サムライ奇譚 怨の九十九「2話」
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ー剣豪・松野摸摸具和斎 (まつのももんぐゎさい)の屋敷 |
お父さん:剣客 おーい。 |
お父さん:剣客 おそ松はおらんのか。 |
トド松:異能サムライ 兄上でしたら、ちょっと出てくると さっき出ました。 失せ物探しなら私がしましょうか? |
チョロ松:異能サムライ また・・・ 賭場になどへ行っていないと良いのですが。 |
カラ松:異能サムライ ・・・。まさか。 兄上とて、さすがに懲りたであろう。 |
一松:異能サムライ 母上。 |
(にゃーん) |
お母さん:剣客の妻 なんですか、また猫を連れてきたのですか。 |
十四松:異能サムライ 母上ー。 うちでも猫を飼ってはいけませぬか。 |
お母さん:剣客の妻 猫はネズミを捕るという仕事があるのだから 紐をつけてはいけませんよ。 |
お母さん:剣客の妻 でも、どういう訳か、 うちにはネズミが出ないでしょ。 本当はよそ様のおうちの方が良いのですけどね。 |
十四松:異能サムライ わかりました!紐をつけなければ 家に上げるのは構わないですね! 兄上、良かったね! |
お父さん:剣客 立派ななりはさせてみても、 どうも子どもっぽさが抜けんなあ。 どうしたもんか先が思いやられるわい。 |
チョロ松:異能サムライ 父上、心配はいりません。 こうして武芸にも精を出し、 私など程なく良い婿入り先が見つかりましょう。 |
お父さん:剣客 自分でそういう事を言う所が 子どもっぽいと申して居るのだ。 馬鹿もん! |
チョロ松:異能サムライ ちぇっ。がんばってるのになあ。 |
(ガタッ) |
お父さん:剣客 おお、戻ってきたか。 丁度、噂をしておった所だ。 |
カラ松:異能サムライ ・・・。(クン、クン) |
おそ松:異能サムライ ・・・なんだよ? |
カラ松:異能サムライ ・・・いや。別に。 |
トド松:異能サムライ うわっ!(クンッ、クンッ) 兄上、いぶクサいなあ! 何処へ行ってたの? |
おそ松:異能サムライ へっへっへ~ん! 賽(さい)の目を・・・ちょいとな! |
お母さん:剣客の妻 これ!おそ松! |
おそ松:異能サムライ 賭場には行ってませんよおっ! ちょちょいと、ちょいと・・・・な! |
お父さん:剣客 全員揃うのを待っとったんだ。 |
おそ松:異能サムライ 赤塚ヶ原の寺に誰か居るってぇ話・・・ |
お父さん:剣客 ふむ。 |
おそ松:異能サムライ そこいらで、ちょっと聞いてきたぜ。 ・・・その話かい?父上。 |
お父さん:剣客 そうだ。 相変わらず耳聡(みみざと)いな。 |
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