イベント【次元戦場】 鳳凰の羽
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(雲上北方の港からゆっくりと動く給糧艦では全ての船員と乗客が祝羽弦の配下となっていた) | |
私 | |
祝王殿下、船の運航は予定通りです。錦川港まであと半日の距離です。 | |
祝羽弦 | |
うむ、分かった。しかし、お前は口のきき方を改めないとな。もうじき変装して白永義の旗艦に紛れ込むのに、まだ私を殿下と呼ぶのか? | |
私 | |
あっ……湛様、一つ分からないのですが、義王はどうしてあんなに大きな艦隊を率いて、そして多くの財宝を持って海上の孤島に向かうのですか? | |
祝羽弦 | |
白永義が欲しいのはルインアイランドの「テクノロジーの光」だ。あれは金銀財宝には換えられない代物。それがあれば国を一新できるだろう。 | |
私 | |
「テクノロジーの光」が雲上の国力を振興させる助けになるなら、義王に手に入れさせてはいけないのですか? | |
祝羽弦 | |
別に彼の手から奪ってくるとは言っていない。「テクノロジーの光」が奪ったりできるような物だと思うのか? | |
私 | |
私は……それがどんな物なのか想像もつきません。 | |
祝羽弦 | |
物というよりも、一種の啓蒙、チャンスと言うべきだな。白永義が手に入れても構わないが、私も分け前に与るというだけだ。 それに、能力のない人間でないとダメなのだ。力のない人間は「テクノロジーの光」を前にしても何も持って行けないだろう。 | |
私 | |
そうなのですね。ですが、その情報を以前から知っていたのなら、どうしてもっと早く出発しなかったのですか? | |
祝羽弦 | |
私が自分で艦隊を組織して、さらに白永義が掌握している港から出航するのは骨が折れる。彼の船に相乗りさせてもらえば手間が省けるだろう? | |
私 | |
確かに!私たちが故意に情報を与えたと気づいたとしても「テクノロジーの光」を諦めるわけありませんものね。これぞ正々堂々とした企みですね。 | |
祝羽弦 | |
物分かりがいいな。今は英気を養っておけ。しばらくしたら隙を見て私と旗艦に乗るぞ。これからが本番だ。 |
コメント (イベント【次元戦場】 鳳凰の羽)
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