イベント【光の島】 日の出の島
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(夏の湿っぽい香りを含む海風の中、海鳥が翼を広げ、伸びきった翼が真っ青な大空を横切った) (夏の湿っぽい香りを含む海風の中、海鳥が翼を広げ、伸びきった翼が真っ青な大空を横切った) (暖かなオレンジ色の日の出。波は穏やかなリズムで岩礁に打ちつけ、白く細かい泡を残す) (まだ夜の冷たさを残した海水が、海辺に横たわる二人の女の子のつま先を浸していた) (朝日の中、ニキとアイリは目を覚ました) | |
ニキ | |
うう……ここはどこ? | |
アイリ | |
……これはどういうことかしら?あなたは誰? | |
(ニキとアイリは身を起こし、互いに顔を見合わせた) | |
ニキ | |
えっと……こんにちは、私はニキ。 | |
アイリ | |
……ここはどこなの? | |
ニキ | |
……私にも、ここがどこなのかわからないんです。 | |
アイリ | |
ここはカルファのビーチではないわ……。 | |
ニキ | |
島のようですけど……。 | |
アイリ | |
私の記憶では、マーベル大陸にこんな島はないわ。 | |
ニキ | |
……もしかして、また幻の世界なの? | |
(抑揚のある爽やかな鳥の鳴き声が風に乗り響いてくる。一羽の白い海鳥が空を旋回して、ニキたちの元にやってきた) (海鳥は頭上まで来ると、足で掴んでいた何かを離した。落ちてきたのは茶色の巻物だった) (ニキが手を伸ばして受け取ると、海鳥は羽ばたいてどこかに飛んで行ってしまった) | |
ニキ | |
……これは? | |
(アイリはニキの手から巻物を受け取ると、それを解いて開いた) (文字がゆっくりと巻物に浮かび上がった) | |
宿命に選ばれし者たちよ。 試練の門は開かれた。 島に隠されし宝を協力して探せ。 どうか楽しいひと時を。 そして自分自身の『宝物』を 見つけられることを祈る。 嵯耶 | |
ニキ | |
嵯耶王!?これは嵯耶王の試練なの?ここはもしかして嵯耶王が作り出した世界? | |
アイリ | |
宝物?……宝なんて興味ないわ。 | |
ニキ | |
でも、他にここから出る方法はないみたいですよ。 | |
アイリ | |
……。 | |
ニキ | |
そうだ、私まだあなたの名前を聞いてなかったわ。協力するなら、お友達になりましょう? | |
アイリ | |
……アイリよ。 | |
(アイリが手にしていた巻物は字が段々と薄れ、少し破れた図面へと変わった) (図面上の筆跡はぼやけており、かすかに線の跡が残っている。紙の右下に小さな道順と波の形をしたものが現れた) | |
ニキ | |
これは……もしかして宝の地図?この波は何を意味しているのかしら? | |
アイリ | |
これは海の波を表していて、この道順はつまり、海岸線に沿って行けってことね……。 | |
ニキ | |
じゃあ、この道順に従って歩きましょうか。何か手がかりがあるかも! | |
アイリ | |
他に選択肢はなさそうね。でも……。 | |
(アイリはニキをチラリと見て、眉をひそめた) | |
アイリ | |
(彼女と一緒じゃないとダメなの?) | |
ニキ | |
どうかしたの? | |
アイリ | |
……何でもないわ、行きましょう。 |
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