イベント【夜影の古城の宴】 箱と鍵
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(ニキたちは暖炉へと近づいた。油絵は古いカルファ調のもので、華やかに翻るスカートを着た少女が描かれていた) (ベルベット製の、羽毛で縁取られた扇で口元を隠しているが、目元はしっかりと描かれていた。彼女は笑顔で、とても楽しそうな様子だ) | |
??? | |
あれ?ニキじゃないか! | |
(背後から聞き覚えのある声がした。ニキが振り向くと、そこには彼女がよく知っている人物がいた) | |
モモ | |
紫苑!?……はっ!ニキ、紫苑が古城の主人かもしれないよ? | |
ニキ | |
モモ……そんなはずないでしょう。サクラさんも言ってたじゃない。この城内にはいないだろうって。 | |
紫苑 | |
古城の主人?う~ん、会うのは難しいかもしれないな。オレはここには何度も来てるけど、その姿を見たことがないんだ。なぜ会いたいんだい? | |
(紫苑は三人を見渡し、モモが抱えている箱に気付いた) | |
紫苑 | |
もしかして、夜影の古城の宝を見つけたのかい? | |
ニキ | |
うん……でも、この箱が本当にそうなのかはわからないの……。 | |
サクラ | |
いまはただ、この箱を見つけたってだけよ。その後、ここに閉じ込められたの。デーヴィーが言うには、この箱を開けないと出られないらしいわ。 | |
紫苑 | |
それはちょうどよかった。 | |
ニキ | |
どういうこと? | |
紫苑 | |
オレも脱出する方法を探してたんだ。誰だって、こんなところにずっといたくはないからね。 さっき、黒マントの人物を見かけたんだ。ちょうどいま君たちがいるこの場所でね。箱を見つけたら奪う、とか何とかブツブツ言ってたんだよ。 | |
(モモは思わず、箱を隠すようにぎゅっと抱え込んだ) | |
モモ | |
聞けば聞くほど怪しいよ……。 | |
ニキ | |
紫苑、彼は他に何か言ってなかった?例えば、鍵を持っているとか、そんなことを。 | |
紫苑 | |
いや、「箱が見つかったなら焦って奪う必要はない。先に鍵を見つけることが重要だ、鍵こそが全てを解決に導く……」とか言ってたな。 | |
(ニキは階段の方を見た。しかし、幻夢大使はもうそこにはいなかった) (ニキとサクラは自分たちの後ろにモモを隠した。辺りを見回したが、幻夢大使の姿はなかった) | |
サクラ | |
いまやるべきことは箱を隠すことじゃなくて、誰よりも先に鍵を見つけることだわ。 | |
紫苑 | |
君たちは二階を探索してみたら?書斎には本や模型なんかもたくさんあったし、もしかしたらその辺りに鍵が隠されているかもしれない。 | |
ニキ | |
そうね。幻夢大使から隠れることもできるし。 | |
モモ | |
じゃあ、早く行こう! |
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