イベント【白銀戦歌】 鳳凰の羽
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(洛川城) (空がますます暗くなり、すぐにでも雨が降り出しそうだ。私が部屋に入ると、祝羽弦が蝋燭の火を真っ直ぐ見つめながら考え事をしていた) | |
私 | |
祝王殿下。 | |
(洛川に到着したばかりだが、ある任務が私を待ち受けていた。祝羽弦が私に割り当てた任務は恐らく私たちの目的地プラータと関係があるのだろう) (私は彼が口を開くのを待ち切れなかった。彼はまるで私に気付いていないようだった) | |
私 | |
……祝王殿下? | |
祝羽弦 | |
来たか……今回の一連の動きについて君の考えを聞いてみたいんだ。 | |
私 | |
私の……考えですか? | |
祝羽弦 | |
構うことはない。率直な意見を言ってくれ。 | |
私 | |
カルファについて、私はあまりよく知りません。ただ不思議な国だと聞いたことがある程度で……ですので、カルファに関する情報を集めてきました。 | |
祝羽弦 | |
素晴らしいね。それで? | |
私 | |
……情報を集める過程で、プラータに関する情報があまりにも少ないことに気が付きました。本当に伝説で言われるような「宝」があるのでしょうか? | |
祝羽弦 | |
君が何を疑っているかは分かっているよ。蕭縦は確かに信頼にはまったく値しない人間だ。しかし、過度に心配する必要もない。 | |
私 | |
どうしてですか? | |
祝羽弦 | |
彼に何か企みがあるなら、単身カルファに向かった後で言う筈がない。恐らく、本当に何かを見つけたのだろう。 | |
私 | |
確かにそれは一理ありますが……。 | |
祝羽弦 | |
そんなことより、私たちはもっと緊迫した問題と向き合わなければならないのかもしれないね。 | |
私 | |
何の問題ですか? | |
祝羽弦 | |
私たちが洛川に着く前、越家に動きがあるとの報告を受けたんだ。越千霜はここ暫く、ずっと何かを企んでいたようだが、ついに動き始めたらしい。 | |
私 | |
それはつまり、私たちの行動が彼女に妨害されるかもしれないということですか? | |
祝羽弦 | |
私たちは進むことも撤退することも可能だ。ただ、ニーズヘッグは孤軍奮闘することになるかもしれないがね。 | |
私 | |
祝王殿下はどうするおつもりですか? | |
祝羽弦 | |
慌てる必要はない。君はとにかく湛家の人間を演じていればいいんだ。もちろん、特別な状況になれば、君にもすぐに戦いに加わってもらうけれどね。 | |
私 | |
はい! |
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