感想が欲しくって。

ボクあんまり知り合いいないし……カルロスさんにお願いできたらなあって……

kいかんぞぉ!ちゃんと自分の力で人間関係を広げていかんと!

だが、よかろう!貴様の初ダンジョンを、この俺が味わい尽くしてくれる!

あいかわらず声大きいわねアンタ。ダンジョンを作った、って……このひと、工事の業者かなんか?

「あ、違くてですね。ボクは<ツクールーン>でダンジョンをつくりました。

ツクールーン……?

「これを使うことで、初心者でも手軽にダンジョンを作れるんです。

そんな便利なものがあるんだ。……便利なの?

kまあ、あくまで初心者向けのツールだがな。玄人はオリジナルの方法でダンジョンを生成するものだ。

へえ~。

kそのあたりのことは、『ラビリン通信』という雑誌に詳しい。

そんな雑誌が出てるほどの業界なんですね……!

kまあ、購読者の多くは<旅立ちの海>の魔王たちだろうがな。

よし! 早速ゆくぞ!

「あ、ごめんなさい!四人パーティーで来て欲しくって。

なんで?

「じゃないと詰むんだ。

どーゆーこと!?

k条件付きだと!?初心者のクセに、色気を出しおって!

「へへへ……

kしかたあるまい!ならばすぐさま召集だっ!!!


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story2



Oお久しぶりですカルロスさん。ソアラさんが、いつも大変お世話になってます。

kまったく!これほど手のかかる勇者は初めてだぞ!ファッファッファ!

s見解の相違ですなあ。直近ではさほど手を焼かせてないかと思っとりましたが。

b(もっぱら私が面倒見てますよねえ)

Oあ、あなたがベズトリフェニルさんですね。ソアラさんがお世話になってます。

b(この子本当に勇者なんです?まあ、副業の恩寵を与えた私が言うのもナンですが)

O素質は飛び抜けてますんで、あとはそれをどう伸ばすかなのかな、と……

fごめんなさい、遅れました。お弁当持ってきましたよ♪

kう、うむ!ご、ご苦労でありがとうございます!ファ、ファナさん!

fみんなでおでかけ、楽しみですね♪

kそ、そうですね。

sおよよ~?

kなんだその目は!?

sぴゅ~ぴゅ~♪ しんこ~ん♪

kえ、ええい!はやすなっ!

sみこ~ん♪

kああそうだな!貴様はそうだっ!

b(ソアラ、あんまりいじると話が進まない気配を察知しましたよ)

sしゃあないですなあ。ここはベストっさんの顔を立ててうほうほ黙りますかな。

k……ウォッホン!
諸君に集まってもらったのは他でもない!

俺の古いなじみの弟が作ったダンジョンを、一緒に攻略してもらいたい!

Oへえ、ダンジョン攻略ですか……!

k正直、ソアラの育成という目的からは若干外れている!ただのお試し訪問に近い!

だが、今回限りと思ってもらい!協力を頼まれてもらいたい!

O私は構いませんよ。ダンジョンには興味もありますし。

sそういや、デパーチアでダンジョン作ってたのはオスクロルさんでしたな。

O魔王を名乗る以上、ダンジョン作成は必須スキルですからね。

b(金銀財宝はあるでしょうか?)

k無いとは言わせん!

b(微妙に不安が残る返答ですが、まあ、よいでしょう)

f私はもちろんついていきます~。

kみな、感謝する!今回のパーティーは勇者賢者魔王魔王の最強の布陣だ!

いかな高難易度のダンジョンだろうと、おそるるに足りんっ!

b(あれ?四人パーティー?私は?)

kマスコットは含めないと聞いている!

b(マスコットですか。まあいいでしょう。戦闘、疲れますしね。ですが分け前は頂きます。無論ソアラの取り分も)

sほげー。まあどのみち返済しますし構わんですぞ。

kでは、出発だ!

ほいほーい、送ったげるわー♪

fありがとうございます、みなさん。

新婚旅行ね!!

fはぁ。

テンション汲んでよー!

fここは落差かなと思い。

もー!



こうしてソアラたちは、魔王イーグルの作ったダンジョンヘ突入した。

そしてそのまま、何の苦労もメリハリもなく、最深部へと到着した。


k……おいおい……!おいおいおいおいおい!

なんだこのクソイージーなダンジョンは!?初めて作ったにしても、限度ってもんがあんだろ!

fまあまあカルロスさん、制覇してみるまで。ダンジョンの真価はわかりませんよ?

何か出てきました!


「――わははは。わっはっはっは。よくここまでたどりついたな。

幸運にも、ここまで来れたのは、おそらく、たまたまだ。ぐうぜん、運が良かっただけだ。ラッキーだったな。わははは。」


kンだその台本はァ!?言語感覚を母胎に置き忘れてきたのかぁ!?

Oまあまあ、最後まで。

「幸運な貴様たちでも、わが輩を倒すことなど絶対に不可能なのだ。

ワガハイのバリアを破れるのは、ゆいいつ、この洞窟に隠されし秘宝<やわらかい玉>のみ。

sそんなん持ってまへんがな。

fご親切に、教えてくれるんですね。

「<やわらかい玉>なくば、我は決して倒せぬ!逃げ惑えむしけら!

kオラァアアアア!そのクソ台詞をいますぐやめろォオオオ!

Oストップ!倒せないって言ってますよ!?おそらくこれは負けイベです!

k初心者の分際で生意気言うなァア!ソアラァ! やってしまえ!

sお? ええんすな?

b(バリア言うてますケド)

sゴリ押しじゃー!

うっほうほー!!!




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story3





<魔物の親玉をやっつけた!>


sキーアイテムなんぞいらんのじゃ一!

kうむっ! よくやった!チョイ丸をくれてやるっ!

sチョイ丸ちょと嬉ピー。

O……あ~……

fどうしました?一筋の汗が頬を伝っていますけど?

Oえ?ああ、その……

……嫌な予感が……

f嫌な予感……?

b(あれ……?お宝は……?

いまの、ボスですよね?どうしてお宝を落とさないんですか???)

k…………

あっ。

sベズトっさん。お宝ならありますよ。

b(どこに?)

sあたしたちの……心にっす!

b(キーッ!!!

私が欲しいのはゼニカネなんです!達成感なんて何の価値もありませんよ!

無駄足でしたっ!魔王カルロス!この代償は高いですからね!

こんなダンジョンさっさと出ましょう!)


sベズトっさんおかんむりの巻ですなあ。

待ってけれ一!

f…………では、帰りましょうか?

Ok…………



――洞窟入り口――


b(あ一無駄でしたハイ無駄でした!とっととここからおさらばして――

はぶっ!?)

sなにしてんすかベストっさん、はよ外に出てくださいますれ。入り口で立ち止まると、まわりに迷惑ですぞ一?

(……いえ、それがなんが……

……ソアラよ。外に出ようとしてみなさい)

s構いませんぞ。オラー! 帰投じゃー!

ほげー!!!???


fお二人とも、入り口でなにをわちゃわちゃしているんですか?

b(それがおかしいんですよ!)

s外に出られねっす!見えない壁があるみたいっす!

fえー? そんなことって、あります一?

O……あ~……

k……やはりな……

fこの現象、お二人には何か心当たりが?

O……カルロスさん……

k……ああ、間違いない……


 ***


「……うふふふ♪困っちゃうな~♪ボク、才能あるなぁ~♪

最初のボスには、どうやっても勝てないんだもんね~♪

ちょうどいまごろ負けバトルかな?うふふ、驚くぞ~♪」


 ***


k――この現象は――

不具合だ!

不具合とな!?


Oさっきの魔物には、負けるべきだったんだと思います。

sさっきのにっすか!?超弱かったですぞ!

kそうだな、設定ミスとしか言えん!だが!

O負けるべきところで勝ってしまった結果――

俺たちは、正規ルートから外れ!進行不能に陥ってしまったのだ!

sえー!!!倒した場合のルートも、フツー用意しとくんとちゃいますか一!?

Oええ、普通は……ですが、初心者の場合、そこまで気が回らないというのは、ある種宿命のようなものでして……

b(だからって、外に出られなくなるなんて、そんなことあります???)

O<ツクールーン>は、割と強い力を持っていまして……

簡単に言いますと、ダンジョンにいるあいだは基本、作成者のさだめたルールに従わねばならないのです。

ですので、ちゃんとクリアしないと出られないダンジョンだというのなら、そういうものだと割り切るしか……

b(なんなんですかそれ――)

kいやあ、すまんなぁ!あそこでは負けるべきだとうすうすわかってはいたのだが!

ついカチンときてなぁ!ソアラをけしかけてしまったぞ!ファッファッファッファ!

b(笑いごとじゃないでしょうあなたのせいですよ、魔王カルロスー!)

kすまんすまん!何かしらで穴埋めをしよう!

金は無ぇけどなぁ!ファッファッファ!

b(キーッ!)

sしかし、一生ここから出られんのも困りものです。打開策はないんすかな?

Oあるにはあります。

fそれは?

Oいろいろ試してみることです。

fいろいろ試してみる?

Oはい。 <ツクールーン>で生成したダンジョンは、かなりモロイんです。

一度へんなんなっちゃうと、そこからどんどんおかしくなっていくことが往々にしてあるんです。

fと、いうことは…………どういうことです?

sいっそもっと滅茶苦茶にして、不具合の穴をひろげて、そこから脱出するんですな?

Oさすがソアラさん、察しがいいですね。その通りです。

b(あーめんどくさっ!)

s文句言っても始まりませんぞ。やるべきことはわかりました。

いろいろ試して、このダンジョンを崩壊させるんじゃー!



kいやぁ、みんなすまんなぁ!俺の知り合いの弟が!

帰ったら、長文のご意見を投げつけておくからな!

ファーッファッファッァッファッファ!

b(ファファファじゃなーい!)


――そこは世界でも有数の平和な海域、<旅立ちの海>のすぐ隣くらいにある島――

その島にある、雑な作りのダンジョンの中で――

――ソアラたちはハマった!>










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