イベント【寒霜の旅路】 変数
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ナタリア | |
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継承者?皆キャサリンの血を引く者、その資格は誰にでもあろう? | |
デメトリオス | |
皆は忘れているのではあるまいか、国王の息子ブロン王子こそが正当な継承者であると。今王子はここにいる。 | |
(数年前に策略により排除されてからというもの、ブロン王子の名を誰もが忘れていた。軍令によって雪山に追放された王子がまだ生きていたとは) (だがともかく、ここに集まった軍閥はすでに戦闘態勢万端で、誰も後には引こうとしない) | |
ナタリア | |
こんな田舎臭い子供が王子だなんて、ふざけるのもいい加減にしなさい。 | |
デメトリオス | |
王子かどうかは私が決めることではない。国王から賜ったという証を、王城の騎士に見てもらうしかない。 もちろん、私が王子を王城にお送りしてからな。 | |
ナタリア | |
冗談を、あれが王子だなんて私は認めない。 | |
デメトリオス | |
つまり、謀反の意思があると?ならばこちらも未来の国王の命を奉り反乱を討伐するまでだ! | |
(デメトリオス公爵は手筈を整えていたらしく、アガータが城壁に立つと、青紫の鎧兜がまるで貪欲な野獣のように、他の旗を呑み込んでいく) | |
デメトリオス | |
ハハ、ノーザンを裏切る者は制裁から逃れられぬ。王城の騎士よ、国王からの命令だ、城門を開けよ! | |
(国王の命令であれば背くことはできない。騎士全員が注目する中、アガータは命令を下すしかなかった) | |
アガータ | |
……城門を開けよ。 | |
(分厚い城門がギシギシと音を立てて、ゆっくりと開く) (デメトリオスは剣を掲げ高らかな声を上げ、最後の突撃を命じた。彼の背後には兵士たちが鞭を振るい、馬たちがそれに続く) (突然ブロンが馬車から飛び降りた。両手は縄で後ろに縛られ、疾走する馬車に全身を引きずられていく。兵士が馬を御したが、全ては遅かった) (鉄板製の車輪がブロンの体を轢き、長い血痕を残していた。自由になったことを喜ぶようなブロンの笑顔には、誰も気付かなかった) | |
兵士 | |
王子……王子が死んだ! | |
騎士A | |
デメトリオスが王子を誘拐したんだ!我々で王子の仇をとろう! | |
騎士B | |
今の情勢からして、デメトリオス公爵は新国王になりそうだ、我々は未来の国王に歯向かうことはできぬ。 | |
(それより多かったのは沈黙を守る騎士だ。アガータが命令を下すのを待っているのだ) | |
選択肢1 | 選択肢2 |
騎士たるもの、王子の仇は必ず討つ | 騎士たるもの、次期国王には逆らえぬ |
アガータ | アガータ |
王城の騎士であれば王子の仇をとるべきだ! | 王城の騎士は次期国王の命令に背いたり、ましてやその仇をとったりしてはならぬ……。 |
騎士B | 騎士D |
ですが皆、王子が自殺するのを見ていました。誰の仇でしょう? | では、王城の騎士は王子を誘拐した者に忠誠を尽くすのでしょうか? |
騎士C | |
しかもブロン王子は、国王にグラヴィアに追放されていたんですよ。国王はそもそも継承者として見ていませんでした。 | |
アガータ | |
……。 (王城の騎士の務めとは、果たして何だろうか?) |
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