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【アナデン】ネロ Story

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アナザーエデン・キャラクエスト「ネロ編」
その王国最強と噂される放浪の格闘家。
ユニガンにある格闘術を伝承する一門の正統後継者だったが、己の技を究めるために出奔した。以後、自由気ままな旅を続けている。飄々として自信の塊のような性格だが、それを裏付ける実力を備えている。美しいものをなにより愛している。


目次


Story1

Story2

Story3





story1



「ラトルか、この町はとても美しい。昔の人間にも美がわかるようだね。

まあ僕の故郷王都ユニガンにはかなわないけど。

「確かにユニガンも美しい町だ。だけどこの時代にもまだまだ美しい町はたくさんあるよ。

「そうだね美しいものがたくさんあるというのはとても素晴らしいことだ。


「あの失礼ですが……あなたたちは戦士ではありませんか?

実は私腕に覚えのある戦士を探しているのですか………

「戦士……まあ戦うのは慣れてるけど。なあネロ?

「お嬢さん。僕は自分のことを最強の拳を持つ男だと自負しているんだ。

腕に覚えがある程度の男を探してるなら他をあたってくれないか。

「す、すみません。

「ネロそんな言い方をしなくても。話だけでも聞いてみよう。

「ふん。まあいいさ。僕はこの時代ではまだ有名じゃないからね。

「ところで強い戦士を探している理由を聞いていいかな?

「じつは私の幼なじみを助けてほしいのです。

「助けるって何かあったのか?

「彼は……とある宝石を取りにヴァシュー山岳に向かったのです。

あの山は魔物がたくさん出る危険な場所。

戦士でもない彼が無事に帰ってこられるとは思えないんです。

「なるほどね。その幼なじみとやらを連れ帰ってくればいいのか。

「はい。彼は今朝早く旅立ちましたから急げば間に合うはずです。だから……お願いします!

「いいだろう。この時代に僕の強さを刻むのも悪くない。僕の拳が伝説となって時を超えて語り継がれるようにね。

「あ、ありがとうございます!

「よし。それじゃあアルド。そのヴァシュー山岳ってところに行こうじゃないか。


 ***


「ヒッ!!だ、誰だぁ!?

「うわっ!おちつけって!オレたちはあんたを助けにきたんだって!

「あ、あなたたちは?

「オレたちはあんたの幼なじみに頼まれてきたんだよ。

「彼女に頼まれた?

「そうだ。あんたがこんな場所に一人で来たのを心配してたんだよ。

まったく……なんでこんな無茶をしたんだ?

「……僕の大事な人がここで採れる宝石を持ってくれば僕と婚約するって……。

「大事な人って……幼なじみの彼女じゃなくて?

「彼女は単なる幼なじみですよ。僕の大事な人はある貴族の娘です。

「ほう貴族の娘ね。君のような男をこんな危険な場所に一人で来させるなんて……遊ばれてるだけじゃないのかい?

「なッ!彼女をバカにするな!僕が宝石を採ってくるぐらいの強さを見せればこんな僕でも婚約すると言ったんだ!

「僕にはその貴族の娘が君をもてあそんでるように思えるけどね。

「な、なんだとッ!

「ふん。僕は君の事情には興味ないよ。さっさとその宝石を手に入れて君をここから連れ出したいだけさ。

さあ宝石がどこにあるかを教えてくれ。

「その宝石はヴァシュー山岳の奥で採れる。ただそこは強力な魔物の巣なんだ。

でも君たちに手伝ってもらわなくて結構!自分の手で成し遂げないと彼女は僕のことを認めてくれないだろうからね!

「あ、ちょっと待って!あんた一人じゃ危ないって!ネロ追いかけるぞ!

「やれやれ。こいつは先が思いやられるな。


 ***


「こっちの方に来たみたいだけど………

「もう魔物にやられたかな。

「縁起でもないこと言うなよ……。


「うわぁーーーー!


「あいつ!やっぱり襲われてる!

「やれやれ。本当に世話の焼ける……。

それじゃあ僕の拳が最強であることをこいつで証明してやるよ。

おい君助けてやるから僕の強さをしっかり見ておくんだぜ。


 ***


「あの……ありがとうございました。助けていただいて………

「礼はいいよ。それよりケガはないか?

「大丈夫です……。でも僕は結局戦うこともできなかった。これじゃあ彼女にあわせる顔がありません。

「だったら君一人で倒したことにすればいいさ。

「えッ!でも……そんな嘘はいけないですよ!

「君、宝石を持って来いって言われたんだろ?この魔物退治はおまけみたいなもんだ。

ちょっと話を盛るぐらいでちょうどいいのさ。

「盛る……そ、そうですよね……。

「何なら僕たちが証人になってもいい。その代わり一つだけ条件があるけど。

「条件?それはなんですか?

「その貴族の娘に宝石を渡すとき僕とアルドを同席させてほしいのさ。

「それは別に構いませんけど。

「それなら話は決まりだ。さあ魔物はいないからさっさと宝石を取ってきなよ。

「は、はいッ!



「なあどうしてあんな条件をつけたんだ?

「いや彼がそこまで想いを寄せる女性に興味があってね。いったいどんな女性か気になるだろう?

「ありました!この宝石さえあれば彼女と婚約できます!

「よかったな。ところでその宝石はどこでその娘に渡すんだい?

「彼女はパルジファル宮殿に滞在しています。

「なるほどね。それじゃあ僕たちもそのご令嬢に拝謁すべく宮殿へと向かおうか。


 ***


「あらあなた何しにいらしたの?

「やったよ僕はやったんだ!君が言っていた宝石を採ってきたんだよ!

「宝石……ああ!本当に採ってきたのね。あきらめると思ってたのに……。

「あきらめるって……そんな!君が宝石を採ってきたら婚約してくれるっていうから……。

「確かにそう言ったけどまさか本当に持ってくるなんて思ってもいなかったの。

「そんな………

「私は王家に連なる貴族の娘よ。あなたみたいな平凡な男と婚約できるわけないじゃない。

ねえそれよりそこにいらっしゃるお方はあなたのお友だちかしら?

なんて素敵なお方。強そうで美しいわ。そうねこういう方なら私にふさわしいかも。

「なっ!?何を言ってるんだ!?

「ねえ?この方を紹介してくださらない?私この方に興味があるのよ。

「僕は君のために……この宝石を!

「おいおいそいつは僕たちが魔物をやっつけたから手に入れられたんだろう?

「お、おい!ネロ!

「あら?そうだったのやっぱりね。

「そんな……それじゃあ話が……。

「君はもうラトルに帰った方がいい。その宝石は君をもっと大事にしてくれる人にでも渡すんだね。

「くっ………

「あーあ退屈だったからあの男で遊んでみようかと思ったけどつまらなかったわね。

それよりあなた。お名前を教えてくださらない?

「なぜ?もう二度と会わないのにどうして教える必要があるんだい?

「えっ?何を言っているの?

「僕はね君みたいな出自を鼻にかける人間が大嫌いなんだ。

特に家柄や階級で人を見下す者はその醜さに虫ずが走るんだよ。

「ななな……なんということを……。

「僕は美を愛でる。だから美しいものそして醜いものにも敏感なんだ。

君の目の奥には心が貧しい者特有の醜さがある。

だからこうして話をしてるだけでも耐えられないんだ。その醜さにね。

「この私が醜いですって!?お黙りなさい!!

「ああそろそろおいとまするよ。君と話をするのは僕にとっても苦痛だからね。


「どうしてあんなこと言ったんだ?全部台無しにしちゃってさ。

「特に理由はないね。ただ彼女の醜さに腹が立っただけさ。

そんなことより早くラトルに戻らないか?

僕は無性に美しい女性が見たくなってきたよ。


 ***


「そう……そんなことになったの。

落ち込まないで。彼女にはあなたの良さがわからなかっただけなんだから。

「ありがとう……。彼女の言葉を聞いてわかったよ。所詮僕なんかじゃ住む世界が違うんだって。

「……辛い目にあったのね。

「もう大丈夫だよ。逆になんだか楽になったんだ。これもあのネロって人のおかげかもしれない。

君だろうあの人たちを僕のところによこしたのは?

「私、あなたのことが心配で……。

「こんな僕のことを心配してくれてありがとう。

でもなんだってそんなに優しくしてくれるんだい?

「なんでかしら……ただあなたがいないと私は笑えないみたい。

「そうだ……この宝石……もらってくれないか?

「え?でも……。

「いいんだ。ネロさんが言ってたんだよ。僕を大事にしてくれる人に渡せって……。

だから君にもらってほしい。


「……ネロはわかってたんだ?あの娘の気持ちを。

だから彼を貴族の娘から遠ざけた。

「彼女は……自分よりも大切な男の気持ちを優先させる心がきれいな娘だからね。少しだけ応援しただけさ。

僕は目に見える美も愛でるが人の内面の美しさも好きなんだ。

ほら見てごらん。彼を見つめる彼女の瞳は何よりも美しい輝きを放っている。

「そうだな。オレもそう思うよ。

「さあアルド。無粋なことはこのぐらいにしておこう。

あの彼もすぐに彼女の美しい瞳に気づくはずさ。







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