イベント【夜影の古城の宴】 黒マントの怪人
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(地下室から出て階段を上った先はクラシックな装いの立派な広間だった。水晶灯の灯りが各々の顔を照らしていた) (二階には広間を眺める人々が、テーブルの上には湯気を立てる料理が並んでいる。ソファに座った男性がワイングラスを手にニキたちの方を見た) (ニキも彼を見返した。彼を見たサクラは驚いた表情をしたが何も言わず、ニキと一緒に男性に歩み寄った) | |
サクラ | |
どうしてあなたがここにいるの? | |
ジョブ・ルーニー | |
こんばんは、お嬢様……私は友人と一緒に、この満月のパーティーに参加しているんですよ。 | |
サクラ | |
満月のパーティー? | |
モモ | |
この料理美味しそうだよ。焼肉はないのかな? | |
ニキ | |
モモ!今は真剣な話をしているのよ。 | |
ジョブ・ルーニー | |
私も初めて参加したんです。古城の主人は毎年、真夏の満月の夜に、この古城でパーティーを開くそうです。 招待状である手紙は適当に送られるそうですよ。私の友人が手紙を受け取ったのですが、一人同行できると言うので連れてきてもらいました。 | |
モモ | |
適当に送るの?この古城の主人って、いい加減なんだね……。 | |
ジョブ・ルーニー | |
その箱は……? | |
ニキ | |
地下室で見つけたんです。今、これを開く鍵を探してるんです。 | |
ジョブ・ルーニー | |
それはあの伝説に関係が? | |
ニキ | |
ジョブ・ルーニーさんもご存知なんですか? | |
ジョブ・ルーニー | |
(首を横に振る)詳しいことは知りません。 ただ、友人が話していたのです。私たちがこの中に閉じ込められたということと、夜影の古城の宝の話を。まさか……。 | |
サクラ | |
ええ、確かに私たちはここに閉じ込められているわ。宝が本当にあるかどうかはわからないけど…… この箱を開けて、外を出る方法を見つけるのが一番重要ね。伝説の通りに、この箱がロックを解除する手がかりだというのが本当だったらの話だけど。 | |
ジョブ・ルーニー | |
お嬢様の言う通りです。 | |
モモ | |
……。 | |
ニキ | |
ジョブ・ルーニーさん、パーティーの最初からずっとここにいたのなら、誰がこの古城の主人かわかりますか? | |
サクラ | |
古城の主人は、ここにはいないと思うわ。この古城のからくりはとても精巧よ。簡単にロックを解除できるとは思えない。 | |
ニキ | |
誰かにヒントを与えているかも……誰かそういう話をしている人はいませんでしたか?箱の鍵について知っているような……。 | |
ジョブ・ルーニー | |
いいえ、いろんな人と話をしましたがみんな初めて来たようでした。先ほど閉じ込められたことがわかった時は、みんな茫然としていましたし……。 | |
ニキ | |
ここにいるみなさんとお話しされたんですか? | |
ジョブ・ルーニー | |
食事の時に、面白い人に出会いましてね。いろいろと話をしたんですよ。ただ…… | |
モモ | |
ただ、何?早く教えて。この箱が宝箱じゃなくて時限爆弾だったらどうするのさ! | |
ジョブ・ルーニー | |
あそこの…… | |
(彼は二階に続く階段を見やった) (そこには黒いマントで全身と顔半分を覆った人物が立っていた。神秘の古城にピッタリな雰囲気だ) | |
サクラ | |
彼? | |
モモ | |
あれって、しばらく見なかった幻夢大使じゃないの? | |
ジョブ・ルーニー | |
奇妙な人物です……私たちがここを訪れた時、彼はすでにここにいました。扉の前のピアノの辺りに座って、客人を一人ずつ観察しているようでした。 もし彼がそれを笑顔で行っていたら、我々はきっと彼こそが、古城の主人だと思ったでしょう。我々を歓迎してくれているのだとね。 | |
モモ | |
もしかして、鍵をあのマントの中に隠してるかもしれないよ? | |
ニキ | |
うーん……それはわからないわね。とりあえず他の人に聞いてみましょう。 | |
ジョブ・ルーニー | |
あ、そういえば、彼は暖炉の上の油絵をずっと見ていました。その姿が奇妙だなと思ったことを覚えてます。 | |
サクラ | |
わかったわ。じゃあ、まずはあの暖炉の近くを調べてみましょう。何かわかるかもしれないわ。 | |
ジョブ・ルーニー | |
お嬢様、私もお手伝いを…… | |
サクラ | |
大丈夫よ。あなたは休暇中なんだからしっかり休んで。私たちで調べるわ。 |
コメント (イベント【夜影の古城の宴】 黒マントの怪人)
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