西湖酢魚・梅影探踪

準備万端

◆主人公【男性】の場合◆

（逆の場合の差分は募集中）

西湖酢魚

「必要なものは全部入れたか？うーむ、やっぱり肉まんを2つ入れて途中で食べようか…」

若

「…途…中？」

西湖酢魚

「うわ！全く…コホン！

　あのな…盗み聞きは卑怯だぞ！」

「いいか？おじさんは用事で出かけるから…

　おとなしく待ってろ。お菓子でも買ってやるから！」

若

「何しに行くの？もしかして悪い奴らを倒しに江湖に行くの？なら僕も連れて行って！」

西湖酢魚

「何？悪い奴らを倒すってなんだよ！今回は…チッ、秘密だ！」

若

「どうして言わないの？怪しい――本当のことを言わないなら絶対に行かせないから！」

西湖酢魚

「な、なんだよ？男二人がイチャイチャしてたら、みっともないだろう！

　やめろって…荷物、荷物が――」

西湖酢魚

「ほら見ろ、荷物が破れた…」

「ん？アアアアンタが持ってるのは――かかか返せ！おい！開けるな！」

「…しまった…」

若

「ん？なにこれ…

　「異性交遊攻略」作者サイン会…西湖酢魚！あなたは――」

「あっという間にいなくなった」

青団子

「小旦那さま～、何かあったの？西湖酢魚おじさんがさっき真っ赤な顔で逃げてたよ～！」

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やきもち

◆主人公【男性】の場合◆

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鍋包肉

「若様、こちら先週の請求書です。目を通してください」

若

「はあ、空桑の立て直しにもお金をたくさん使っちゃったし、みんながだんだん帰ってきて、支出はまた多くなる……」

西湖酢魚

「……」

鍋包肉

「若――」

若

「待ってて、対策を考えてるから…」

「……おや？」

「さっきは幻覚でも見たのかな？なんか西湖酢魚を見た気がする…

　でも、彼は用事で杭州に行ったよね？」

鍋包肉

「おや？それは幻覚ではありません。彼は何度もあなたに挨拶しましたよ――」

「しかしあなたは私と話していました。あなたも彼をご覧になったと思いますが、なぜか何の返事もしませんでしたね…

　やはり眼鏡を買うべきでしょうか？それとも礼儀の授業をしてさしあげましょうか？」

若

「西湖酢魚、いつ帰ってきたの？」

西湖酢魚

「……」

「アンタには関係ないだろ？大人のことにガキが口を出すな…」

触れ合い

頭に触れる（彼の頭を撫でる）

西湖酢魚

「ガキに頭を撫でられてちゃ、みっともないだろ！子供扱いするな！」

若

「いや、あなたの反応は子供と大差ないでしょ…」

西湖酢魚

「なんですって？」

若

「いや……さっき僕に無視されたからって、やっぱり怒ってるでしょ？」

体に触れる（彼の体をこっちへ回す）

西湖酢魚

「なんのつもりだ？おじさんをからかわないでくれ！」

「何じーっと見てんだ？」

若

「……さっき僕に無視されたから、やっぱり怒ってるでしょ？」

手に触れる（彼の手を引く）

西湖酢魚

「な、なんだ？アンタは…

　なんですぐ人のべたべたするんだ？」

若

「さっきみたいに、いきなり怒って離れたりするのは嫌だから！」

西湖酢魚

「……」

「お子様のくせに、何言ってんだ！」

若

「いや、そっちの方がよほどお子様に見えるけど……

　さっき僕に無視されたから、やっぱり怒ってるでしょ？」

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西湖酢魚

「――！！」

若

「本当にごめんね！鍋包肉と空桑の支出について話していて、帰ったことに気付けなかった……」

西湖酢魚

「……はぁ、その話はもういい……」

「ほらよ……杭州から買ってきた百果餅、栗餅ときなこ餅……」

若

「あの噂の「蜜ではないのに蜜より甘い」百果餅？あ、そのきなこ餅の模様、本当に綺麗だ……うっ、今度は作り方を勉強してみないと……本当にありがとう！」

西湖酢魚

「おう！アンタみたいなガキと揉めるほど暇じゃないからな。それじゃ、おじさんは少し寝るぞ」

若

「えっ？もう怒ってない？」

西湖酢魚

「……」

「俺はなぁ、大人なんだぞ……

　そんなこといちいち気にするわけないだろう！早くお菓子でも食べに行ってこい！」

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