氷淵の残響 燃え尽きた栄光
燃え尽きた栄光Ⅰ
黒水城の裁縫店の女将があなたを探しているようだ
裁縫店
裁縫店の女将 | |
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>いらっしゃい。ちょうど頼みたいことがあったの。 | |
選択肢 | |
何ですか? | |
裁縫店の女将 | |
息子からの手紙がバラバラに飛んでいってしまったの。街に行って探してきてくれないかしら? | |
私 | |
いいですよ。 | |
裁縫店の女将 | |
本当にありがとう!もしかしたら武器屋に行ってみるといいかもしれないわ。 |
兵器店裏道
(店内には各種武器が並んでいた。店の主人はいないようだ) |
格闘場入口
(今日は闘技場で試合はない。闘技場の入口に人影は見えない) |
城内の隅
(夕日が城壁を照らし、城の中に長い影を落としている) |
燃え尽きた栄光Ⅱ
武器屋路地裏で手紙の断片を探そう
裁縫店
裁縫店の女将 | |
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先に武器屋で手紙の断片を探すといいわよ。 |
兵器店裏道
武器屋の主人 | |
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武器各種取り揃えています。ぜひお買い求めください。 | |
選択肢 | |
尋ねる | |
私 | |
すみません、手紙の断片のようなものを見かけませんでしたか? | |
武器屋の主人 | |
そういえば、今朝確かにちぎれた紙が風に吹かれて店に入ってきたよ。 | |
私 | |
それをいただいてもいいですか?それを探している人がいて、とても大切なものなんです。 | |
武器屋の主人 | |
いいけど、俺も手伝ってほしいことがある。明日、試合に参加するんだが、相応しい武器を選んでくれないか? |
燃え尽きた栄光Ⅲ
武器屋路地裏で武器屋の主人の武器を選んであげよう
兵器店裏道
武器屋の主人 | |||||
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明日、試合に参加するんだが、相応しい武器を選んでくれないか? | |||||
選択肢1 | 選択肢2 | 選択肢3 | |||
これは役に立つアドバイスじゃないな。ごめん、助けることはできない。 | ありがとう。もし似たような物がもっと欲しければ、闘技場入口の警備員に聞くといいよ。 |
燃え尽きた栄光Ⅳ
闘技場入口で手紙の断片を探そう
裁縫店
裁縫店の女将 | |
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手紙を受け取った時には、既にビリビリに破れていて、風に飛ばされてしまいました……。 |
格闘場入口
闘技場の警備員 | |
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今日は試合はない。試合を見たいなら明日来なさい。 | |
選択肢 | |
尋ねる | |
私 | |
すみません、手紙の断片のようなものを見かけませんでしたか? | |
闘技場の警備員 | |
あの武器屋から聞いたの? | |
私 | |
それをいただいてもいいですか?それを探している人がいて、とても大切なものなんです。 | |
闘技場の警備員 | |
確かに、手紙のような紙を拾ってるから、あげるわ。ただ、戦闘服コーデの練習に付き合ってくれない?暇なの。 | |
私 | |
いいですよ。 |
燃え尽きた栄光Ⅴ
闘技場入口で闘技場警備員とコーデバトルしよう
格闘場入口
闘技場の警備員 | |
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確かに、手紙のような紙を拾ってるから、あげるわ。ただ、戦闘服コーデの練習に付き合ってくれない?暇なの。 | |
コーデバトル |
燃え尽きた栄光Ⅵ
闘技場入口で闘技場警備員に手がかりを聞こう
格闘場入口
闘技場の警備員 | |
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いいバトルだった。 | |
選択肢 | |
尋ねる | |
私 | |
残りの手紙の断片に関してまだ何か手がかりはありますか? | |
闘技場の警備員 | |
もう手がかりはないけど、城内を歩き回れば、どこか隅っこにでも落ちてるんじゃない? |
燃え尽きた栄光Ⅶ
城の中で手紙の断片を探そう
格闘場入口
闘技場の警備員 | |
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もう手がかりはないけど、城内を歩き回れば、どこか隅っこにでも落ちてるんじゃない? |
燃え尽きた栄光Ⅷ
裁縫店に戻り、手紙の断片を女将に渡そう
裁縫店
裁縫店の女将 | |
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手紙は見つかったかしら? | |
選択肢 | |
見つけた | |
裁縫店の女将 | |
ありがとう!これで手紙を読むことができるわ。息子とは騎士団が討伐されてから一度も会っていないの……。 | |
私 | |
名もない遺跡はどこにあるんですか? | |
裁縫店の女将 | |
王城騎士団のかつての駐屯所よ。私の息子が最後に戦った場所でもあるの。 |
燃え尽きた栄光Ⅸ
北風の原の名もない遺跡に行こう
裁縫店
裁縫店の女将 | |
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やっと息子が書いた最後の手紙を読むことができるわ……。 |
名もなき遺跡
(雪原に冷たい風が吹いている。雪の下に何かあるようだ) | |
選択肢 | |
近寄ってみる | |
(厚い積雪をかき分けた。少し錆びた長剣の下敷きになっているのは二つの勲章だった) (剣と盾は王城騎士の栄誉を象徴し、反対の面に「ニーズヘッグ」「ルイ」と刻まれていた) |
燃え尽きた栄光
【騎士の手紙】
親愛なる母へ:
久しぶりの手紙です。ごめんなさい。もう『手紙が届いていることが安心』とは書けなくなりました。最近、王城騎士団に重大な事件がありました。あなたも聞いているでしょう。私の怪我はたいしたことはありません。ただ、これからどうするかわからず、決めかねています。きっと騎士団員の皆が同じ状況でしょう。
我々の騎士団長が亡くなったことが、信じられないのです。
その争いは突然起こりました。ラッパが鳴り響いて敵が我々の駐屯地に侵入してきました。私の両手はずっと震えていました。なぜなら、これは『戦友』の仕業だったからです。権力争いの末の正義のない殺戮です。
敵の数は圧倒的で我々精鋭部隊といえども徐々に劣勢に立たされていきました。私は騎士団長が何度も敵を撃退するのを見ました。二人の息子も苦戦していました。それは騎士の栄光のためではなく、ただ生き残るための戦いでした。
次第に我々には血の呪いが襲ってきました。体中の激痛のため戦闘に集中できません。逆に敵はどんどん動きが良くなっていきました。彼らには呪いの痛みはないようでした。その時、思い出したのです。最近黒水城の上層部に流行しているという秘密の薬のことを。
以前私は、ニーズヘッグと薬について話しをしました。当時の私はこれが呪われた血の束縛から逃れる鍵になる、と考えていました。しかしニーズヘッグは『血の呪いに抗える能力を持つ者のみが暴力を得られる。そうなれば他は従うしかない』と。我ら全員が血の呪いを受けるのなら秩序は保たれます。秩序を破ろうとする者だけが苦しむ。しかし薬でこのバランスを破る者が現れたとしたら秩序を守っている人だけが被害者になってしまいます。
ニーズヘッグは『この秩序の存在自体が不合理だ』と言っていました。
あの長い夜はまるで戦争でした。そして騎士団長の死が争いを終わらせました。彼は誰かの剣に屈したのでなく、血の呪いにより心臓を焼き尽くされたのです。彼の大きな身体が地面に倒れた時の音で全員が動きを止めました。
人類最強の男が薬に負けたのです。これは私にとって、高い山が崩れたも同然でした。王城騎士という王城の剣と盾の名は、地に落ちたのです。
戦は我らの惨敗で、大部分は捕らえられました。騎士団長の二人の息子については、ある人は殺されたと言い、ある人は逃げ出したと言っていました。私にもわかりません。彼らのこれからの人生は?私には想像できません。
この手紙を書き終えたら私も逃げます。いつか皆と会えるその時のために、生き抜いてみせます。
ご心配なく。
レイより