イベント【静謐な花園】 プレゼント
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同級生A | |
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ほら見ろよ、あいつだ。 | |
同級生B | |
え、あの子が?そこまでバカには見えないけど……。 | |
同級生A | |
家に帰る道もわからなくなって、出かけるたびに戻ってこられなくなっちゃうんだって。 | |
同級生B | |
アハハッ、そんなバカがいるの?家に帰れないって? | |
(そのヒソヒソ話は、ステラの耳元で囁かれているように聞こえた) (ステラは無言で俯き、彼らから離れた) | |
(そういった噂話は、いつものことだった。「ステラはバカだ」「役立たずだ」……もう慣れっこだ) (しかし本当に、自分は役立たずのバカなのだろうか?) (実際に、何年も家に帰る道すら覚えられないなんて、バカだとしか言いようがない) (ある時、ステラは手作りキャンディを隣の席の子にあげようとしたことがあった) | |
同級生C | |
誰が一緒に遊ぶかよ。バカとは嫌だね! | |
(誰もバカとは遊びたがらない) (目の前に広がるのは、同じように見える道。ステラはただ呆然とするばかりだった) | |
ステラ | |
道なんてどこも同じじゃない。 | |
(ステラは足を止め、目の前に広がるよく似た道や建物を見回した。耳元にはあのバカにした笑い声が蘇り、息苦しくなってくる) | |
ステラ | |
家に帰りろう。 | |
(ステラは来た道を戻ろうとしたが、数歩も行かないうちに道がわからなくなってしまった) | |
(歯を食いしばって黙々と歩き、交差点に出るたびにメチャクチャな方向を選んだ。そうして日が落ちる寸前に、どうにか見慣れた玄関が見えてきた) (玄関まで辿り着き、郵便ポストを開けると、小包が出てきた) (家に入って小包を開けると、中身は手紙と本だった。手紙には「愛する孫のステラへ、誕生日おめでとう」と書いてある) | |
ステラ | |
おばあちゃんからのプレゼントだ! | |
(そして入っていた本は、占いの本だった。表紙には「迷える人たちへ、心の道を見つけよう」と書いてある) | |
ステラ | |
本当にそんなことできるの……?じゃあシンプルな学生風の服に着替えて真面目に勉強しよっと! | |
コーデバトル |
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