ダリア・思い出

ダリアの思い出とボイス

思い出1

ダリア

よっ！　私はダリア。

剣の妖精さ！

耳のとがった黒髪の少女が、
親指を立ててみせる。

アイリス

へぇ……妖精さんなんですね！

キャトラ

って言う割には、

あんまり神秘的な雰囲気とか

ないっぽいけど～。

ダリア

あっはは、よく言われるよ。

そういうの苦手でさぁ。

ダリア

ま、私は剣の妖精だからね。

勇気リンリン、元気ハツラツさ！

ダリア

みんなもいっしょに、

ドッカーン！と行こー！

はっはー！

アイリス

ハツラツっていうより……

キャトラ

……爆発ってカンジ？

思い出2

ダリア

主人公、

君も剣を使うんだ？

(※主人公が答える)

ダリア

剣は攻撃にも防御にも向いてる。

臨機応変に戦えるよ！

アイリス

剣の妖精ってことは、

ダリアさんはやっぱり

剣が得意なんですか？

ダリア

あ、いやぁ～……

それが、まだまだでさ～。

ダリア

私ら妖精は、自然界の生命力……

<ソウル>の結晶みたいなものでさ。

ダリア

生まれてきた後、

何かの＜概念＞と結びついて、

それを司るようになるんだ。

ダリア

私の場合、それが＜剣＞で、

剣なら自在に操れるんだけど……

キャトラ

じゃ、剣の扱いもうまいんでしょ？

ダリア

ううん。ちゃんと手で握って

剣を振るう技術は、

ぜんぜんなんだ……

キャトラ

つまり『自由に動かせる』って

いうのは、手を使わずに、

ってこと？

ダリア

そう。

ダリア

でも、それじゃ剣士とは言えない。

だから、私には修練が必要なんだ！

思い出3

ダリア

私の故郷は、

聖域って呼ばれてる森の中にある

妖精の泉なんだ。

ダリア

そこには他にも

いろんな妖精がいてさ。

ま、家族みたいなもんかな。

キャトラ

へぇ～。

妖精がいっぱいいる泉かぁ～。

ちょっと見てみたいわね～。

ダリア

はは、そんなに

おもしろいもんでもないよ。

ダリア

それに妖精には

イタズラ好きが多いからね。

何されるかわからないよ。

ダリア

私もこの間、剣の柄にハチミツを

べったり塗られてさぁ～……

キャトラ

あ、妖精も妖精に

イタズラされるのね……

思い出4

ダリア

主人公～、

剣術を教えてよ～。ねえねえ～。

(※主人公が答える)

アイリス

向上心が強いんですね、

ダリアさんって。

ダリア

ほら……剣の妖精なのに

剣術がヘタだったら、

カッコ悪いじゃん？

ダリア

それに……

ダリア

昔、他の妖精とケンカしてさ。

お姉ちゃんがかばってくれたんだ。

ダリア

その時、お姉ちゃん、

目をケガしちゃってさ……

ダリア

私のせいで誰かがケガするなんて

イヤだって……そう思ったんだ。

アイリス

……そうですね。

そういうの、辛いですよね――

ダリア

だから、私――強くなりたいんだ。

ダリア

守られないくらいに――

守れるくらいに！

思い出5

ダリア

はぁ……

アイリス

どうしたんです？

ダリアさん……

ダリア

この前、妖精の泉の近くに出た

モンスターを倒したんだけど……

ダリア

そいつ、強くって……

私の剣術、ぜんぜん通じなくてさ。

キャトラ

でも、倒せたんでしょぉ～？

なら、いいじゃない～？

ダリア

倒せたのは、剣術じゃなく、

妖精の力で剣を操ったからなんだ。

ダリア

剣術じゃ勝てないって思って、

とっさにやっちゃってね……

ダリア

はぁ……こんなことじゃ、

剣の妖精として

情けなさすぎるよぉ……

思い出6

ダリア

わわっ……なに！？

すごいソウル……ルーンの光！？

(※主人公が微笑む)

ダリア

主人公……

君の持つ力なの？

ダリア

そっか……

なぐさめてくれてるんだね。

ありがとう！

キャトラ

あんまりさ、

剣術だけにこだわらなくても、

いいんじゃないの～？

キャトラ

妖精なんだから、剣術も妖精の力も

両方使っちゃえばいいじゃない？

アイリス

妖精の力は、

ダリアさんの個性だものね。

アイリス

それを使ったって、

誰も情けないなんて

思わないですよ。

ダリア

キャトラ、アイリス……

はは……そうだね。ありがとう！

ダリア

やってみるよ。

私だけの、妖精の剣術……

編み出してみせる！

ボイス

関連キャラ

かばってくれた お姉ちゃん

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