イベント【寒霜の旅路】 潜伏
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フリート | |
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やめろ——! | |
(フリートはにわかに目覚めた。目を開けると、視界に飛び込んできたのは青白い壁と強烈な照明。びっしりとかいた汗が額から滴り落ちる) (体を起こそうとしたが、手足を丈夫なベルトで拘束されており、動くことが出来ない。室内には銃を構えた兵士数名が立っている) | |
フリート | |
(ここはどこだ?オレはなぜここにいる?) | |
茶髪の看護師 | |
投薬量が多すぎて、突然気を失ったんです。警報を鳴らし防御措置もとりました。ええ、ではもう一本鎮静剤を。すぐにグレイクロウ先生に連絡を! | |
兵士 | |
長官、銃を向けた俺たちを処罰しないだろうな? | |
銀髪の看護師 | |
大丈夫、すっかり忘れているだろう。 | |
フリート | |
(彼らの軍装はノーザン式……オレはノーザンに連れてこられたのか?毒蛇とノーザンの結託!?すぐ指揮官に伝えないと!) | |
(フリートを拘束しているベルトは、何重にもかけられている。彼は仕方なく力任せに立ち上がり、無防備な兵士たちに椅子ごとぶつかった) | |
兵士 | |
長官が意識を取り戻した! | |
銀髪の看護師 | |
理性を失っている可能性が高い!逃さないよう、すぐに麻酔銃を使って! | |
(フリートは兵士に背中を向け、金属の椅子を盾にして手術台に近づき、メスでベルトを斬ると、手術室の外へと逃走した) | |
(警報音が建物中に鳴り響く。フリートは交錯する廊下の中で闇雲に出口を探したが、この場所になぜか見覚えがある気もした) (彼は直感を頼りに真っ暗な事務室に入り、狙撃銃を見つけると注意深くドアの後ろに隠れ、外を慌ただしく駆けていく足音を聞いた) | |
兵士A | |
何が起きたんだ? | |
兵士B | |
オンブル長官が突然のご乱心だ、医療部は長官を基地から出すな、だと。 | |
兵士A | |
「孤狼」と呼ばれるオンブル長官だ、俺たちに阻止できるわけないだろう!大部隊は将軍と黒水城に出払っている、残されているのは俺たちだけ……。 | |
兵士B | |
午後に闖入者があって、基地は全面封鎖されたらしい。流石のオンブル長官も逃げられるとは限らんさ。 | |
(慌ただしい足音はゆっくり遠ざかり廊下の外はまた静まり返った) | |
フリート | |
(外の兵士はいなくなった、ここでカモフラージュ用の軍装を探してから逃げ出すのがいいだろう) | |
コーデバトル | |
(空は暗くなり始めた。舞う雪が視界の前方を遮る。ここから基地までかなり距離がある) (突然、フリートの心臓が強烈に高鳴り、寒空と積雪の地面の間で、体が驚くほど熱くなる。次の瞬間、目の前が真っ暗になった) | |
フリート | |
(ここで倒れるな、絶対に発見されてしまう……) | |
(フリートは狙撃銃を杖にして、フラフラと前に進んだ。だが次の瞬間、呼吸が困難になり、手足の感覚を失って雪の中へと倒れ込んだ) |
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