イベント【夜影の古城の宴】 友人を探して
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| （コンコン……ニキは突き当たりの扉を軽くノックした。しばらくして、扉は中から開いた） （そこには祝嘉南がいた。その後ろから越千霜が顔を覗かせ、ニキたちを見て微笑んだ） | |
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| 越千霜 | |
| やあ、君たちか。 | |
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| ニキ | |
| 越将軍、祝軍師、こんばんは。ちょっとお尋ねしたいことがあって。 | |
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| 祝嘉南 | |
| まずは中へどうぞ。座った方が話しやすいでしょう。 | |
| （祝嘉南がニキたちを部屋の中へと招いた。部屋の中央には天蓋付きの大きなベッドがある。ここはどうやら古城の主人の寝室のようだった） （部屋の中にはシンプルなソファが置かれ、サイドテーブルには何冊かの本とアルバムがあった） | |
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| ニキ | |
| これは？ | |
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| 越千霜 | |
| その本は最初からそこに出しっぱなしだったの。ここから出る方法を探るため、目を通してはみたんだけど……。 | |
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| サクラ | |
| 二人も、出る方法を探していたの？ | |
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| 祝嘉南 | |
| あなたたちは、そこで話してるといいわ。私は少し失礼するわね。 | |
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| 越千霜 | |
| ニキ、座って。 | |
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| ニキ | |
| わかりました。 | |
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| モモ | |
| 君たちも、ここに招待されたの？それとも宝を探しに来たの？ | |
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| 越千霜 | |
| 宝ってなんのこと？私たちは冥お姉様と一緒に来たの。こういうパーティーはあまり参加したことがないからなかなか面白いわ。 鍵が掛かったような音がした時、冥お姉様はからくりが動いて古城に閉じ込められたと言っていたわ……。 それで私たちは出る方法を探していたの。冥お姉様は書斎でからくりについて調べてるわ。私と嘉南は、他の場所をあちこち調べて回ってるの。 | |
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| ニキ | |
| お二人は、この古城の主人を見かけませんでしたか？ | |
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| 越千霜 | |
| いえ、見ていないわ。閉じ込められてからいままで、古城の主人らしき人物はパーティーに現れていないわ。 この城に入る時も食事の時も、対応していたのはウェイターよ。彼らは、本日は自由にお過ごしくださいと言っていたけれど……。 | |
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| モモ | |
| 主人のくせにパーティーが気にならないのかにゃ？それに、冥水苑と古城の主人は知り合いかと思ってたのに……どっちもからくりのプロだから。 | |
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| サクラ | |
| ここの主人がからくりのプロかどうかはわからないわ。他の人に作らせたのかもしれないし……。 | |
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| 越千霜 | |
| 知り合いではないわ。私たちも冥お姉様も、ここへは初めて来たんだもの。ここの主人の顔もわからないわ。 | |
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| ニキ | |
| そうですか……わかりました。じゃあ他の手がかりを探しに行きましょう。 | |
コメント (イベント【夜影の古城の宴】 友人を探して)
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