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【アナデン】ロキド Story

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アナザーエデン・キャラクエスト「ロキド編」


目次


Story1 かぎ爪と小さな花

おそろしい魔獣としてロキドのことを毛嫌いする少女と出会う。

拒絶されながらもロキドは少女の力になろうとするが……。


Story2 いわれなき迫害

どうやらロキドに何かの容疑がかけられているらしい。

城の役人から呼び出されることになりそうだ。


Story3 誇り高き血統

王都ユニガンで魔獣と人間の共存を訴える男がいるらしい。

ロキドはその男に興味を持つが……。










かぎ爪と小さな花



「……ん?」

「どうしたロキド?」

「いや。ここに薬草が生えていた。少し採っておこうと思ってな。」

「へぇよく気がついたな?」

「ああ、匂いでわかった。鼻は良いほうなんだ。

俺はこんななりでケガをしても医者にはかかれない。だから小まめに薬草を集めている。

さて……

む!?しまった……。

どうやら薬草を入れていた袋を落としてしまったようだ。」

「だったら少し戻って探してみるか?この辺で落としたのなら見つかるだろ。」

「いやそんな迷惑をかけるわけには……」


「ねえお兄ちゃん!」


「ん?どうしたんだ?」

「これお兄ちゃんの?向こうでお花を摘んでたら見つけたの。」

 女の子は布製の袋を差し出してきた。

「……袋?えっと……中身は……薬草だな。

これロキドの落し物じゃないか?」

「おお!確かに俺の薬草入れた。

これはお前が見つけてくれたのか。ありが……」

「きゃあっ!ロキド!?」

「ん?この子知り合いか?」

「いや知らない子供だが……。」

「ロキドのなら……拾わなきゃよかった!」

「……おい待て!子供がひとりで出歩くな。魔物に襲われるぞ!」

「ほっといてよ!お花を摘みにいくんだから!」

「花を摘む……?どこまで行くつもりだ?」

「教えないもん!ついてこないでよ!」

「とにかくひとりでは危ない。俺が代わりに花を摘んできてやろう。だからお前は家に帰れ!」

「ふ~んだ!大きなお世話よ化け物!」


「………………。」

「ひどい言われようだな…。

でもあの子ひとりでうろついて本当に大丈夫か?」

「いやさすがに心配だ。それに……薬草入れのこともまだきちんと礼を言えていない。」

「わかった。すぐ追いかけよう!走っていった方角からするとヌアル平原が怪しいな。」



- Quest Accepted -




「あれ?おかしいな。この近くに珍しい花が生えてるって聞いたんだけど………。」

「どうやら無事だったようだ。」

「でもどうする?あの子花を見つけるまで帰りそうもないけど。」

「うむ……花か……。」


(くん……くん……)

「……きゃっ!?なんでついて来てんのよ!」

「そこの岩場からいい香りがする。探してみたらどうだ?」

「なによ!化け物の言うことなんか信じらんないわ!」

「俺はウソなど言わん。」

「………………。

あ……!探してたお花だ!

……なんで教えてくれたの?」

「落とし物を拾ってくれた礼の代わりだ。先ほどは助かった。ありがとう。」

「ほらわかっただろ?ロキドはやさしいんだ。化け物だなんて言うなよ。」

「………………。

だまされてる!

お兄ちゃんロキドにだまされてるの!仲の良いふりしてるだけよ!」

「そんなことないさ。まったく……変なことを言うのはやめろよ。」

 「………………。」

「化け物あっちいけーーっ!」

「ダメだろ!なんでそんなこと言うんだ?ロキドは本当にいいヤツだぞ。」

「だってお母さんが言ってるもん!ロキドは魔獣で化け物だって!

ユニガンの人もみんなロキドのことそう言ってるもん!」

「そうか……わかった。恐い思いをさせてすまなかった。」

「おいロキド!それは違うだろ?いくら子供だからってこんな風に言わせておいちゃ……」

「いや、いいんだアルド。この子の言う通り俺は忌まわしき魔獣の血を引いている化け物だ。

人並みに感謝を伝えるなど分不相応なんだとよくわかっている。この子の反応は普通のことだ。」

「……ロキド……。」

 「………………。」

「ただひとつだけ言うことを聞いてくれないか?ひとりで出歩かず家に帰ってほしい。」

「えーいやよ!このあと月影の森でもっとお花を摘んでこようと思ってたのにー!」

「月影の森はこの辺りよりも危ない。どうしても行くなら俺もついていくぞ。」

「いや!化け物といっしょなんて怖いもん!」

「それなら俺が代わりに花を摘んできて……」

「ロキドみたいな化け物が触った花なんか気持ち悪い!いらない!」

「そうか……俺が花を摘むのはダメか。だがこのまま月影の森に行かせるわけにもいかない。」

「……もういい、わかった!アタシお家に帰る!」


「………………。」

「ずいぶん嫌われちまったな。」

「仕方がない。いつものことだ。」

「でもさロキド。それでもお前心配なんだろ?あの子が無事に帰れるかどうか。」

「……ああ。ユニガンまでつきあってくれるか?」

「もちろん!」



「あははっ、うまくいった!さあ月影の森に行こっと!」





「あぁ……どうしましょう……どうしましょう……!!」

「どうしたんだ?何かあったのか?」

「娘が帰ってこないんです。花を摘みにいくと言ったきり全然帰ってこなくて……。」


「ちょっといいか?」

「きゃあっ!?化け物!」

「落ち着けよ!そんなこと言ってる場合じゃない。あんたの娘を見たかもしれないんだ。」

「ああ。その子はヌアル平原や月影の森に行くと言ってなかったか?」

「えっ?ああ……そう言えば……

でもなんでそんなこと知っているの!?」

「ヌアル平原で会ったのだ。」

「ウソでしょ!?あの子がひとりで!?」

「そのとき月影の森に行くというのを止めて家に帰るように言ったのだが……。」

「そんなの……f言じられない!うちの娘はまだ小さいのに……ヌアル平原まで行けるわけがないわ!

……わかった!

あんたがさらって連れてったのね?

娘を返しなさいよ化け物!」

「ちょっと待てよ!なんでそんなことになるんだ!?」

「あなたは黙ってて!この化け物の味方をする気なの!?

……誰か!兵士を呼んで!うちの娘が化け物……ロキドに……魔獣にさらわれたのよ!」


「いまは何を言ってもムダだろう。それよりもあの子のことが心配だ。」

「そうだな。時間がない。きっとオレたちをやりすごして月影の森に行ったんだろう。」

「おそらくそうだ。月影の森に向かおう!」


「……待ちなさいよこの化け物!!娘を返せ!戻ってきなさい!

ああ……!誰か兵士を呼んで!」





「ずいぶん奥まで進んだけど………まさか月影の森には来なかったのか?」

「……いやたしかに来たはずだ。あの子の匂いがかすかに漂っている。」


(くん……くん……)


「きゃーーーーーーーーーっ!」


「やめろ!」

「魔物め……!我が拳で追い払ってくれよう!」




「こ、怖かった……死んじゃうかと思ったよぉ……。」

「だから言っただろう。この森は特に危ないのだと。」

「う……うん……。」

「まったくおてんばにもほどがあるな。でもまあ無事で良かっ……」


「……化物!娘から離れなさい!

やっぱりあんたがさらったのね!この化け物!!」

「その子から離れろ!」


「………………。」

「おかあさ……ちがっ……」


「娘をどうするつもりだったの!?そんなに息を荒くしてまさか食べる気じゃ……!」

「いいかげんにしろ!ロキドはそんなことしない!

オレたちは魔物からその子を……」

「やめておけアルド。俺をかばうとお前まで立場が悪くなる。」

「そんなことどうでもいい!」

「……ふん!今度は仲間割れ?」

とにかくもう二度とうちの娘に近付かないでちょうだい!ほんと汚らわしい化け物よね!」

「まあ今回は子供も無事だったしこのまま見逃してやろう。次に何かあったらこうはいかんぞ。



「なんだっていうんだ!勝手なことばかり言いやがって!」

「あの子が無事だったのだ。それでいいだろう?

それに……

俺は……嫌われることには慣れている。」

「だけど!オレはロキドが誤解されてるのが……!」

「アルド……誰かが俺のために怒ってくれるなと………初めてのことだ。それだけで俺は嬉しい。」

「ロキド……お前ってヤツは……」

「ただ……あの子は残念だったろう。おそらくまだ花を摘んではいない。あの子から花の匂いがしなかった。

だからこれを渡してやりたい。」


 ロキドは小さな花をアルドに見せた。


「わかった……。

届けに行くぞお前の心を!」





「……どうしたロキド?」

「俺はここで待っている。あの花はお前が渡してきてくれ。」

「なんでだ?あの子に近づくなって母親に言われたからか?」

「それもあるが……あの子は俺のような化け物が触った花などいらないだろう。」

「………………。

……わかった。花は預かるよ。あとはオレにまかせてくれ。」


 ***


「あの花は渡してくれたか?」

「いや受け取ってくれなかった。

ほらロキド。花を返すよ。」

「そうか……お前でもダメだったか。」

「いやオレだからダメだったんだ。」

「…………?」

「言われたんだ。

その花を摘んでくれた本人から渡してほしいってさ。」


「……お花ちょうだい。」


「いいのか?俺が触った花でも。」

「いいの!早くちょうだい!」

「わ、わかった……。」

「ありがとうロキド!

それから……

ごめんなさい!アタシひどいことたくさん言っちゃったから……。」

「どうしたんだ?なんで急に……。」

「アタシわかったから!ロキドって毛むくじゃらで大きくて顔も怖いし声も怖いけど………

でも化物なんかじゃないって!」

「………………。

「アタシを助けてくれたあのときロキドはカッコ良かった!

それに……お花摘んできてくれたよ?こんなに優しい化け物なんていないでしょ!

あと……お母さんもひどいこと言ってたね。それもごめんなさい……。」

「いや気にすることはない。こんな優しい言葉をかけられるとは俺のほうこそ礼を言いたいぐらいだ。」

「えへへそっか……。アタシこの花宝物にするね。友達にも自慢するんだ!

だってロキドが摘んできた花だもん!

じゃあねロキド。バイバイ。また会おうね~!」



「今度は……いっしょに花を摘みにいってやれよ。」

「そうだな。あの子が望むなら……。」





- Quest Complete -







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いわれなき迫害



「……むっ!魔獣!?」

「違う!魔獣じゃない!」

「ならば何者だ?」


「俺はロキド。魔獣と人間のハーフだ。」

「なるほど失礼した。話には間いている……貴殿がロキドか。

実は貴殿に対して召喚状が出ている。ミグランス城に行って警備担当の役人にあってくれ。」

「どういうことだ?なんでロキドが?」

「詳しい用件は私にもわからん。

とにかく城に向かってくれ。」

「わかった。俺のような者を召喚するのなら重要な用件に違いない。すぐに行ってみよう。」



- Quest Accepted -









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誇り高き血統



「うーんどうだかなぁ……。」

「どうしたんだ?」

「……さっき変な男を見たんだよ。

魔獣と人間が共存できる世界を目指そう!……とか訴えてたんだ。」


「魔獣と人間の……共存?」

「へえ……面白いこと言ってるんだな。」

「どこが面白いんだ。そんなことできるはずもない。

魔獣と人間が共に暮らすなど……!

魔獣どもは敵だ!

ひとり残らず滅ぼさねばならない!この俺の拳で!」

「お、落ち着けよロキド……!」


「教えてくれ!その男はどこにいたんだ?」

「な、なんだよ急に…。」

「どこにいたと聞いている!」

「ミ、ミグランス城の城門辺りだよ。

あそこを通る人々に一生懸命話しかけてたな。」

「わかった!城門だな!

すぐに向かおう!アルド。」

「そうだな。少し気になるし行ってみよう。」



- Quest Accepted -











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