イベント【寒霜の旅路】 コーデバトル
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| （粗末な教室に机や椅子が散乱し、何があったかを物語っている。町長たちは既に駆けつけ、緊張した雰囲気の中どうするべきか話し合っていた） | |
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| サーシャ | |
| 私たち、先生の授業を受けていて、そしたら兵士が突然入ってきたの。 | |
| 男の子 | |
| 奴らが先生を連れ出した後、僕は後をつけていったんだ、あいつらは裏山を登っていったよ。 | |
| 町長 | |
| でかした！みんな武器を持って、私についてこい。 | |
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| （空には雪が舞い、裏山に近づくほど積もる雪が深くなっていく。雪の上に微かに残された足跡をたどり、皆は兵士たちの隠れ場所を見つけた） | |
| 黒髪の兵士 | |
| 交代だ、お前は下がれ、俺が見張っておく。 | |
| 背の高い兵士 | |
| わかった、じゃ、俺は二杯飲む。 | |
| 黒髪の兵士 | |
| 飲みすぎるなよ！この爺さんに逃げられたら俺たちもオシマイだぞ。 | |
| 背の高い兵士 | |
| 頑固な爺さんだ、大人しく公爵の言うことを聞いておけばいいものを。 | |
| 黒髪の兵士 | |
| 保皇派の化石みたいな爺さんめ……こちらが下手に出ればつけあがる。二日後に公爵が首席デザイナーを「説得」に寄越すそうだ。 | |
| 町長 | |
| 先生はテントの中に閉じ込められているようだな。デメトリオスの制服を着た連中だ、なぜ突然先生を連れ去ったんだ？ | |
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| ジェーン | |
| 先生は授業でよく高価なデザイン図を見せてくれたわ、普通の人ならお目にかかる機会もないようなものよ。ひょっとしたら凄い人なのかもしれない。 | |
| 町長 | |
| つまり、先生はここへ来る前にすごい身分だったんじゃないかって？……なら、わざわざこんな田舎へ住み着くわけないだろう？ | |
| 老狩人 | |
| 先生がどんな身分であろうが、捕まってしまったからには我々も黙って見ているわけにはいかぬ。 | |
| 町長 | |
| デメトリオスの手下の兵士はやることが酷い、人質を殺したこともあると聞く。ピーター、兵士の人数を探ってきてほしい。我々が一人ずつ始末する。 | |
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| ピーター | |
| わかった！ | |
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| ジェーン | |
| 始末って……。 | |
| 町長 | |
| ぶん殴って気絶させるなり何なり、みんな隙を突いて攻撃するんだ。 | |
| ジェーン | |
| それじゃあ血脈の呪いを受けるわ……話を聞く限り、先生は力を貸せと頼まれているから、傷つけられることはないわ。救出方法を考えましょう。 | |
| アレキサンダー | |
| 考えがある。僕たちは長い間先生の授業を受けてきた。先生をコーデバトルで助け出せないか、試してみないか？ | |
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| ピーター | |
| そんなのデザイナーやスタイリストのお遊びだ！僕らの腕じゃ、訓練を受けている兵士には勝てっこないさ……。 | |
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| アレキサンダー | |
| 才能が無いからって自棄になるなよ。僕のコーデはいつも先生に褒められていた。まずはやってみよう、ひょっとしたら勝てるかも知れない。 | |
| （アレキサンダーは顔に朗らかな笑みを浮かべ、皆に手を振り、空き地の兵士に歩み寄っていった） | |
| 黒髪の兵士 | |
| なんだ？ | |
| アレキサンダー | |
| 君たちとコーデバトルをしたいんだ。もし僕が勝ったら、中に閉じ込められている人を解放してほしい。 | |
コメント (イベント【寒霜の旅路】 コーデバトル)
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