イベント【光の島】 試練
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(二人が探していたその時、目の前に子鹿が現れた) | |
ニキ | |
あそこ! | |
(子鹿はニキの声に振り向いたが、密林の奥へと逃げてしまった) | |
アイリ | |
! | |
ニキ | |
待って!行かないで! | |
(二人は急いで子鹿を追いかけた) (奥に進むほど、生い茂る枝が行く手を阻んだ。そのうえ霧まで立ち込め、視界が利かなくなってきた) (二人は更に奥に進んだが、霧は濃くなり何も見えなくなってしまった) | |
ニキ | |
アイリ?どこに行ったの? | |
(ニキは周囲を見回したが、濃い霧に包まれてアイリの姿を見失ってしまった) | |
??? | |
許可なく私の密林に立ち入った不届き者め!お前たちはその代償を払わねばならぬ! | |
ニキ | |
えっ!?あなた、誰? | |
??? | |
お前が知る必要はない。必要なのはお前たちのどちらかが、罰を受けねばならぬということだ。 | |
(一方、アイリも、同じ声を聞いていた) | |
アイリ | |
何をしろと言うの? | |
??? | |
お前たちは、許しも得ずに密林に入った。よって二人でコーデバトルをするのだ。負けた方には罰を与える。 | |
アイリ | |
なぜあなたの言うことを聞かなければならないの? | |
(話を聞いていたニキも、アイリと同じ意見だ) | |
ニキ | |
そんなことできないわ! | |
??? | |
お前に選択権はない。それにもう一人は準備が整ったようだぞ。密林にいるのだから動物をテーマにした装いでやってもらおう。 | |
コーデバトル | |
??? | |
お前が勝つとは……まあ、いい。ここから出してやろう。 | |
ニキ | |
一人では行かないわ! | |
??? | |
お前はバカか?バトルに勝ったのだからお前が罰せられる必要はない。 | |
ニキ | |
アイリは私のパートナーよ!彼女から離れないわ! | |
(いつの間にか霧は薄くなり、アイリがそばにいるのが確認できた。彼女はじっとニキを見つめている) | |
アイリ | |
ニキ……情けなんてけっこうよ。 | |
ニキ | |
そうじゃないの。なぜここに連れて来られたのかは分からないけど、私たちはパートナーじゃない。困難には一緒に立ち向かうべきよ。 | |
(アイリはもう一度ニキに視線を送ると、軽く唇を噛みながら頷いた) | |
アイリ | |
ええ。一緒に立ち向かいましょう。 | |
??? | |
困ったものだな……。 | |
(木々の間に霧が立ち込めたかと思うと一瞬にして霧散した。すると、枝の上に羽のある人物が姿を現していた) | |
ニキ | |
あなたは誰? | |
霧の精霊 | |
私はこの密林の守護者、偉大なる迷霧の精霊だ! | |
アイリ | |
嵯耶王が創った世界には、精霊もいるのね……。 | |
霧の精霊 | |
お前は奇妙な人間だな。だが、二人同時に罰を与えることはできぬ……それでもお前は私に反抗するのか?ああ、なんて奴だ! | |
ニキ | |
……。 | |
霧の精霊 | |
では、こうしよう。私の花園が以前、侵入者に荒らされてしまったのだ。その花園を元に戻せるというなら、どちらも罰を受けずともよい。 | |
(ニキとアイリは顔を見合わせ、霧の精霊の要求をのむことにした) (二人は霧の精霊の花園へとやって来た。美しい花園には色とりどりの花がたくさん咲いていたが、その多くは花びらを散らし、根をさらしている) | |
霧の精霊 | |
見ての通りの有り様だ。花園を元に戻したら出て行け。私はここに植える花を選ばねばならぬのでな、放っておいてくれ。 | |
(それだけ言うと、霧の精霊は去ってしまった。ニキとアイリは掘り返された根を元にもどしたが、花たちは元気なく項垂れたままだ) | |
ニキ | |
お水が必要だわ。でも、今は川に戻れないし……。 | |
アイリ | |
さっきの濃霧で、葉に露が溜まっているんじゃないかしら? | |
ニキ | |
そうね!一緒に調べましょう! | |
(二人はバナナの木を見つけ、その葉に溜まっていた露を集めてまわった。背の高い木は、二人で手を取り合って協力した) (二人は十分な水を集めると、花たちに水を撒くことができた) (ニキが手のひらにすくった水をふざけてアイリにかけると、彼女も遠慮なくやり返してきた。花園に二人の声が響く) |
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