小鶏燉蘑菇・梅影探踪

雲の在処

◆主人公【女性】の場合◆

（逆の場合の差分は募集中）

小鶏燉蘑菇

「白雲！白雲！！白雲！！！」

小鶏燉蘑菇

「白雲？白雲……あれ、どこ行ったんだ？」

○○

「小鶏燉蘑菇、何をしているの？遠くから君の声が聞こえた！」

小鶏燉蘑菇

「お……俺は水を汲みに行って、」

小鶏燉蘑菇

「その一瞬の間に、白雲はどこへ行っちまったんだ！どこを探してもいなくて……

　やべえな、料理にでもされちまったか？」

○○

「焦らないで……手分けして探してみよう。」

――――

○○

「白雲――白雲――」

小鶏燉蘑菇

「○○！大丈夫だ！見つけた！」

小鶏燉蘑菇

「でも、こっちには来るなよ、ちょっと問題が起こってな！」

○○

「あ……あんたはなぜ鶏に囲まれたの？」

小鶏燉蘑菇

「おいおい、なんで来たんだよ？」

白雲

「チチチ――チチ――」

小鶏燉蘑菇

「こ……こいつら巡回役の鶏は、白雲が逃亡したと思って、苦しい仕事をやらせてるんだ！

　ほら見ろ、白雲は疲れて羽毛も垂れてる。」

小鶏燉蘑菇

「いきなりこっちにやって来て、何か言いたげに俺を囲んでるんだ！

　俺も小さいやつらを傷つけたくないんだが、これじゃ……」

○○

「じゃあ、彼たちが多い方があなた一人をいじめてもいいの？」

小鶏燉蘑菇

「おい、そこの鶏兄弟、えーと……これは誤解だ！白雲は――」

不良鶏

「チチチ！チチチ！チチ！」

小鶏燉蘑菇

「なんでいきなりこっちに来たんだ……おいおい、俺はやり合うつもりはねえぞ！

　○○！気を付けろ、この鶏ども気が立ってるぞ――」

○○

「ふぅ……ふぅ……みんな無事みたい？」

小鶏燉蘑菇

「さすがに大変だったが……

　○○、俺と白雲は無事だ、全部あんたのおかげだ！」

小鶏燉蘑菇

「こっちに来て見せてくれ……」

小鶏燉蘑菇

「うん、無事でよかった。」

小鶏燉蘑菇

「さっき来るなって言ったのは、あんたの綺麗な顔を、鶏につつかせちまったら大変だから……」

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誰からの手紙

◆主人公【女性】の場合◆

（逆の場合の差分は募集中）

○○

「小鶏燉蘑菇は私と臘八粥と一緒に耕作に行くって約束したのに、何処に行ったの？」

○○

「あれ、この部屋の窓は締まってない、机の紙が地面に吹き飛ばされちゃった！」

臘八粥

「字が書いているようだ、うん……「親愛なる小鶏燉蘑菇、あなたの情熱的な言葉は私の心に波を引き起こした」……」

○○

「こら、これは手紙でしょう……こっそり他人の手紙を読むとか、よくないよ。早く机に戻して。」

臘八粥

「まさか……ラブレター？ゴシップなら、確認しないといけない！」

臘八粥

「へへっ、この小鶏燉蘑菇は、ずっと女の子が気になってくれないって心配してたんだ！

　この手紙は、親～愛～なる～とか、波とか、本当に情熱的だよ。」

臘八粥

「施主、顔色が悪くなってるな！まさか……ヤキモチしてるのか？」

○○

「え……違う、聞いて――」

小鶏燉蘑菇

「白、白雲、一体何を食べたんだ。どうして急に腹を壊したんだ？

　若さんと畑を耕す約束をしてたんだが。こりゃ待たせちまうな……」

小鶏燉蘑菇

「うお！若……臘八粥……あんたらなんでここに――」

小鶏燉蘑菇

「ちょっと待て、その紙の模様はなにか見覚えがあるような？」

小鶏燉蘑菇

「臘八粥、あんた一体何持ってんだ！

　ちょっと目を離した隙に何をしてたんだ！」

臘八粥

「これは……へへっ、これは拙者の重要な資料だよ。ちょっと待っててくれ！」

○○

「えっ？臘八粥、どうしたの――！！」

小鶏燉蘑菇

「止めろ――！！」

小鶏燉蘑菇

「……参ったな、もし誰かに見られでもしたら、恥ずかしい！」

小鶏燉蘑菇

「ゴホン！焦って大声出しちまったな……

　驚かせたか？」

小鶏燉蘑菇

「えーと……絶対誰にも言うなよ！」

○○

「いや、私は――」

臘八粥

「……」

臘八粥

「こんなに焦ってるのに、他の人に言わないのは、どういうことなんだ？」

小鶏燉蘑菇

「ごまかすな、こっそり俺の手紙を読んだだろ。

　〇〇文学ネットで耕作について書いてるってのは絶対に秘密だぞ。」

臘八粥

「何？こ、耕作？もしかして〇〇文学ネットのような男向けネットで…」

○○

「こ……だからさっきの手紙は読者から届いたものだよ、あなたの考えすぎだよ……」

臘八粥

「えっと、趙刺激的なゴシップネタを入手できたと思ったのに……。」

○○

「……このゴシップはラブレターより面白いでしょ？」

○○

「小鶏燉蘑菇は机にあんなに沢山の本を置いてる！

　でかい体をあんなに小さい机に伏せてコツコツ書いてる場面は、なんか可愛い…。」

小鶏燉蘑菇

「アンタら何こそこそ話してんだ？

　さっさと畑を見に行くぞ！」

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