【白猫】マッハスピード レコーダーズ! Story
2015/04/14
目次
登場人物
story1 洞窟に響く謎の声
<怪しい洞窟から響く<謎の叫び声>の調査をギルドから依頼された主人公たちだが……>
また入り口に戻ってる~っ!もう何度目よお!?
この洞窟なんかヘン!配置に悪意をかんじるワナとかも多いし……!
……疲れちゃったしー度、飛行島に戻りましょうか……?
はぁ……
??? |
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そのため息に、セイグッバーイ!!
辛いこと、悲しい時、迷う場面……ありますよね。でも、クヨクヨしたって決して前には進めない。
困難の向こう側へ進むために必要なものは……笑顔!そうですよね!?
あなたを最高の笑顔にするミュージック、お届けします。チェケラア!
あ、アンタは……!この音、なんなの!?
私はヴィヴィ。世界中に音楽と元気を届けるディスクジョッキー!
リクエストくれればいつでも、この<ルーン内蔵型スピーカー>で最高のサウンドをお届けするよ!
すぴーかー……?りくえす……?
ですくじょっき……?
えーっと……
<ヴィヴィはDJについて様々な事を主人公たちに熱心に解説してくれた……!>
これでDJについて、理解していただけたかな!
えーと、よくわかったよな、さーっぱりわかんないような……
ようはその浮いてる機械だけで何でもかんでも音楽を鳴らしちゃえるわけね?
イエス!すでに収録してある音に限るんだけどね。
ところでヴィヴィさん、どうしてこんな所に?
ザッツ・グッドクエスチョン!実は私、この洞窟の<謎の叫び声>を収録しようと思ってるの。
そんなの何に使うのよ。
キャトラ。音楽の可能性って……無限大なの。
要は決まってないワケね。まあアタシたちも声の正体を調べなくちゃだから……ー緒に行く?
サンキュー!そうと決まれば、急いで収録に行こうよ!ミュージックスタート!
あ、ダメだ。ー回街に戻らなきゃ……
ヴィヴィさん、そうかされなしたか?
この機械、すぐバッテリーが切れちゃって、その度に特殊な施設でチャージする必要があるの!
そ、それは大変ですね……!
おまけに、激しく揺らすと余計にバッテリーが減っちゃうの!
なにそれ……超めんどくさい……
みんなで協力すればゼッタイ、バッテリー切れの前に収録できるよ!ヒアウィゴー!
……
story2 音楽の力を信じて
う~ん、まだ<謎の叫び声>は聴こえてこないね……
バッテリー切れのたびに街に戻らなきゃだから、なかなか調査が進まないね……
もう……疲れた……!シャワー浴びたい力二カマ食べたいお昼寝したい~っ!
その泣きべそ、ゴーアウェーイ!
いや、ちょっ……
苦しいですか?もどかしいですか?立ち止まってしまいそうですか?そんな時こそ……?
――音楽の力に、頼ってみませんか?
聴いてください。ヴィヴィのオリジナルアルバムから<Hold me tight>――
音楽止めーい!
ちょっ!?主人公良い所だったのに……!
またバッテリー減るでしょうが!いまは音楽はいーから!
そんな……こういう時こそ、気持ちを切り替えなきゃ!音楽の力を、もっと信じて!
いやそうじゃなくて!
ふ、二人とも落ち着いて……!
!?
?
いま、たしかに……
間違いない!こっちから変な声が聴こえた!
ヴィヴィさん!?
ちょ、ちょっと待ってよ!?いちど戻ってバッテリーを……!
あと数分は大丈夫だよ!このチャンス、ゼッタイに……ドン・ミスイッ!
だから無駄使いするなってばっ!
story3 <謎の叫び声>の正体
……バッテリーは……!
やったあ、まだまだ残ってる~!
私たち、いつの間にかとてつもない早さで洞窟を進めるスキルを修得したわね!
!あ、あれは……!
地獄絵図……!
この洞窟、マッチョバードの巣だったのね……!
じゃあ、<謎の叫び声>の正体ってこいつらの……!
キャトラ、静かに!こっちに気づかれないようにしなきゃ……!
<数えきれぬほどのマッチョバードの中から、ー匹が群れの中央にゆっくりと進み出る――>
!まさか……あれって!
ナナナーナナナナー!!
すごく……良い声で歌って……軽快に踊ってる……!
なに、なんなのよあれぇ!?
ナナナーナナッナッ……ナー!!
あれは……間違いないわ。
ヴィヴィ、知ってるの!?
……ええ。何度か街に戻るうちに仲良くなった商人さんから聞いたんだけど……
オスのマッチョバードは発情期になると、美しい声で歌って踊り出すんだって……!
うわぁ……
ナナナーナナーナーナー!!
こんな貴重なチャンス、二度と巡り会えない!録音録音っと……!
ヴィヴィさん、そんなに前に出たら見つかっちゃいます!
ちょっと、主人公もヴィヴィを止めてあげて!
ほら、主人公!黙ってないで早く……!
きゃ、キャトラ……!
え……
ナー!!
きゃああああ!!
に、逃げましょう!早く……こっちです!?
収録成功っ!これをバッテリー切れまでに街に持って帰れば……!
なに笑ってるの!早く走ってぇ!
story最終話 お祭り騒ぎの後で
囲まれたわ!……逃げ切れない!?
そ、そんなあ!?
こんな時、どうすれば……!?
……!そうだ!私には――
音楽の力があるじゃない!
ヴィヴィ!?
レーッツ、ダンシーン!
ナッ!?
…………
ナナナーナ……ナー!!
マッチョバードたちが、踊り始めた……!?
なになになに!?今度は何が起こってるのよ!?
私、メスのマッチョバードの声を録音してたの!効果バツグンみたい!
ヴィヴィ、やるじゃん!
今のうちです、早く逃げましょう!
みんなーっ!もっともーっと盛り上がろーよーっ!
ナッナー!!
なにあおってんのよ!早くなにあおってんのよ!早く逃げるのよ~っ!!
ナナナッーナッナッナー!!
…………
……
はあっ、はあっ……戻って、来れたわね……!
すっごく大変だったけど……なんとか声の正体は突き止めたわね……
!?ヴィヴィ、どうしたの!?
私、私……!
あんなにオーディエンスを沸かせられたのが、嬉しくって……!
……は?
私のサウンドで、最高のー体感が生まれた……ダンスホールがーつになった……それが、嬉しくって……!
ダンスホールってアンタ――
な、何はともあれ、めでたしめでたし、ですね……?
あの、それが……
な、なによ?まだ何かあるの……?
実は……バッテリーが切れて……録音したマッチョバードの唄声が……消えちゃってて……!
なー!!
ナッ!?
呼んでない!
ナッ……!