メッセージ・咲き誇る芙蓉

最終更新日時 : 2021/11/01 21:05

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空桑総動員

吉利エビ：うう、本当に感動したよ

若：どうしたの？

吉利エビ：今、雪に「花蕊夫人」の物語を聞いたんだ。こんなひたむきな愛情、憧れちゃうよね！

春巻：「花蕊夫人」？どんな物語なの

雪霽羹：木芙蓉に関する典故なんだ

雪霽羹：後蜀の皇帝孟昶には「花蕊夫人」と言う妃がいて、木芙蓉の花が大好きだったんだ。孟昶は彼女のために「できるだけ芙蓉を植えて、城中を美しくした」んだ

雪霽羹：その後、後蜀は滅亡して、花蕊夫人は宋朝の皇帝趙匡胤に後宮に入れられる。彼女のひたむきな愛情は変わらず、最後そのために殺されるんだ

吉利エビ：それが芙蓉の花が「愛情の花」とも呼ばれる理由なの？本当にロマンチックな花だな

3分後

吉利エビ：え！？

吉利エビ：雪、戸口の木芙蓉の花が、全部咲いたよ！私が来た時には、まだ蕾だったのに

吉利エビ：まさか花までこのロマンチックなラブストーリーに感動したのかな？

雪霽羹：本当に？見てみるよ

雪霽羹：まだ開花期じゃないし、私もただ習慣でずっと面倒を見てるだけなのに、まさか花が咲くなんて

雪霽羹：きっと……しばらく○○に面倒を見てもらって、私も草花の手入れがもっと上手くいくようになったんじゃないかな

雪霽羹：＠若も芙蓉の花を見においでよ

若：わかった、君がここで楽しめるなら、よかったよ

春巻：私も見に行く！

吉利エビ：この花の中にいると、当時の「千里錦繍」の満ち満ちた会いに包まれてるみたいだよ！

雪霽羹：みんな気に入ったなら、今日は私のところで花を見ながら夕飯を食べようよ

春巻：ふふ！　ええ、わかったわ。

若：行く行く！

―――話終わり―――

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