イベント【白銀戦歌】 無形の刃
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(プラータの近く) (周囲の木影がかすかに揺れている。オンブルは全神経を集中させて目の前の街を観察している。私の存在などほとんど忘れてしまったかのようだ) (巨大な石壁が視線の一部を遮った。しかし、それでも街の建物の全てが石造りであることは見てわかった) | |
私 | |
長官、ここは一体どんな場所なんですか?普通の街とは違うようですが? | |
オンブル | |
我々が任務にあたる場所だ。 | |
私 | |
どの建物もかなりの年代物のようですが……そんなに昔から今のような建築技術が?これほどの石の街を作るのはさぞや大変だったでしょうに……。 | |
オンブル | |
……。 | |
(彼を覗き見ると、視線があう。私は大人しく口を閉じた) | |
オンブル | |
地形をよく観察しろ。 | |
私 | |
通りは広く、建物はそれぞれ独立している……広々として、私たちが身を隠すには向いていないようですね。 | |
オンブル | |
だからよく観察するんだ。 | |
(私はオンブルの言葉に従い、立ち並ぶ石造りの建物から身を隠せそうな場所を探した。しかし、ある肝心な問題が急に頭に浮かんできた) | |
私 | |
長官、私は急に任務に連れ出されましたが、まだ今回の任務の内容を聞いていないような……? | |
オンブル | |
……我々は、この中に入る。 | |
私 | |
そうだと思いました……それで? | |
オンブル | |
「宝」の手がかりを探すのだ。 | |
私 | |
「宝」?どんな宝ですか? | |
オンブル | |
見つければ自ずと分かる。 | |
(月が雲に遮られ、暗くなる。オンブルは考え事をしているようだった。私はその様子を見て、恐怖を感じた) | |
オンブル | |
その無意味な表情を引っ込めろ。 | |
私 | |
申し訳ありません。ただ急にちょっと……。 | |
オンブル | |
おまえの予感は間違っていない。この中には数多くの仕掛けがあるかもしれない。 | |
私 | |
……では、無理に入ろうとすれば飛んで火にいる夏の虫では? | |
オンブル | |
我々が仕掛けよりも素早く動けばいいだけだ。 | |
(そう言い終わるより早く、オンブルは茂みから飛び出し、石壁に向かって駆けだした。私も急いで後に続いた) |
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