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【白猫】Brave The Lion 3 Story3

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最終更新者:にゃん



目次


Story12 到着した

Story13 俺が戦う

Story14 よろしく頼む

Story15 そうなのか

Story16 合流する

Story17 脱出した

Story18 王城では……





story12 到着した



こんなとこまでこの天才をは出張らせるなんて……イイ根性してんじゃないのよォ!?

すまない。厄介事を持ちこんでしまい。

ホントよ!

あの子供たちとも、離れさせてしまい。

ホントに!!!……いや、まあ、あの子たちなら心配いらないけど!

なら良かった。

よくない!!!

遊ぶ約束でもしていたのか?

してなくても!毎日がねぇ……!

……フン!まあいいわ!これも仕事よ、仕事!研究費用も欲しかったとこだし!

なら良かった。

だからね、わかる!?イイワケじゃあなくて!

わかる。色々不満はあるが、あなたはその中でもいい部分を探そうとしている。

だから、あなたは優しい。それで、俺も良かったと思っている。

……!!!!!恥ずかし気もなく……!

特に恥ずかしくはない。

……はぁ。いいわ、疲れた。あんたの馬鹿正直、言っても治らないでしょうし。

そうだな……性格だ。この歳からの矯正は中々難儀だろう。

真面目すぎるのも治したら?

うーむ……そうか。誰か見本いないだろうか?

何よ急に?

俺一人では難しいから。

知らないわよ!!!自分でどうにかなさい!!!

わかった。どうにかする。

ホントにもう……!こんなに疲れるの、久しぶりだわ!

さっさと終わらせて帰るわよ!

俺もそうさせてやりたい。

ありがと!じゃあ急ぐわよ!


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story13 俺が戦う




カティア、あなた今回戦う必要ない。

バドル俺が受け持つ。<伝声のルーン>でサポートをお願いしたい。

聞いたわよ。なんでもう一度

大事なことだから。

いいけど……

そしてこれから、二人の味方と合流する。

それがあいつからの指示なのね?

そうだ。では、待つ。

……どのくらい?

来るまで。


…………

……


起きてくれ。

んぶ!?ね、寝てないわよ!?

鼻ちょうちんを見た。

はぁ!?あんた!!!

レディの寝顔を覗くなんて何考えてんのよ!?

覗いていない。周囲を警戒していたら目に入っただけだ。だが、すまなかった。

謝ればなんでも許されると思ったら大間違いよ!

どうすればいい。

記憶を消しなさい!いますぐ!

やったことないが……わかった、努力してみよう。

フッッッン!!!

…………

ほんとにもう――!?


ちょ!?囲まれてる!?

しまった。忘れようとしていた。

ハァ!?あんたちょっとオツムが足りないんじゃないの!?

うーむ。自覚なかった。わかった、今後もう少し頭を働かせるよう、努力する。

悠長なこと言ってないで!

心配はない。俺が全て葬る。

俺の腕は、破壊を欲する呪いに蝕まれている……

……ふっ……

何笑ってんのよ?

言われたものだ。何が呪いだ、と。大げさに悲劇ぶるな、とな。

その度にこう答えた。『何も悲観していない』と。この呪いは――

――悪を貫く力も貸してくれるのだから!


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story14 よろしく頼む



……あんた、その腕の呪い、どうこうしようと、もう思ってないわけ?

…………

専門分野でないけど……そんなものに、代償がないわけないわ。

いま制御出来てても、いずれ――

その『いずれ』を、永遠に近いほど先に出来ないだろうか。

え?

俺思うことがある。『未来』を『いま』にすること、可能だ。

努力と、信念次第で。夢叶えられる。いますぐに。

…………

ならば逆に、不幸を生む未来を……『永遠に来ない未来』にしてしまうことも出来ないのだろうか。

同じく、努力と信念によって。

……論理的じゃないわ。全ての物質は、時間を経験する。

この世に永久に不変なものなんてありはしないのよ。

そうか。科学者のカティアが言うなら、そうなのだろう。

天才、をつけるのよ。覚えときなさい。

覚えた。だが俺は、科学を超える力もある気がしている。それを、信じてみたい。

科学を信じて治療を続ける方法もあるわ。それはいいの?

それもしたい。

どっちよ!?

そういうことを含め、出来る全てのことを模索することが、未来を開く信念なのだと思っている。

……よくしゃべるじゃない。

普段から考えていることなら。初めてのことにコメントを求められるのは苦手だが。

あっそ。

……おかしい。

あんたの頭が?

なぜ合流場所に、現れないのだろうか。

知らないわよ。だいたい私、誰が来るかも知らないんだけど?

一人はエルフ、ファルファラという名だそうだ。

あんたも会ったことはないってわけね。他には?

もう一人人魚のユーリエという者だそうだ。

ふ~ん……ん……?

えぇええええ~!?!?!?

どうした。

帰りましょう!すぐさま!……あぁぁあああ!!!もうそうもいかないィイーッ!!!

突然どうした。

むっきぃイイイー!!!

……はぁ……!会わないようにしてるのに……この天才の過去を知ってる相手とは……

なんだ。好都合じゃないか。

くぅう……!まぁ、ね……!

「ほっほっほ、久しぶりじゃのう。

!!この、声は……!

相変わらず若作りしとるのう。<真理>に到達出来たんか、カティアよ?

……ユーリエ先生……

先生?あとで聞かせてくれ。初めまして、俺はルーグ。

おう、これは中々……♪よろしく頼むぞえ~♪

こちらこそ。

早速で悪いんじゃが、ちぃと来てくれるか?

どうした?……もう一人は?

先に行ってしもたんじゃ。あの娘、二人組を好まんもんでなぁ……

一緒に追っておくれ、ルーグちゃん♪

了解した。

……はぁ……最悪……!

嬉しいのう♪懐かしい再会じゃ~♪

……そうですね!

ほっほっほ……♪



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story15 そうなのか


――多民族国家?……笑わせる。

そんな隠れ蓑で、夜の蝶編せない……!


…………

……


――合流しようとしてたら、<悪しき精霊>を見かけての。

見過ごすこと出来ぬ、とあの娘言った。

わしも付き合ってやる、と言うたんじゃが、きっぱり断られてのう。

どうしてだ。

責任感の強い子じゃからなぁ……

そうか。好感が持てる。だが、一人は危険だ。早く合流しよう。

そうじゃの。……カティアや。

……え?はい。

何を静かにしとるんじゃ。『おっほー』どうしたんじゃ?

……おっほーー。これでいいですか?

なんじゃ、元気がないのう。天才周囲を振り回してナンボじゃなかったんか?

振り回される凡人がいればの話です。ここに先生とルーグしかいませんから。

わしらを振り回せばええ。

次の機会に取っておきます。

その様子じゃ、まだ納得いく研究は出来とらんようじゃのう。

ま、わしらには時間がある。気長に待つとするわ。

二人は何歳なんだ?

ちょっと!!!レディ!!!

失礼承知の上だが、先刻の君たちの会話を聞いたところ、遥かに年上のように思われてならないのだ。

ほっほっほ。ルーグちゃんは正直者じゃのう。

失礼であれば謝る。

ええよええよ。ヒントをやろう。わしから見れば、カティアも赤子同然じゃ。

そうなのか。

カティアも見た目通りでないけどのう。法王の坊主と、どっちが上なんじゃったっけ?

ちょっと!いくら先生でも、他人の個人情報をバラすのは良くないと思います!

すまんすまん。

法王……あの男と、か?

ルーグ、忘れなさい。

これ忘れるべきことではない。

むっきぃイイイーーー!!!忘れろって言ったら大人しく忘れるのがあんたのいいところでしょー!?

一度しかしてないじゃないか。

いいから忘れなさーーーい!!

一人で先へ行くと危険だぞ。

心配いらんて、強い子じゃ。のう、ルーグちゃん。

はい。

礼を言わせておくれ。ありがとうのう。

俺は何もしていないが。

カティアはのう、もっと我儀な子だったんじゃ……わしの教育が悪かった。

才能を伸ばしてやるばかりで、大事なことを教えてやれんかったでのう……

じゃが、いまのあの子周囲にも目を配っとる。ルーグちゃんが、仲良うしてくれるからじゃ。

あの子にも、自分にとって大切な人が出来たんじゃのう……

そうか。いい話だ。だが、それ俺じゃない。

ん?

二人の子供たちが、カティアと暮らしているからだと思う。

ほっほっほ、そうかそうか。そんなら、その子たちに礼を言いに行かんとのう。

終わったら連れて行こう。

ありがとうのう、ルーグちゃん。

先生、と呼ばれているが、何の師なんだ?

そら、科学じゃよ。……わしも一時期、ハマってのう……

いまでほとんど捨てたわ。年寄りは、未来への感覚が薄れておるからのう。

わしに次の未来作れん。だから、辞めたんじゃ。

そんなことはない。あなた立派だ。

あなたの教え子、カティアがそれを証明するだろう。

ほっほっほ……♪嬉しいことを言うてくれるのう……♪


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story16 合流する



――!!あれは……!

<子さらい>ナーペル――!

…………

稼いでいるかい、お前たち……

しっかりね……内部での貸し借りも……大事だからさ……

うふふふふ……♪でも、もう十分かな……?思わぬ収穫が、あったしね……♪

……?

!?そんな!?

ボク臆病だからさ……キミよりも<警戒>が得意なのさ……♪

うふふ……♪ちょろちょろ五月蝿い夜の蝶……ここで潰れてくれるかい……?

……ちっ!

!!

言わんこっちゃないのう。手抜かりじゃぞ、ファルファラ。

ユーリエ、どうしてここへ?

おまえさんを拾わんことにはの。

構わないで。

何を言うとる?おまえさんの力が必要じゃ。

それなら私一人でやる。

そういうことでないのう。全員で協力せねばならん。

私以外で連携して。私自由にやる。むしろその方が動きやすいでしょ?

どこに潜んでいるかしれないスナイパーの影に、敵怯えてくれるんじゃないかしら。

それも悪い作戦ではないんじゃがのう……

そうでしょ?じゃあ――

待ってくれ。

あなた……ルーグね。

初めまして。俺の最初の指令『合流』だ。まずそれを果たす。

そんなにこだわるところじゃないわ。

かもしれない。だが、それも大事だと考える。

”おっほおおおおー!あんたたち!何をのんきにしゃべってるのよ!”

おう、カティアか。周囲の様子どうじゃ?

”魔物だらけ!やっぱり罠だったじゃない!早く脱出を!”

うふふふ……♪逃がさないよ……♪

クッ……!ナーペル……!

怖い怖い……♪バイバ~イ……♪

映し身だったか。

いつものやり口よ。あいつが本体を人目にさらすこと滅多にないの。

卑劣だな。

同感よ。

”だ~か~ら~!早く脱出なさ~い!”

そうじゃのう。ナビ頼むぞ、カティアよ。

戦力の薄いところを的確に教えるんじゃぞ。間違っとったらあとでお仕置きじゃ。

”っ……!……各員!左翼を突破したのち、全速力で撤退!”

了解!



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story17 脱出した



ここまでくれば大丈夫じゃろう。的確なサポートじゃったぞ、カティアよ。

天才のこの私が、全力でやればこの程度。

よっぽどお仕置きが怖かったんかのう。

……いやだ、先生。もう子供じゃないんですから。

腕立つようね。

同じことを思っていた。

どうも。

だが、心が未熟だ。

……は?

どれほど腕があろうと、リスクを招く選択をするのプロじゃない。

なぜ必要もなく自惚れる?

……さっきのこと?

そうだ。一人よりも、複数人で行動した方が、安全だ。

それを否定してはいないわ。私は単独行動の得意なスナイパー。代替案も提示したはずだけど?

そうだった。だがあれは駄目だ。

どうして?

君が危険に陥ったとき、手助けする者がいない。

……そんなドジは踏まない。それに、どうなろうと自分の責任。助けなんて期待してない。

そんなときに助けたらどうする。

私が助けを期待してなかったときに、ってこと?

そうだ。君は求めていないのに、助け出したとしよう。そうすると……

助けて欲しいと思っていても助けたわけなのだから、そこで期待していなくても、特に結果に変化はなく……

……つまり、助けられても良いということだ。

……あなた、自分でも途中から意味わからなくなったでしょ?

おかしい。気持ちは一貫していたのだが、口がこんがらがった。

そんなことってあるの?

初めてだ。……いや、覚えていないだけで、あったのかもしれないが。

ほっほっほ。ルーグちゃんは、裏表がなくてよいのう。

こいつのは馬鹿正直って言うんですよ。

馬鹿で結構。そんなものは、言う奴に言わせておけばええ。

大事なの、根っこじゃて。それがあるルーグちゃん、いまの若い子に珍しいでのう。

光栄だ。話の続きだが、ファルファラ。

……なによ?

夜の蝶、クプクプマラム……裏で女スナイパーだというそいつを、俺かなりの人物だと思っていた。

だが、会って落胆した。感情が先走る、未熟な戦士だったとはな。

……ずいぶんね?

見たままの感想だ。

…………

ルーグゥ!こンボケェ!

痛い。

あんた何を言ってんのよ?これからチームを組もうって相手じゃないのよ!

すまない。

謝ればいいってモンじゃないでしょぉおーーー!?全体的に無礼なのよ、あんたは!!!

うーむ……反省する。

……オーケー。私もチームに入れて頂戴。

へ?いいの?

気が変わったわ。

そうか。ありがとう。

…………

どこへ行く。ようやく正式に仲間になったのに。

ルーグちゃんが自分と似とるから、苦手なんじゃろうて。

俺と、ファルファラが?

どっちも不器用じゃ。不器用な正義感が、人一倍強いからのう……

…………

……なんにせよ、先が思いやられるわねぇ……



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story18 王城では……



…………

…………どうした?婚礼を目前にして、憂僻になったか?

……別に。悲願だったのでしょう?

ああ……世間から、そう見えてもらわなければ困る。

――自分全てのエルフの祖、エンシェントエルフに繋がる血筋――

――――たいがいのエルフ、そんなことを言うものだけど。

説得力が必要だ。私に釣り合えば、誰であろうと構わん。

あなたもハッタリだものね。

何を言う。百年ほど留守にしたが、私この地で生まれた、正統なるドワーフだ。

それで?無駄話をしに来たわけじゃないでしょ?

鼠が紛れ込んだ。

当たり前。あんなザル警備じゃ。

……私の責任のように言わないでもらいたいものだ。

そうでしょ?

……ずいぶん余裕だが、計画に差し支えるんじゃないのか?

賢明なあなたなら、既に手を打っていると思って。

……手練れを雇ってある。<黒の民>の戦士だ。

へえ。

奴にやらせておけば鼠など問題ではない。

……我々に、<機>さえあればいい。

…………



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