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佛跳牆・物語

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一 水中の月

◆主人公【女性】の場合◆

男性の場合の差分は括弧書きで記載

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???

「◯◯、起きてください……」


佛跳牆

「わたしの袖をぎゅっと握って、怖い夢でも見たのですね……安心してください、ちゃんとここにいますから。」

【選択肢】

・死んだふりをする

・彼を押し退ける

・他の選択肢はないの?

選択肢

死んだふりをする

佛跳牆

「……どうしたんですか?お体の調子が優れませんか?」

「死んだふりをして、私をからかうつもりですね……

美人の場合は、三途の川を渡りたくても、出せる船はありませんよ。」

彼を押し退ける

佛跳牆

「ここまで拒むなんて、私に至らぬ点がありました?」

「できれば、もっと一緒にいたいですが……」

他の選択肢はないの?

佛跳牆

「ほう?何をつぶやいてるのですか……美人は面白いですね。」

「御所望とあらば、遠慮なくおっしゃってください。

君のためなら何でもしますから。」


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佛跳牆

「お目覚めなら、先程の悪夢はお忘れになってください。

今夜、一緒に川辺に、祈願の蓮の提灯を流しましょうか?蓮灯に厄払いの効果があると聞いたが、いい夢を見られるようになるかと。」


???

「わ、わたしも蓮灯やりたい!」


佛跳牆

「若……ベッドの下に誰かいるのですか……?」


糖葫芦

「わか!蓮灯っておもしろいね!

ふたりだけで遊ぶなんてズルい、わたしも行きたい!」


佛跳牆

「なんだ、葫蘆ちゃんでしたか。

 女性の(人の)ベッドに下に潜るなんて、お行儀が悪いですよ。もう二度としないでくださいね。」


糖葫芦

「そ、そんなの不公平だよ!わたしはベッドの下に隠れただけで、佛跳牆のお兄さんはお布団に潜ろうとしたじゃんか!

今度はもっとはやくこようっと、そしたらわたしがお布団に入れるもんね!」

「えへへ、いっそ3人で寝よっか!

賑やかできっと面白いよ!」

「あ、そうだ!

今日はね、担仔麺に言われてきたの。川に橋を架けてるから、わかにも来てほしいんだって!」

【選択肢】

・自分は請負師か

・佛跳牆も一緒に行こう

選択肢

自分は請負師か

佛跳牆

「勤労は美徳ではありますが、それで手の艶が失われてしまうのはよくないでしょう。

ご一緒しましょう。」

佛跳牆も一緒に行こう

佛跳牆

「どこに行くかは、若次第ですよ?」


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担仔麺

「頑張れば結果はついてきます!働くより楽しいことはありません!」

「◯◯、来ていたんですね。古今東西一番お得な材料をご覧ください!

後でじっくりその価値を話してあげますね。」


佛跳牆

「◯◯は工事の監督をしに来ているのですから、あの東屋に行ってはいかがですか?

視界良好で現場を一望できますし、物資の利用状況を把握しやすいと思いますよ。」


担仔麺

「きみのような御曹司も、こういう覚悟があるなんて見直しました!

では◯◯のことをお願いしますね。きみに任せるなら安心です。」


佛跳牆

「ずっとあちらを眺めているんですね……

大丈夫ですよ。担仔麺にとっては、橋作りなんて朝飯前ですから。ご安心ください。」

「それにひきかえ、この紙の蓮はなかなかうまく作れないなんて、どうやらわたしは甘く見ていたようです。」

「◯◯、手取り足取り教えていただけますか?」

【選択肢】

・残念だがこっちも専門外だよ

・来て、一から教えてあげる

選択肢

残念だがこっちも専門外だよ

佛跳牆

「……本当に、美人が作った蓮の花の美しさは、心が震えるほどですね。

聞くところでは、折り紙が作者の心境や性格を表現するとか……」

「もしかして、わたしと二人きりではどきどきしてしまうとか?

……ふふ、冗談ですよ。」

来て、一から教えてあげる

佛跳牆

「ここを、こうしてさらにもう一回……

なるほど、やはり若は器用ですね。」

「しかし、その体勢は誤解を招くかもしれませんよ。

……ふふ、冗談です。」


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「二人きりの時間は、いつも一瞬で過ぎ去ってしまいますね。」


糖葫芦

「わかぁ!早く来て!

焼乳豚と驢打滾がケンカになりそうだよ、ケンカはだめだよ!」


佛跳牆

「……」


驢打滾

「とぼけても無駄だぜ!自分で見てみろよ、火が強すぎてこの楔が壊れたんだ!」


焼乳豚

「暗闇の中で彷徨う凡人よ。なぜ隠されている真実に気づかないのだ?いくら焦げたとはいえ、我が炎によって焼かれた楔の目こそ、正確無比の火焔の形になっているではないか!」


驢打滾

「あぁっ!ぐだぐだうるせぇ!このおれが矢で射抜いた楔を見ろよ、全部真ん中を貫いてるだろ。

これが百発百中ってもんだぜ!」


焼乳豚

「愚か者め、貴様の矢は確かに楔を貫いていた。そのせいで担仔麺たちが時間をかけてそれを抜く羽目になったではないか。」

「矢の悲鳴が聞こえた以上、宿命を背負う我が見過ごすわけにはいかぬからな!」


佛跳牆

「担仔麺、あの二人が口論を終えるのを待つよりも、楔目ができた木材を注文するほうが、よほど効率がいいでしょう。

これはわたしの気持ちです、一日も早く完成するよう、祈っていますよ。」


担仔麺

「わー、計算してみましょう……儲けましたよ!」

「い、いや。佛跳牆、これは浪費です!まだ使える木材がいっぱいあるのに、彼らの努力を無駄にしちゃダメですよ!わたしの元はーー一文たりとも無駄にしないです!」


佛跳牆

「効率が悪くなるというのに、本当に理解に苦しみます……」

「どんなに些細なことでも、貫禄を損なうようなことは遠慮する主義ですから、ましてや……」


糖葫芦

「ああ〜〜!!わかが焼豚乳豚と驢打滾に巻き込まれて川に落ちちゃった……!!」


佛跳牆

「い、今なんと……? 若っ!」


糖葫芦

「え、なんで……佛跳牆お兄さんも川に飛び込んじゃったの!!カンロクは……」

【選択肢】

・彼に手を伸ばす

・彼と競泳する

選択肢

彼に手を伸ばす

佛跳牆

「手が冷えてしまいますよ……さあ、わたしの手を掴んでください。」

「なぜ視線を逸らしたんですか?心配しないでください。目のやり場には気を付けますから。」

彼と競泳する

佛跳牆

「さすが若……

なぜわたしは飛び込んだのでしょうね。」

「はあ、お茶目な方。

今日の服は水遊びには向きませんから、先にあがりましょう。ね?」


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佛跳牆

「担仔麺、バスタオルの用意はできましたか?さあ美人、どうぞこちらへ。」

「いつも多忙な日々を過ごす若が、よりによってこんな目に……

先に部屋まで送りますので、わたしはこれで失礼します。」


担仔麺

「ちょっと、焼乳豚、驢打滾ーー若様にとても迷惑をかけたんだから、ちゃんと反省してください!」


佛跳牆

「この角度で美人を見るのも趣がありますね。

どうやら、同時に水難に遭うのも、それはそれで一興かもしれません……」

【選択肢】

・重くない?

・……

・あなたも服を着替えよう

選択肢

重くない?

佛跳牆

「わたしにとって、弱すぎて不釣り合いな友がいても、重すぎる美人などいません。」

「いつも労作を避けていますが、それでもわたしの力で色々なことができますよ。」

……

佛跳牆

「……失言しました。申し訳ありません。」

「美しい存在を目の前にすると、なかなか感情の昂りが抑えられません…」

あなたも服を着替えよう

佛跳牆

「はぁ、被害者はあなたですよ。私のことを心配するなんて……」

「若、御身を大切にしてください。

若にもしものことがあれば、私は……」


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佛跳牆

「着替えはお部屋に置いてありますから。◯◯、今夜の約束のこと、どうか忘れないでくださいね。」


「◯◯……」

「服を着替えた美人は、その可憐さがさらに増しますね。」

「ご覧ください、すでに蓮灯を流し始めているようですよ。短冊に、なぞなぞを書いている人もいます。

わたしたちも……おや?この暖かい風は?」


焼乳豚

「人の命は、何とも脆弱な存在だ。」

「担仔麺の話だと、川に落ちた貴君らは風邪の恐れがあると。

幸い、烈火から生まれた神は、決して貴君らを見捨てはしない。」

「願え、我を召喚した者たちよ。

燃え具合、温度、オーダーメイドした炎の恩恵をこの諸帝が与えてやる!」


佛跳牆

「……」

「空桑の民たる佛跳牆、本日はここで願い奉ります。願わくば、諸帝が空桑に君臨し、民を救済なさってください。」

【選択肢】

・アーメン

・諸帝が離れないように願う

選択肢

アーメン

焼乳豚

「祈りが2倍になれば、効果も2倍になるぞ。この誠意を他の場所にも運び、恵みを与えよう!」

諸帝が離れないように願う

焼乳豚

「何かを失えば二度と取り戻せない。祈願しよう、◯◯。神との絆が繋げていることを。次の物語でも出会えることを!」


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佛跳牆

「神が皆、焼乳豚のように信用を重んじれば、泰平の世もきっとそこにあるのでしょう。」

「はい?焼乳豚が少し心配だから、先に彼のところへ行きたい、ですか?」

「……わかりました。川辺で待っていますね。」


「ふふ、どうやらふざけたことを言い過ぎたらしい。かえって悩ませてしまいましたね。」

「なぞなぞの答えでも考えながら、若を待つとしましょう。」

「ちょうど蓮灯が一つ流れていますね。……さて。

なぞなぞは、あわよくば◯◯は……」

「……!

とんでもないものを見てしまいましたね……」

「川の流れが絶えず、蓮灯が流れつづけていますね。いったいどれだけの願い事が、貴方に関係しているのでしょうか。」


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二 空中の音

◆主人公【女性】の場合◆

男性の場合の差分は括弧書きで記載

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パァン――!

小さな黒い影が、 窓の外にすとんと落ちていく……

鶏茸金絲筍

「んん?なんだこれは?」

「下僕よ、 ちょうどいいところに来た。

この鳥がどこかから落ちてきた。 大怪我をしているようだ……」

【選択肢】

・まずは鳥の目を遮る

・餃子を探す

選択肢

まずは鳥の目を遮る

鶏茸金絲筍

「鳥の恐怖心を抑えてから手当てをするのか⋯⋯

見かけによらず、よく分かってるじゃないか!」

餃子を探す

「そうだな、やはり専門家に頼った方がいいだろう!」


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餃子

「若様、筍ちゃん。もう日が暮れたから、あまりうろついてはダメだよ。

佛跳牆のように倒れたらどうするんだい。」


鶏茸金絲筍

「しっ、しっーー!?餃子、何を言ってるんだ!」


餃子

「⋯⋯アレ、ケガヲシタトリチャンガイルネ?。

イムシツニハコバナキャ、ジャアネ〜」


鶏茸金絲筍

「フン、演技が下手くそだな!

あれ程釘を刺されても口を滑らせるバカはいるか⋯⋯⋯」

【選択肢】

・佛跳牆はどうした

・ここで何をしてるの

佛跳牆はどうした

鶏茸金絲筍

「大丈夫だ、心配するな!調子は万全だし、元気いっぱいだ!

うむ、用がないなら、俺様は先に戻るぞ!」

「やめろ!勝手に服を引っ張るな……俺様はただ、梅を見に来ただけだ!

おい、これ以上引っ張ったら俺様の豪華な衣装が……ああもう、言えばいいんだろう!?」

ここで何をしてるの

鶏茸金絲筍

「⋯⋯ただうろついていて何が悪い?

ど、どこ見てるんだ!?」

「何も隠していない!兄の代わりに梅を取りに来ただけだ⋯⋯

何をそんなに睨んでいるんだ⋯…はあ、言えばいいんだろう!?」


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「兄が風邪を引いたが、皆にお前には教えるなと釘を刺した。

けど、お前が見舞いに行ったら、兄はきっと喜ぶ⋯⋯」

「まあ、理由は言わずともわかるだろう?」

「とにかく、俺様から聞いたことはばらすなよ⋯⋯!」


階段を上り、戸を叩く――


佛跳牆

「⋯⋯申し訳ありませんが、少し調子が悪く、招き入れる余裕がありません。

折返し、訪問させていただきますので、今日はお帰りください。」

「おや?扉の隙間から一本の枝?」

「⋯…そこにいるのは、◯◯ですか?この梅は、貴方の庭以外にはありませんからね。」

「夜も更けていますし、冷えるでしょう。

美人がたった一人で訪ねてくるなんて⋯⋯心配です。」

【選択肢】

・心配してるよ

・全力で扉を押す

心配してるよ

佛跳牆

「心配をおかけしてすみません。ただ体調を崩しただけなので、何日か休めば治りますよ。」

「扉を開いたら、ご自身の心配をなさった方がいいかもしれませんよ。」

全力で扉を押す

佛跳牆

「⋯⋯◯◯。あまり無茶をしないでくださいね。鍵を閉めていますので。」

「そこまで会いたいのは、以心伝心ということでしょう⋯⋯」

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佛跳牆

「そういえば、まだ怖い夢を見られるのですか?あの蓮灯の願い事が効いていればよかったのですが……」


餃子

「あいや〜、若様!来ていたのかい。一人で扉に向かって何を?」

「この小鳥を見てごらん、もう手当てが済んだよ。片児川の鳥かごも借りたからね。

ちゃんと世話をするんだよ〜」


【選択肢】

・元気がなさそう

・眠ってるみたい……

元気がなさそう

餃子

「ああ、まだ完治していないからねぇ。生き物は皆、脆弱な一面があるんだよ。」

眠ってるみたい⋯⋯

餃子

「どうやって空桑にたどり着いたんだろうねぇ。仲間はいないのかい?

体力をほとんど使い切ったみたいだよ。」


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「あいやや、この鳥はよく見ると普通じゃないねぇ⋯…

秀逸な姿に輝く羽、少し佛跳牆に似てる。」

「若様がここにいることを、もう隠す必要はなさそうだねぇ。

佛跳牆、ちょっと見てあげるから扉を開けてごらん。」


佛跳牆

「……申し訳ありません。調子が悪いので、日を改めてまたお願いします。」


餃子

「病気など人生ではよくあること、今日はどうしたんだい?

いつもの佛跳牆と違うねぇ……」

「まあいいよ、明日また来るからね。じゃあ若様、私たちはそろそろ⋯⋯」


佛跳牆

「……」

「いつも天に輝く月も、梅があるといつもとは違って見えますね⋯⋯」

「◯◯、あの鳥に触れないほうがよいと、伝えるべきでしょうか⋯⋯」


翌日


青団子

「むぅ、ほんとに何も食べれないんだ。

このままだと弱くなるだけじゃん〜!」


餃子

「はあ、病気は治せるが、小鳥の飼育はできないんだよね……」

「若様、いろんな食べ物で試したけれど、何も食べてくれなかったんだよ。

この調子だと明日まで生きていられるかどうか⋯⋯」


夜が深まり、霧の向こうからは笛の音が聞こえてきた。懐かしくて、掴みどころのない声が⋯⋯


「……!」

【選択肢】

・窓を開ける

・走り出す

窓を開ける

寒い風の中で、温かな香りに包まれた。

???

「おや、起こしてしまいましたか⋯⋯」

走り出す

扉を開けた瞬間、全身に寒気が走った。


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黒い影が窓をすり抜け、暗闇の中に姿をくらました。

金色の鳥かごがわずかに風に揺れる。エサ皿は空っぽになっていた。

鳥も、食べすぎて眠たそうにしている。


鶏茸金絲筍

「下僕、ようやく目が覚めたな!料理店はもうメチャクチャで、お前がさっさと来ないと俺様は持ちこたえられないぞ。」

「まだ雪が積もっていないのに、料理店がお前の鳥のせいで、羽がいっぱい積もってるぞ!」


鵠羹

「若の鳥の仕業とは限りませんよ。様子が似ているだけで⋯⋯」

「おや、かごが⋯⋯空っぽですね?」


鶏茸金絲筍

「おい、お前!そんなに走るな!俺様も一緒に行くから!」


パリーンーー


鶏茸金絲筍

「なっ、俺様が出たばかりなのにまた皿を十数枚割っただと⋯!」


餃子

「あいやや、◯◯が来たねぇ。

いくらあれは若様の鳥とはいえ、◯◯が飛べないし、来ても捕まえられないのでは。」

【選択肢】

・飛べる鵠羹でも無理だけどね

・大丈夫、考えがある

飛べる鵠羹でも無理だけどね

鵠羹

「そんな……若、ご命令とあらば、あの鳥だけではなく、一族郎党もろとも捕まえましょう。」


餃子

「おっと、主護衛のスキルだけを成長させると、天賦のバランスが崩れるよ〜ほどほどにねぇ〜」

大丈夫、考えがある

鵠羹

「若様は奥義を発動なさるのですか?それでしたら、その決定的瞬間をビデオに収めなくてはいけませんね。」


餃子

「ビデオって……鵠羹、ついに貴方も「母ちゃん」のキャラ設定に忠実になるのかい?」


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鶏茸金絲筍

「フン、いい加減真面目にやれ!さっさとその鳥を確保するほうが大事なんだぞ!」


餃子

「筍ちゃん、そんなに焦るんじゃない。若様が自信たっぷりだよ。

ほう?録音したものを再生して、小鳥が油断したすきに捕える算段だねぇ?」


鶏茸金絲筍

「あれ、これは兄の笛音ではないか。

なに?昨日録音したものだと?は、はは⋯⋯」


鵠羹

「若、お気を付けください。あの鳥がこちらに向かってきています。」


餃子

「やはり笛の音に気を取られたみたいだねぇ……鵠羹、貴方の出番だよ。」


鵠羹

「この鵠羹にお任せを!

……この角度なら、気づかれないでしょう。よし……もう少し……。捕まえました!」


鶏茸金絲筍

「はは、よくやった!ついにこの暴れん坊のチビを捕らえたぞ!◯◯、職務放棄したお前の主のために、責任を取れよ!」


佛跳牆

「ふむ、今日の料理店はにぎやかですね。これほど美人が集まっているとは。」


餃子

「……佛跳牆、肩に乗せている鳥はなんだい?若様の手の中にいるやつとそっくりだよ!」

【選択肢】

・もしかして仲間?

・きっと兄弟だね!

もしかして仲間?

佛跳牆

「ふふ、長い間、こいつの仲間を探していたのですが、まさか空桑餐庁で暴れるとは⋯⋯

◯◯、大丈夫ですか?」

きっと兄弟だね!

佛跳牆

「……美人は兄弟愛を大切にしているみたいですね。この鳥たちは、何らかの理由ではぐれていたのですが、互いを探していたようです。」


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「美人が育てているほうを連れて⋯⋯」

「う、ゲホゲホ⋯⋯」


鶏茸金絲筍

「兄さん! 顔色がよくないぞ、風邪がまだ治ってないんだろ? ま……毎晩◯◯の窓の外で梅を見ながら笛を吹いてたんだから!」


佛跳牆

「⋯⋯もういいんですよ、筍ちゃん。こんなだらしない格好⋯⋯う、頭が⋯⋯」


鵠羹

「佛跳牆の症状は、ただの風邪のように見えませんが⋯⋯」


餃子

「この症状は本で見たことがあるねぇ……噂ではこの世に「知音」という鳥がいて、生涯をかけて高山流水を探し、仲間とはぐれると吐血が止まらないという。」

「その鳥に啄ばまれたら、同じ症状が出るよねぇ。

普段は風邪のように見えるけど、知己を見かけると発症して昏睡状態に陥るんだよ。」

【選択肢】

・眠り姫を起こす方法ってまさか⋯⋯

・知己⋯⋯

眠り姫を起こす方法ってまさか⋯⋯

鶏茸金絲筍

「ちょっと待て!

下僕よ、お前一体何をするつもりだ!白昼堂々、そういう真似は許さんぞ!」


佛跳牆

「ふふ、火事場泥棒になるおつもりですか、◯◯⋯⋯

このままだと、幸せな亡霊が誕生してしまいますよ。」

知己⋯⋯

鵠羹

「知己でしたら、佛跳牆が若を疎遠にするのはなぜでしょう?

知音鳥の存在があるからでしょうか⋯⋯?」


佛跳牆

「……高嶺の花は、遠く離れたところから眺めるものだから。それ以上は⋯⋯」


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鶏茸金絲筍

「おい、◯◯はなんでその鳥で兄を啄むんだ?こ、これって二重感染になるんじゃ……」


佛跳牆

「これこそが、正しい治療法かもしれません。私もそのためにあちこちでこいつの仲間を⋯⋯」

「この悲しみを和らげる唯二の方法は、高山と流が一つになるときでしょう。

⋯⋯う、どうもありがとうございます。だいぶ良くなりました。」

【選択肢】

・昨夜は鳥のために演奏してたの?

・さっき鳥と散歩に行ったの?

昨夜は鳥のために演奏してたの?

佛跳牆

「ううん、それは違いますよ。その演奏は美人に捧げるためでした。

私の笛の音を聞くと、心が落ち着くとおっしゃっていましたし、ここ最近若がよく眠れないとも聞きましたので⋯⋯」

「もちろん、自分の手で抱いて眠りたい⋯⋯

残念ながら◯◯今は美しい年ごろの娘に成長したので、わたしはもっと美人のことを考えなければならないんだ。」

(残念ながら◯◯今は意気軒昂な少年に成長したので、わたしはもっと美人のことを考えなければならないんだ。)


餃子

「そういえば、佛跳牆の笛の音が知音鳥のさえずりとよく似ているんだよ。道理で笛の音に気を取られたわけだねぇ⋯⋯」

さっき鳥と散歩に行ったの?

佛跳牆

「こいつが人間の食べ物が好きだと聞いていたので、人間界まで連れてきたんですよ。

仲間探しも兼ねています。」

「ただ……人間界の切符売りの鉄箱がに底がありません。わたしの銅銭をいくつも飲み込んだくせに、

ゲートを開けてくれなかったんです。店の店員だって、相手をしてくれませんでしたし⋯⋯」

「はあ、人間界はこんなに苦労が多いとは思いませんでした。

◯◯。もし困ることがあれば、遠慮なくおっしゃってくださいね。」


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「あいや〜、知音鳥たちが外に飛び出したね。鵠羹、筍ちゃん、私たちも行こう。」


佛跳牆

「ふふ、さすが年長者ですね⋯⋯」

「◯◯、先日、門前払いにしたことをお詫びいたします。

でもご安心ください。私はただ⋯⋯美人の輝きに一瞬足を取られただけです。」

「知音鳥のことは忘れてください。純然たる美を持つ者は⋯⋯独立独歩にして、世間を輝かせるべきでしょう。◯◯、憧れていることは変わりませんが、これ以上踏み出すことは諦めますので、ご安心ください⋯⋯」


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三 狭間の色

◆主人公【女性】の場合◆

(逆の場合の差分は募集中)

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鍋包肉

「若様、こんにちは。

本日の会食に参加する食魂がほぼ揃いました。そろそろ開宴なさいますか?」

「佛跳牆は席を外しております。どうやら大事な用があるそうで、離席したばかりです。」


青団子

「あっ、小旦那さまを見た途端出て行ったの〜。佛跳牆兄ちゃん、最近おかしいよね〜」


鍋包肉

「そう言われると確かに。佛跳牆に避けられるということは……。

もしかして、○○は何かよからぬことでもなさったのですか?」


臭桂魚

「わかさま……ひょっとして、私に影響されたのでしょうか?

嫌われる気持ちは、桂が一番わかりますから……」


鍋包肉

「先日、知音雀の一件で佛跳牆は若様と距離をおくことを宣言したようですね?」


青団子

「……。」


臭桂魚

「……。」


鍋包肉

「……。」

「ああ、どうやら想像以上にまずい事態のようですね。」

【選択肢】

・まだ何もしていないよ

・まさか更年期

選択肢

まだ何もしていないよ

鍋包肉

「ほう、なかなか大胆な発言ですね。若様は佛跳牆にこれ以上何をなさるおつもりですか(^^)?」

まさか更年期

臭桂魚

「ええっ?ま、まさか食魂にも更年期が!?もし桂が更年期になったら……う、うわぁん……」


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西湖酢魚

「おい、ガキども。何をこそこそ言ってるんだ!

せっかくみんなが揃ったんだ、さっさと飯にするぞ!」


青団子

「でも、もし佛跳牆兄ちゃんが小旦那さまを……」


西湖酢魚

「○○、つまりお前は佛跳牆の考えてることを知りたいんだよな?」

「俺はあまり字を知らねぇけど、義理人情はそれなりに知ってるぜ。あの手のおぼっちゃんはいい加減な野郎ばかりだ、何を言ってたかは重要じゃねぇ、お前に対する態度が大事なんだ。」


鍋包肉

「お待ちください。佛跳牆は財布を落としたようですね……

○○、届けてあげてくださいませ。」


西湖酢魚

「ああ、もたもたすんな!

お前のせいでこういう結果になったんだからな。さっさと解決させて飯にしようぜ。」


佛跳牆

「……財布を落とすなんて……」

「若、お手数をおかけしてしまい申し訳ありません。財布は窓の前に置いててください。あとで回収しますね。」


雨上がりの窓台が少し滑るからか、財布が床に落ちた拍子に、一枚の紙が抜け落ちてきた。

それは、現代世界の荷物の預かり表だ。

【選択肢】

・家出するつもりなのか……

・ううっ、この裏切り者め

選択肢

家出するつもりなのか……

佛跳牆

「ふふ、ほとんど正解ですね……」

ううっ、この裏切り者め

佛跳牆

「面白い事を言いますね、わたしたちは夫婦でもないのに、裏切る事もないでしょう?」

「○○が密かにわたしのことを想っていてくださるのなら、話は別ですけどね。」


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佛跳牆

「餐庁に集まっている食魂たちは、さぞ待ち焦がれているでしょう。若はお早めに戻られた方が……」


【選択肢】

・窓を破って中に入る

・無言のまま、ただ待つ

選択肢

窓を破って中に入る

佛跳牆

「○○!?危ない……!」

「これは竹でできている窓枠ですよ。もしわたしが受け止めていなかったら……

まあいい、怪我がなくて何よりです……」

無言のまま、ただ待つ

佛跳牆

「……。」

「○○、……まだそこにいますか?」

「……あ、びっくりしました。

なにゆえ、無言のまま立っているんですか……」


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佛跳牆

「この前、もうはっきりしたと思って……」

「いいえ、若は何も間違っていませんよ。

わたしが……わたしは、若に対し「欲」を持ちました。しかし、それは美しい存在に必要ないもの。」

「ここ数日悩んだ末……自分が踏み外したのだと痛感しました。」

「わたしにとって、純然たる美こそがこの上とない存在。

わたしの生き方を含め、素行から興味まで、美の原則に背くことはできません。」

「美しさはただ美しさであり、他の物に関係ありません。若の美しさはわたしにとって、永遠に「崇拝ができても、手には入れられない」ものです、俗世の感情に染められてはなりません。」

「しかし、○○……」

「今の若への想いは、ただの「賞賛」ではありません……」

「わけもなく生まれた、言葉で言い表せない感情……

独占欲、嫉妬、負けず嫌い、困惑、欲望、手に届かない悲しみが満ちています……」

「食魂も、また、人間の精神の頂点に似た感情が生まれるのでしょうか?」

「わたしがずっと探している愛にも……これらの醜い感情が交わっているのですか?」

【選択肢】

・こういう「醜い感情」なら……

・自分の考えはちょっと違うね

選択肢

こういう「醜い感情」なら……

佛跳牆

「わたしの本心がわからない若も、それで悩んでいるのですか……?」

「冗談はよしてください、○○…あの輝く手の届かぬ星が、貴方のことですよ。」

「美の価値について、他の解釈があるというのですか?

……それでは、それを教えてください。」

自分の考えはちょっと違うね

佛跳牆

「人の考えはそれぞれ異なります。

梁任公の主張を聞いてから自我判断しても遅くはないと、若はそう考えてるんですか?」


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「美しさの有様は、人生の如く色とりどりです。美そのものを愛でるのも、人生の目的の一つである……」

「人生の苦しみを描き、世間の暗闇を描くのも、美の一つの形である……」

「美しさの効用は、ただ自分が他人に快感をもたらすもの。

そして愛の痛みこそ、人が愛を手放せられない理由の一つ……」

「ふふ、若。それは屁理屈ですよ……」

「しかし、これには一理あると思います。

愛の痛みは、確かに人が愛を手放せられない理由の一つですね……」

「さ、○○。わたしのを見てください」

「今すぐ答えを知りたいです。

もしもこの感情を諦めずにあなたに近づけば……」

「この痛みに……消える日は来るのでしょうか?」


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