年年有余・伝記

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伝記

追憶

　年年有余は春節聯歓晩会と共に誕生し、化霊した当時から春節聯歓晩会の司会に感化されていた。おかげで口調やアクセントが完全なる｢春節聯歓晩会風｣になってしまい、生活習慣までも司会に寄せていたそうだ。そして彼自身も有名な司会者となり、安定感のあるトークと独特な喋り方で観客の支持を浴びていた。しかし訳あって、彼はお笑い系の番組には決して出演しないらしい……

　空桑の若さまが青丘で一連の事件を解決した後、年年有余は｢標準語の普及｣と｢空桑テレビ局の創立｣のために空桑に招かれた。

容姿

　青丘でも空桑でも、年年有余は春節聯歓晩会の御用司会者だ。そのため彼の装いは衣服のチョイスから色の組み合わせまで新年らしさを全面的にアピールしている。

　更に目を凝らして見れば、彼の首巻きやコートの隅、そして袖口に同じ魚形の紋様が入っていることに気付くだろう。これは彼が化霊する前の料理の象徴だけでなく、彼自身が｢年年有余｣を願っている証なのだ。

技能

　春節聯歓晩会の司会である年年有余は真撃な気持ちを抱き、濃厚な｢新年の空気｣と昆るパワーを戦場にもたらす。彼の武器は真っ赤な春聯の束だ。

　彼が｢金運上々｣と書かれた春聯を敵単体に投げつけると、鼓舞エネルギーを1ポイント獲得すると同時に自身にかかった1つのバフ状態を1ポイントの励みエネルギーに転化する。彼はHPが50%未満の仲間に｢家族団欒｣と書かれた春聯を与えると、鼓舞エネルギーを全部消費してその仲間の生命を回復する。

　彼が｢歳歳春常在、年年慶有余｣と書かれた春聯を広げ、その場にいる仲間に新春の祝辞を伝えると、空からカラフルな切り花が降り落ち、仲間全体の攻撃力を上げると同時に鼓舞エネルギーを1ポイント獲得する。この時、自身の鼓舞エネルギーが5ポイント以上であった場合、味方全体に必中効果を与える。

味

　年年有余は中国の伝統的な料理で、有名であるためどこでも見かける。

　地方によって異なる食材だが、魚を用いるのは共通である。調理方法は、まず魚を洗い、お腹に包丁を入れて背部がついている状態でお腹を開いてお皿に置く。ネギ、生姜、ニンニクを切り魚に乗せて、料理酒、醤油などの調味料をかけた上で籠に入れて蒸す。蒸したら新しいお皿に移し、熟したごま油を上からかける事で完成。

　この料理は来年も余裕のある生活を送れますようにという願いを込めて命名された。

天性の才

　年年有余は有名な司会者として、勤勉かつ規則正しい生活を送っている。長年｢春節聯歓晩会｣の司会者を担当しているためか、彼はいつも元気で高揚した状態を維持しており、まるで激励するように喋る。また、標準語の普及に力を入れている。

　司会者としての腕前は確かだが、彼はあることを悩んでいる。ーーそれは表情のコントロールである。もし大爆笑を突然しだしたら、恐らく彼が別に面白くないジョークを聞いて笑い出しただけかもしれない……

絆

　｢過去を振り返ると、実り多いものがあり、明日に目を向けると、輝かしい未来があります。これらはすべて若様の立派な指導と食魂たちの勤勉さと切り離せません！

　皆さんの努力のおかげで、空桑の第一回中国語大会も無事に開催できること間違いありません。蕭の旦那と陳豆児をはじめとする食魂たちも、きっとややこしい言葉の試練を無事に乗り切れるはずです！｣

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