金銀蹄膀・手紙

最終更新日時 : 2022/04/26 06:33

1人が閲覧中

最終更新者：皮蛋納豆丼

半分風雅

主人公名：

　　＜手紙の文字は、おおざっぱで読みにくい。幸い内容は割と簡単だった。＞

　　空桑はとても自由だった。美しい野原も森もたくさんあって、いいところだっ！

　　屋上で日向ぼっこもできる。森の木も果実があって、食事には心配しなくていいな。ボクの育った山には、こんなの少なかった。山の果物は、かたくてまずい。

金くん

主人公名：

　　＜手紙の筆跡は、前回に比べて少し整っている。＞

　　ここは毎日にぎやかで、遠くからの客人も多い。アイツらご飯を食べに来てるって、みんなが言ってた。

　　ボクの故郷、食べ物は全部自分で探してる。食卓に座って、誰かが食べ物をくれるのを待つのは、弱い証拠だ。

　　でも、アイツら、とても楽しそうに見える。どうして？

金くん

主人公名：

　　手紙の筆跡は、もうあまり曲がりくねった字が見られなくなった。

　　オマエが探してくれた先生、ボクより小さいし、痩せてる。でも、思ったよりスゴイ。

　　アイツのもとで、何日間も勉強した。うまくなった気がする。〇〇はどう思う？

　　最近あんまり来ないけど、忙しい？授業が終わったら、オマエのところに遊びにいってもいい？

　　オマエの仕事が終わるまで、騒がずにじっとするから。

　　だから、頼む……ボクのこと、無視しないで？

　　だって……ボク、寂しく思うから。

　　サインの最後の二文字は、書けなかったのか、奇妙な形の記号になっている。

金銀**

主人公名：

　　きれいな紙に少し整った文字が並ぶ。きれいな葉っぱも添えられている。

　　ここに来てから、新しい友達もできた。アイツらはボクが変わり者でも嫌ったりしない。村の家族と同じだ。

　　〇〇、オマエが教えてくれたこと、ボクはちゃんと覚えてるよ。信じられないなら、テストしてもいいゾ。

　　答えがあってたら、頭をなでてくれ。オマエになでてもらうのが好き。気持ちよくて、ずっとこうしていたい。

　　そうだ。前に柱の爪痕の事を聞いていたけど、あれは爪を研いでたわけじゃないよ。ボクはそんなことしない。

　　でも、オマエがいつボクに会いに来るのかわからないから、ずっと待ってて、楽しくなかった……

　　良くないって知ってる。だから少し考えた。これからは、門のところで待っていれば、オマエと話しでもできるよな。

　　オマエがそばにいるだけで、ボクは楽しかった。

　　文末のサインの横には、笑顔の絵が書かれている

金銀蹄膀

コメント (金銀蹄膀・手紙)

新着スレッド(食物語攻略wiki)