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龍井蝦仁・物語

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一 蘭の香り・壱

◆主人公【男性・女性】共通◆


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糖葫芦

「左をブンブン~、右をブンブン~、一周してブンブン~!あはは!楽しい!」


鍋包肉

「葫蘆ちゃん、掃除は竹馬に乗るという意味ではない。それができないのなら、私が直接教えてあげる」


糖葫芦

「うわぁ…か、顔が怖い!葫蘆ちゃんは掃除できる!」


鍋包肉

「若様も素直に言うことを聞いてくださるいい子なら、私の仕事はどれほど楽になるでしょう」

【選択肢】

・先生、お掃除を学びたいです

・先生、遊びたいです

選択肢

先生、お掃除を学びたいです

鍋包肉

「珍しいですね、ただ、あなたにもっと相応しい学び事がありますよ、例えば『五年食神三年代理』『空桑建設の理論と実践』、掃除を基づき、掃除を越える学問です、きっと気に入りますよ」

先生、遊びたいです

鍋包肉

「遊んでもホコリを立てないで、掃除の邪魔にならないのなら、若様の無邪気な遊びっぷりを堪能するのもよいのですが」

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鍋包肉

「掃除の理由ですか?若様のベッドの下から発掘したぐしゃぐしゃのスケジュールが、ご質問の答えになるはずです。

 こちらは、二日後は禊祓の日と書いてありますよ」


八仙過海鬧羅漢

「暮春の禊、元巳の時、庭を掃除し、体を清め、水辺で邪気を祓い福を祈り、宴をして楽しむべき時だ―― ふう」


鍋包肉

「これは確か、例年、風雅部が主催していましたね。毎年無事に終えていましたし、何を嘆いているのですか?」


八仙過海鬧羅漢

「問題はまさにその「無事」です。催しは毎年変わらず古いと一部から言われており、多くの提案も寄せられています。改革はよいとは思いますが……」


八仙は袖の中からカラフルな紙を取り出した。表紙に大きな文字で『禊祓イベント改革提案書』と書かれている。


鍋包肉

「詩会をゲーム会に変えたほうがいいと思う」「飾り物はもっと華やかでおしゃれなものを使うべき」「水辺でやらないでください」か……」


鍋包肉

「一番下に押印されてますね……「閲覧済、却下」と

 なるほど、龍井らしい答えですね」


八仙過海鬧羅漢

「今回は龍井居士が催しの主催者を担当していますから、この提案書で随分と不機嫌になった様子でした。

 若、様子を見に行きませんか?」





八仙過海鬧羅漢

「部屋の扉が閉まっていますね、龍井居士の拒否の意は明らかなようですね……」

「おや? 門に紙が貼られていますね。「下句を答えられたなら入ってよし。上句:霧生まれる池の柳。」これは……若、いかがですか?」

【選択肢】

・煙る台所のどらやき

・開けゴマ

選択肢

煙る台所のどらやき

龍井蝦仁

「確かに金木水火土の要素が入っていますが、品が……まだまだですね」

「そうでなければ、褒め言葉を考える私も大変になりますから……いや、何でもありません」

開けゴマ

龍井蝦仁

「……」

「これは岩の扉ではありません、おふざけはそこまでにしておきなさい」

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龍井蝦仁

「禊祓のために来たのなら、私の意見は印鑑ではっきりとお伝えしたはずですが」


八仙過海鬧羅漢

「『詩経』にも「周は旧邦なりといえども、その命これ新たなり」という言葉があります――少しの改革は悪くないと思いますが……」


龍井蝦仁

「禊祓は端正で風雅であるべきです、こんな騒々しい物を入れてどうします? もう二度と話さないでください」


八仙過海鬧羅漢

「待ってください――若、若の意見はいかがでしょうか? 吾らの意見に食い違いがあるというのなら、若に判断を委ねましょう」


龍井蝦仁

「ほう? では、○○はあの提案書に賛同するという見方なのですか?」

【選択肢】

・面白そうだと思う

・よくわからないから結論は出せない

選択肢

面白そうだと思う

龍井蝦仁

「貴方の考え方は偏っています……もっと理解を深めればきっとその考え方も変わるでしょう」

よくわからないから結論は出せない

龍井蝦仁

「風雅を貫くのは間違いではないと思いますが、貴方の話も一理ありますね……」

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八仙過海鬧羅漢

「その通りです!「博くこれを学び、審らかにこれを問い、慎みてこれを思い、明らかにこれを弁じ、篤くこれを行う」。何事も吟味してから決めないといけません。それに吾の聞いたところによりますと、提案派はすでに動き始めているようで……」


龍井蝦仁

「彼らは波風を立てることはできません。しかし私たちもここで話しているだけでは役に立てませんから」

「それなら、○○は私と共に禊祓の準備を確認しに行きましょう。詳しく状況を理解した上で判断する方が賢明ですからね」


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二 蘭の香り・弐

◆主人公【男性・女性】共通◆


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龍井蝦仁

「泉を眺める処に玉の楼閣があり、それは晩年に建てられた屋敷。流れる水に桃花の花びらが漂う頃は、杏子山に雲が降りる頃……ここが禊祓の場所になります」

「これは蘭亭集会の光景を元に描いた春日遊宴絵巻です、当日は長屏風として、会場の括りになります」

「そしてこれらは宴会で出されるお茶とお酒です。碧螺春、廬山雲霧、恩施玉露、蘭生酒、桑落酒、竹葉春などがあり、全て有名なものですから、味は保証できるでしょう」

「いかがでしょう?春日の禊祓に合うと思いますか?」

【選択肢】

・拍手する

・考える

選択肢

拍手する

龍井蝦仁

「ゴホン……貴方の気持ちは分かりました。そうお世辞は必要ありませんよ」

考える

龍井蝦仁

「何か不満な点でもありますか? 何でも言ってください、解決策を考えますから」

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龍井蝦仁

「おや? どうして急にこんな騒々しくなったのです?」


鶏茸金絲筍

「ライトは一番輝くやつでないとダメだ! サーキュレーターにはリボンをデコレーションして、この俺様の華やかな登場に合わせよう。電源はそうだな……待て!豪華な縦型蓄音機の場所も用意しろ!」


糖葫芦

「わ~~い!音楽かけて!音楽かけて!わたしのコマも、一緒に回すんだよ!」


龍井蝦仁

「これが彼らの所謂「動き」というやつですか……

 ○○、好奇心が露骨すぎますよ」

「まあいいでしょう、見たいなら一緒に見に行きましょう」




龍井蝦仁

「何の騒ぎですか?」


鶏茸金絲筍

「もちろん会場の準備だ!こんなダサい飾り物だと、イベントにならないじゃないか!

 この俺様の素晴らしいセンスで助けてあげよう!」


龍井蝦仁

「馬鹿なことを! こんなあくどいもので、風雅を侮辱しないでくれませんか」


糖葫芦

「じゃあ……きみのいう風雅って、何か面白いことがあるの?」


龍井蝦仁

「遊びといえば、禊祓に有名な行事があります」

「参加者が一列になって水流のふちに座り、流れてくる觴が止まると酒をいただく。これがすなわち……」

【選択肢】

・曲水の宴である

・回転寿司である

選択肢

曲水の宴である

龍井蝦仁

「そうです。これは厄災を祓うためにある行事で、酒を頂いた人は詩も作らなければなりません」

「詩を作れない、ですか? ふむ……では、貴方は酒を頂くだけで結構ですよ。詩は私が代わりに作ってあげましょう」

回転寿司である

龍井蝦仁

「東瀛の習わしですか? 確かに少し似ていますね……それは皿を取った人も詩を作る必要があるのですか?」

「それならお寿司を楽しめなくなる、ですか……ふーん、なら、今後貴方と同席して料理をいただく時は詩の話題をしないようにしましょう」

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糖葫芦

「座って字を書くの全然楽しくない……葫蘆ちゃんはやっぱりコマを打ちに行こうかな~」


鶏茸金絲筍

「古臭い物しかないじゃないか。それなら俺様は付き合う気は起きないな」


龍井蝦仁

「古臭い?ふーん、貴方達はその趣を理解できる人ではありませんから」


龍井蝦仁

「風雅なものは、確かに全ての人に通じるものではありませんからね……」

【選択肢】

・方向性が間違ってるよ

・まずお茶を飲んで落ち着いたら?

選択肢

方向性が間違ってるよ

龍井蝦仁

「これは仙楽と鼾の違いです、別物なので、方向性も何もないでしょう?」

まずお茶を飲んで落ち着いたら?

龍井蝦仁

「残念ながら茶碗は持っていません……って、からかわないでください。私はそこまで混乱していません」

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龍井蝦仁

「○○は双方一歩ずつ譲ったら……? 笑止、雲泥の差があり、道が相受け入れるなんてありえません」

「私の道は凡俗とは違っている。

 道同じからざれば……はぁ、○○には分かると思っていましたが、どうやら……」


糖葫芦

「あっ!コマが!コマが送風機に吹き飛ばされた!」


糖葫芦の叫び声とともに、吹き飛ばされたコマが、「バン」と灯棚にぶつかっていった。

灯棚が何度か揺れた後、すさまじい勢いで倒れ、すぐ隣にいる人に落ちた――


龍井蝦仁

「しまった……○○、気をつけてください!」


糖葫芦

「わああ、わかが、わかが打たれた!」


龍井蝦仁

「大丈夫ですか?」

【選択肢】

・痛いよ

・死んだふり

選択肢

痛いよ

龍井蝦仁

「どこか痛いですか?お……落ち着いて……今貴方を連れて帰りますから」

「禊祓を皆で楽しく出来たらいいなって? ふっ、これぐらいのこと、心配しないでください!」

死んだふり

龍井蝦仁

「○○!しっかりしてください!」

「最後の願いは、皆が一緒に楽しめたらって?

 最後だなんて……私がいる限り、貴方を死なせません」

「こんな些細な事、貴方の思うままにします。最後だなんて、もう口にするな……」

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龍井蝦仁

「運良くあざが出来ただけで、大きな怪我はありませんでした。今度は悪ふざけしないでくださいね」


鶏茸金絲筍

「本当か? こいつ、今めちゃくちゃ苦しんでたじゃないか。ちゃんと見てくれよ? 下僕に何か後遺症とか残ってたら…俺様のメンツが丸潰れだろう!」


糖葫芦

「うう……わかが無事でよかった、全部葫蘆ちゃんのせいだ……」


鶏茸金絲筍

「ふん、誰のせいかまだわからない! ここがこんなに間取りが悪くなかったら、俺様も苦労して荷物を運ばなかっただろう? 灯篭棚も人にぶつからなかっただろう?」


龍井蝦仁

「……」

「分かりました。○○の希望なら、もう一度考えましょう」


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三 なぜ蘭は香る・参

◆主人公【男性】の場合◆

(女性の差分は括弧書きで記載しています)

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麻婆豆腐

「マルチ戦、一人足りん、誰でもええやから、上に来い!」


かにみそ湯包

「チッ、うっとおしいな。この階に水さえなければいかねぇよ」


鶏茸金絲筍

「ライトの色に合わせて提灯の模様を描いたか、床に映った色は悪くない……

 フン、でもオシャレさで見たら、俺様のデザインにはまだまだ及ばない!」


糖葫芦

「もういこう、「麦つんで」をやって遊ぼうよ!」


鶏茸金絲筍

「失敬な、俺様を引っ張るな……俺様は木の飾りテープを見たいんだ!

 おい、もう放せって!」




八仙過海鬧羅漢

「川の湾曲部の向う岸に展望台が増設されましたね、景色が見られて、水に近すぎず。

 遊楽の喧囂にも影響されない……うん、勉強になりました」

「古今を融合して、誰でも楽しめる、さすが博識な龍井居士ですね」


龍井蝦仁

「全て○○のおかげです。彼(彼女)に言われなかったら、私も意見を変えなかったでしょう」

【選択肢】

・褒めて

・ご褒美は?

選択肢

褒めて

龍井蝦仁

「……」

「出来るだけ試してはみますが……やはり言えません。

 君子は行動で示しますから、そのうち私の気持ちも分かるでしょう」

「少し騒がしくなりましたが、○○……と皆の笑顔が見られるのも、また違った楽しさがあるから、いいですね」

ご褒美は?

龍井蝦仁

「ええ、もちろん。

 私の収蔵品の茶道具や書画、欲しいものがあればいくらでも持って行って良いですよ」

「ない? はぁ、なら私が決めてあげましょう」

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龍井蝦仁

「まさか……こんな楽しみ方もあるとは思いませんでした」

「しかし所詮風雅が足りません。春を満喫できる場所を知っていますが。

 さあ、○○、私と一緒に行きましょう」




龍井蝦仁

「どうですか? ここからなら、全ての景色が一望できるでしょう。

 こんな時にいいお茶が飲めれば、初めてこの素晴らしい春光に相応しい愛で方が出来るのに」

「今度、ここで共にお茶を愉しむのはいかがでしょう?」

【選択肢】

・愉しむって、他の物じゃだめ? 例えば……

・おまけの茶道コースはスキップしていい?

選択肢

愉しむって、他の物じゃだめ? 例えば……

龍井蝦仁

「他の物? ああ、書画にも興味があるとは。

 それなら、今度ここで共に私の収蔵品の印譜を愉しみましょう。どこに印章を押したいですか?」

おまけの茶道コースはスキップしていい?

龍井蝦仁

「ふーん、それが私とお茶を飲みたがらない理由ですか?

 私はただ、お茶がもたらしてくれる喜びを、貴方と分かち合いたいだけなんですが……まあいいでしょう。私が少々、せっかち過ぎましたね」

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龍井蝦仁

「どうしてここまでこだわっているの、って?」

「琴、碁、書、画、詩、酒、茶、全て技に過ぎませんが、それらの中に含まれている感情は、千年たっても変わらずに伝えてきますから」

「古賢の思いを知ることで自身を磨き続ける。これこそ私の風雅の道なのです」

【選択肢】

・品がありすぎるのも寂しいですね

・わからないけど凄そう

選択肢

品がありすぎるのも寂しいですね

龍井蝦仁

「世間の態度は私にとってどうでもいいです、重要なのは……」

「私は自分の道を諦めません。

 ただ、貴方の願いならば、少しは妥協しましょう」

わからないけど凄そう

龍井蝦仁

「凄そう? 初めて聞く言葉ではありませんが……嬉しいですよ」

「ただ、「凄い」は親しみを拒む事と違います、これだけは覚えていてほしいです」

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龍井蝦仁

「見渡す限り、空も大地も澄んでいます。気持ちが高まると、先賢の言葉が頭に浮かんできます」

「今のこの情景、正に王逸少の『蘭亭集序』がぴったりですね。「天下第一行書」と称され……

 その動きはなんでしょう」


隣の人の空に指先で、文字を書いているような動きを見て、龍井蝦仁は失笑した。

彼はその手を取って、一画一画文字を書いていく。


龍井蝦仁

「こう書くのです……」

「仰ぎて宇宙の大を観、俯して品類の盛を察す、目を遊ばせ懷いを騁する……」


龍井蝦仁は声を柔らかくし、腕の中にいる人を見つめた――


龍井蝦仁

「信に樂しむ可きなり」


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