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雪霽羹・伝記

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好感度ボイス

デフォルト

好き嫌い大自然の生き物には、霊気が宿っています。わたくしにとって植物は友のような存在です。
世間話・
其の一
『空桑の仲裁人』ですか? わたくしの新しい呼び名でしょうか? 貴方のお力になれるなら、そのお役目、わたくしは喜んで引き受けますよ。
賛美貴方は、幽蘭のような霊気と梅蕙草(ばいけいそう)のような品格があって……他の者とまるで違います。わたくしは、そんな貴方に惹かれたのでしょう。
世間話・
其の二
この花の料理は、すべて貴方が作ったのでしょうか? さすがは『空桑の若』ですね……わたくしが花を育てますので、若様は料理を作ってくださいませんか?
甘え道端に花が咲き、蝶が舞う……これほど綺麗な景色でも、ひとりで見るのは寂しいものです……ご一緒していただけませんか?
告白この世には、何千何万という花があります。けれどこの芙蓉は、貴方のためだけに咲きます。貴方の心に寄り添えれば、わたくしは最も愛おしい拠り所を見つけることができるでしょう。

その他のボイスはキャラページに記載しています。

伝記

追憶

  雪霽羹が化霊した時期についてはよく分かっていない。だが、その料理で使用される食材の特徴により、彼は生来、自然の植物とたいへん親しい関係にある。草花を愛する彼はよく文人たちと共に高雅な交流の宴に出席し、彼らのために草花を育てている。

  しかし、優雅で悠々たる生活は、戦争が起こったことで、徹底的に破壊されてしまった。文人たちの文化は、戦乱の前では特に脆く、捕らわれることを望まない文人たちは死をもって、自らの意志を示す道を選んだ。雪霽羹もまた、彼らと一緒に冷たい大海へと身を投げた。だが、海の寒さによって雪霽羹の意識が朦朧としてきたその時、ある不思議な力が彼の命を救った。

  息を吹き返した雪霽羹は自分が瀛州島に 漂着したことに気がついた。彼はこの島で新しい生活を始めたが、あの悲惨な過去は、彼の心の中で消えることのない焼印となった。


容姿

  雪霽羹は芙蓉を加えた料理で、化霊後の雪霽羹は、その服装に芙蓉の花の桃色と紫色の生地を取り入れ、薄紗を合わせ、軽やかで、やわらかく、上品な装いである。服の前みごろ、頭にある髪飾り、振り香炉の棒のいたる所に満開の芙蓉の花の装飾が見られる。彼は生まれつき、そのからだに芳しい香りをまとっており、さらに上品で美しい容貌であるため、優雅かつ洒脱な「山の妖精」のようである。雪霽羹はいつも手に美しい香炉を持っている。これは香を焚く容器であるだけでなく、暗闇の中では提灯にもなり、無数の長い夜と彼と共に過ごしてきた。


技能

  いつでも草花栽培のことばかり考えている雪霽羹は、戦闘時も香・花・蝶を使って、敵の刀剣に対抗する。芙蓉の花びらが舞う風は、まるで桃色の夢のようで、美しく無害に見えるが、敵を深く眠らせ、戦闘意欲を喪失させる。敵に復活のチャンスはない。

  雪霽羹は見た目はしなやかで美しいが、芙蓉という植物と同じく「霜寒を恐れぬ」品格を備え、攻撃を受けると一定確率で、反撃する。


  雪霽羹は雪霞羹とも呼ばれ、林洪の『山家清供』の中にこの料理の作り方について記載がある。新鮮な芙蓉の花をいくつか摘み、がくを取り除き、熱湯で数秒ゆでて取り出しておく。豆腐を賽の目切りにし、ゆでた芙蓉の花と一緒に熱湯に入れて煮る。これにコショウ、みじん切りにしたショウガなどを入れて味を引き立たせてもよい。雪霽羹は長い歴史を持つ食事療法の料理で、解熱、熱による出血の改善、解毒、腫れがひくといった効果があり、女性には特に良い。


天性の才

  雪霽羹は常に植物と共にあり、その性格もまた草花のように穏やかで優しい。彼はいつも笑顔で人と接し、どんな性格の人とでもうまく付き合うことができる。普通の人から見て、雪霽羹は穏やかで礼儀正しく、情にもろい「いい人」であるが、本当に彼を理解している人だけは、一見何の「殺傷力」もなさそうな、物腰のやわらかい青年が、必要なときには、鋭い知恵や手段を提案し、その効果がどれほどすごいものかを知っている。

  雪霽羹は光を好み、闇を恐れる。闇夜は彼につらい記憶を思い出させ、彼は明らかに情緒不安定になり、誰かからの慰めを必要とする。


  「島から珍しい花の苗を持ってきました。興味があるのでしょうか、空桑のみなさんはとても興奮していて、みなさん私の「助手」になりたいと言うんです。春巻と青団子は、毎日よく注意しながら、あの花たちの世話をしています。私より熱心なようですね。糖葫芦は時々、花畑の中を走り回っていて、見ていてひやひやしますが、虫を捕まえる時は、かなり集中しています。元宵は毎日、自作の銃を持って花畑周辺をパトロールしています。花を荒らしに来る妖怪たちも、彼に驚いて逃げていったようです……みんなの努力のおかげで、苗たちもついに今日、花を咲かせました。私は少しその花を摘み、感謝の気持ちとして『鮮花餅』を作りました。それを、あの子たちが美味しそうに食べてくれましたし、彼らの花のような笑顔を見ていたら、私もとても嬉しくなりました……」


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コメント (雪霽羹・伝記)
  • 総コメント数9
  • 最終投稿日時 2021/11/28 12:09
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