第5章 ストーリー
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目次
5-1 彼女が消えた!
景梓 | なんだって!白蓮が泣きながら走り去っていった?! |
モモ | うん、景梓さんが切り札のバニーガールを連れてきたときにね。 ちょうど白蓮がお金を取りに戻ってきて、ショックを受けて走り去ってしまったんだ。 |
ポポ | どうしてすぐ言わないのよ! |
モモ | だってみんなコーデバトルに夢中だったじゃないか! |
景梓 | 僕が悪いんです。白蓮に嫌われるのが怖くて本当のことを話さなかったからかえって彼女を傷つけてしまった。 お互いに信頼しあうべきだってもっと早く気づいていれば、こんなことにはならなかったんだ。 白蓮を探しに行ってきます! |
ニキ | 私たちも一緒に行きます!観光客で混雑しているから、一人で探すのは難しいですよ。 |
リンレイ | 待って、ニキ。探しに行くならシンプルなスポーツウェアに着替えたほうがいいわ。そのほうが動きやすいでしょ |
コーデバトル |
5-2 カフェの尋ね人
リンレイ | 広場の入口にあるレストランで聞いてみましょう。白蓮が広場から出て行ったなら、そこを通ったはずよ。 |
(数分後) | |
ポポ | もー、あったまきた! |
ニキ | どうだった? |
景梓 | レストランのウェイトレスが言うには、20分くらい前に泣いている女の子とその友達が厨房裏の路地を走っていくのを見たそうです。 でも、その路地は今なぜか封鎖されていて、厨房の勝手口から出る以外に通り抜けできないと…… |
ポポ | でもそのウェイトレスはあたし達を入れてくれないのよ!スタッフ以外立入禁止だとか言って! |
ニキ | う~ん、困ったな。よし、レストランの店員に変装して忍び込むしかないね |
モモ | うんうん、ボクの教育のおかげでニキもだいぶ賢くなってきたにゃぁ~ |
コーデバトル |
5-3 奇妙な女性
景梓 | 白蓮は?!お前は誰だ?どうして一人だけなんだ、白蓮はどこへ行った! |
クローカ | あなたは白蓮の知り合いですか? |
景梓 | やっぱりお前が白蓮を連れ去ったんだな。彼女に会わせてくれ、話がしたいんだ! |
クローカ | ニキ、また会いましたね。 |
ニキ | あっ、シシーヤの劇場で人探しをしてた人! |
クローカ | 侮れないスタイリストだと聞いていましたが、……ふむ、とてもそうは見えませんね。 |
モモ | いくらクールビューティーなお姉さんだって、ニキを侮辱するのは許さないぞ! |
クローカ | なるほど。あなたの実力がどれほどのものか興味があります。私に勝てたら白蓮の居場所を教えましょう。 |
ニキ | 約束ですよ! |
ポポ | う~ん?あの女の人、前に王室の儀式で見たことあるような……? もしかしてあの人、女王様とか女王様の弟君の関係者なのかな? |
モモ | バカ言わないでよ、ポポ。こんな冷たくて真っ黒で仏頂面の女が、あの優しそうな女王様の関係者なわけないだろ! |
コーデバトル |
5-4 まさか駆け落ち!
景梓 | 白蓮!やっと見つけた!ごめん、君に嫌われるのが怖くて、嘘をついた。 僕が愚かだった。全て包み隠さず打ち明けて、ちゃんと向き合って話をするべきだったんだ。 許してほしい…… |
白蓮 | 景梓のバカ!私のこと、ちっともわかってないよ! 私はね、景梓は世界一のデザイナーだって、本気で思ってるんだよ!?景梓のデザインした服なら、どれも素晴らしいに決まってるじゃない! 今度隠し事したら承知しないんだからね! |
ポポ | ケンカしてるのかノロケてるのかわからないね…… |
リンレイ | ところで、そこのあなた。雲上帝国の忍びね。 |
ニキ | さっき白蓮の何か言い争っていた女の人だね。内容まではわからないけど…… |
くの一 | お嬢様。何度も言うようですが、これはあなたのお父上の命令です。 これ以上勝手な行動をなさるようならば、こちらにも考えがあります。 |
白蓮 | 私達のことは放っておいてって言ってるじゃない! じゃあこうしましょ、あんたがあの娘に勝てたら、帰ってあげてもいいわ。 |
ニキ | 私?!手裏剣とか投げられないよ!? |
白蓮 | 大丈夫よ。コーデバトルをしてもらうだけだから。彼女は雲上帝国の凄腕の忍者なの。 暗殺以外で一番得意なのは、変装よ。コーデ能力にも長けているわ。 |
オルコ姫の側近 | 先程の約束、努々お忘れなきよう。では、いざ参る! |
リンレイ | 相手は妖艶なくの一よ。ニキ、気をつけて。 |
コーデバトル |
5-5 ロイスとの再会
白蓮 | ニキ、本当にありがとう。助かったわ! |
景梓 | 本当にありがとうございます。皆さんがいなかったらどうなっていたことか。 実は、僕と白蓮は駆け落ちしてきたんです。それで、尾行がついていて…… |
ニキ | さっきの話、聞いていたけど、二人が駆け落ちしたのは白蓮のお父さんが反対したからなの? |
景梓 | はい。本当は僕一人で出稼ぎに出るつもりだったんです。成功して帰郷したら白蓮を娶ろうと思って。 でも、出発しようとしたその日、玄関のドアを開けたら白蓮が荷物を持って立っていたんです。 追い返すことなんてできなかった。僕を信じてついてきてくれた白蓮に、僕は絶対に不自由のない暮らしをさせようと誓いました。 |
モモ | ポポ~そんなに抱きしめたら苦しいし、毛並みが涙でべとべとなんだけど。 |
白蓮 | やだもー、泣かないで。私は今、最高に幸せなんだから。 でももうここには長居できないわ。いつ彼女が追ってくるかもしれない。私と景梓はこれで失礼するわね。 いつか私達が雲上に帰れたら、国で一番のレストランにみんなを招待するわ!また会いましょう! |
ニキ | きっとあの二人なら、どんな障害も乗り越えられるよね。お幸せに…… |
ロイス | や、美しいお嬢さん、君も波乱万丈な愛の旅に出てみない? |
モモ | うにゃあ!?どっから出てきたんだ?!びっくりしたぁ!! |
ニキ | ロイス?!あなたも”お茶会”に参加するの?! それにその人、路地裏にいた女の人じゃない。どうしてここに?! |
ロイス | ふっふっふ~実は僕もそれなりに名の知れたデザイナーなのさ。 こちらは、おっと…クローカは僕のスタイリストなんだ。 ここで再会できたのもきっと運命だよ。ニキ、もういちど勝負しよう!愛らしいニキVSクールなメイド・クローカだ。はじめ! |
コーデバトル |
5-6 文学少女マーサ(3)
モモ | リンレイの展示ブースは大盛況だね。これもニキのコーデのおかげかな。 |
ポポ | うふふっ、フリーのイケメンがたくさん来るといいな~ |
モモ | また言ってるよ…… |
マーサ | ニキ、モモ、ポポ!やっぱりあなた達だったのね! |
ニキ | マーサ!ふふっ、また先輩のためのコーデのお手伝いをすればいい? |
マーサ | もう、からかわないで。今日は違うわ。 バラ園で、広場の展示ブースにすごいスタイリストの女の子がいるって聞いたの。 ニキじゃないかと思ってたけど、やっぱりそうだったのね!未来の大スタイリストと知り合いになれて、光栄だわ。 |
ポポ | 先輩とはその後どうなの?うまくいった? |
マーサ | それが……実はまだ告白もしてないの…… |
モモ | この前会ったのって5章くらい前だよね!?まだ告白してないの?! |
マーサ | うん。私、思ったの。後輩以上恋人未満の関係って、今しかないものでしょ? だから今は、この気持ちをゆっくり育てていければいいな、って。 |
ポポ | マーサがそれでいいなら、別に何も言わないけど…… |
マーサ | そうだ、学院の次の課題が夢見る制服なの。ニキ、練習につきあって! |
コーデバトル |
5-7 同人漫画家メリー(3)
ポポ | あれ?ニキは?さっきまでここにいたのに…… |
モモ | さっき現れた漫画家のメリーが取材に引っ張ってったよ。 |
ポポ | 取材?たしか、デザイナーとスタイリストのラブストーリーの漫画だっけ。 |
モモ | そうそう。ニキは彼女のいんすぴれー祖hんの女神なんだってさ。 |
ニキ | ただいまー! |
ポポ | ニキ、メリーも。早かったね。 ねえねえ、スタイリストのキュートでかしこい相棒キャラとか、出す予定ないの? |
メリー | う~ん、かっこいいデザイナーとコラボしたとかそういう実体験を取材させてもらうつもりだったんだけど…… ニキには経験が足りないようね。もっと精進してちょうだい! じゃ、私はウェイストランド共和国の展示ブースを見てくるわね。 |
ニキ | ウェイストランド共和国って、どういう国なの? |
ポポ | 南方の荒野に建てられた国よ。古風で素朴で、自由奔放なお国柄ね。 太古の文明が色濃く残っているから、先住民から伝わった原始的でワイルドな衣装が特徴的なの。 |
メリー | そうよ!主人公の男女はそこで出会うって設定なの。 想像してみて、果てしなく広がる大草原で ヒロインはワイルドなエスニックドレスを身にまとい、日が西の山に落ちる美しい光景の中…… |
ニキ | 素敵……絵になるね。私もそういうファッションに挑戦してみたくなってきちゃった。 ボヘミア風な衣装……って感じかな? |
コーデバトル |
5-8 極寒の国用冬服
ポポ | ニキが他の国のファッションにも興味あるなら、今度連れていってあげるよ。 |
モモ | ボクはどの国の焼肉が一番おいしいか知りたいにゃ~ |
リンレイ | ノーザン王国の炭火焼肉は香ばしくておすすめよ。やっぱりお肉を焼くなら炭火じゃないとね。 |
ニキ | リンレイ、真面目に答えなくていいんだよ。 |
モモ | やっぱりリンレイはボクの女神だにゃぁ~よし、ノーザン王国の展示ブースを見に行ってみようよ! |
デザイナー | はじめまして。私はノーザン王国のデザイナーでココといいます。 |
ニキ | はじめまして。私はニキといいます。お向かいに友達と展示ブースを出してるんです。 ノーザン王国の服の生地って分厚いんですね。やっぱり北国だから寒いんですか? |
ココ | 寒いのもありますが、ノーザン王国は軍事と戦闘を尊ぶ国なんです。 だから私達はだいたい丈夫で保温性が高く中性的な服装をしているんです。「暴風と烈火の洗礼を受けた極寒の国」と呼ばれています。 |
モモ | へぇ~厳しい環境にも耐えられる服なんだ。 |
ココ | よかったら、あなたもノーザン王国の服を着てみませんか?せっかくだから異文化交流しましょう。 |
ニキ | はい、こちらこそよろしくお願いします! |
コーデバトル |
5-9 OLエレナ(3)
ニキ | マーベル大陸には、たくさん不思議な国があるのね。 都会的でファッショナブルなパテール連邦、ゴージャスなオリエンタル風の雲上帝国…… 可愛いファンタジーのリリス王国、原始的でワイルドなウェイストランド共和国 それに北の剛毅なノーザン王国、本当に不思議な国ばかり! |
ポポ | アイアンローズの国、カルファ王国もあるよ! |
モモ | あそこにあるのがカルファ王国の展示ブースかな?気合い入ってるね~ |
ポポ | ふんっ、そりゃあ女王アイリが組織したアイアンローズが各国からデザイン図や衣装パーツを奪ってるんだから、ブースも豪華になるわよ! 九日間戦争で嵯耶王(サヤオウ)の遺作2点を奪ったときから何も変わってないわ! |
ニキ | あれ?カルファ王国の展示ブースにいるモデルって、エレナさんじゃない? |
モモ | ああ、そういえばモデルの面接に行くって言ってたね。 |
エレナ | モモ?ニキも!また会ったわね!ニキのおかげで無事モデルに採用されたわ。 |
ニキ | ううん、私の力じゃなくて、エレナさんががんばったからですよ。 これがカルファ王国の衣装なんですか?豪華ですね~ |
エレナ | カルファ王国のファッションは神聖で幻想的なの。みんなレトロでゴージャスなコーデが得意なのよ。 午後から本採用がかかった面接があるの。有り金をはたいて買った淑女系高級ドレスを着るつもりよ。 ニキ、コーデのアドバイスをくれないかしら。絶対に採用されたいの。 |
ニキ | まかせて!お手伝いしますね! |
コーデバトル |
5-10 宿命のライバル登場
サクラ | さっきのバトルをしていた娘、アナタはどう思う? |
ジョブ・ルーニー | 特別な訓練を受けているようではなさそうです。おそらく天賦の才能かと。 |
サクラ | 私もあの娘はダイヤの原石だと思うわ。 でも、もしうちのアパレルグループで使うなら、原石はきちんと磨いてからにしないと。 |
ジョブ・ルーニー | やれやれ。お嬢様はまだお若いのに。もう総裁と同じようなことを言われる。 |
サクラ | あらそう。父様と同じなら、30過ぎてうだつの上がらないどこかの首席デザイナーよりはよっぽど優秀ってことね? 行くわよ、ダイヤの原石に挨拶をしに。 |
ニキ | こ…こんにちは、あの、何かご用ですか? |
サクラ | そんなに驚くことないじゃない。あなたのコーデバトル、見させてもらったわ。 |
ニキ | え?そうだったんですか?実は以前お二人を見かけたことがあったので、驚いただけです。 劇場でエリザ支配人がお二人に『星の海』の案内をしていたとき、私たちも近くにいたんです。 |
サクラ | なるほどね。ねえ、そっちのお友達を紹介してもらえる? |
ニキ | ええ。こちらはモモ、こちらがポポ、それからリンレイです。 |
サクラ | はじめまして。私はパテール連邦アパレルグループのスタイリスト、サクラよ。 こちらはグループの首席デザイナー、ジョブ・ルーニー。私達は優秀な若者を発堀に来たの。 |
ポポ | それでニキを選んだの? だとしたら、さすがお目が高いね!ニキは超すごいスタイリストなんだから! |
サクラ | そう。光栄だわ。でもまずニキ、一度私もコーデバトルをしてもらえるかしら? 私が今着ているこの普段着でお手並み拝見よ。あなたが勝ったら、優秀なスタイリストになれるよう指導してあげてもいいわ。 |
ニキ | はい、よろしくお願いします! |
モモ | このお嬢様が着ているのって、見るからに高価なブランドのオート・クチュールだ。上品で豪華だなあ。 これ一着で焼肉がどれだけ食べられるやら…… |
コーデバトル |
5-11 目指せ最強スタイリスト!
サクラ | ニキはスタイリストという職業をどう思う? |
ニキ | そうですね……これまでたくさんの人のコーデをしてきて、コーデってただ単に目を良くするだけのものじゃないんだ、って感じました。 それ以上に…そう、気持ちを前向きにさせたり、その人のやりたいことを実現させる力があるんだな、って思います! |
サクラ | さすが、たいしたものね…… 覚えておきなさい。優秀なスタイリストの条件は、デザイナーが作り上げた作品の魅力を最大限に発揮させること。 そして、それを着る人に衣装の魔力を感じさせ、人生に正面から向き合う自信をつけさせることよ。 |
ニキ | サクラさん。私もそういうスタイリストになりたいです。 |
覆面の女 | 熱のこもったお話中失礼するわよ。あなた達のデザイン画を全部寄こしなさい。そうしたらいくらでも続きをどうぞ。 |
リンレイ | これは全部私のデザイン画よ。誰にも渡さないわ! |
ニキ | あなたは誰?このデザイン画はリンレイが魂を込めて描いたものよ。デザイン画が必要なら自分で描けばいいじゃない! |
覆面の女 | うるさい!文句があるなら私に勝ってから言うことね。 |
ニキ | ……わかりました。 |
モモ | ニキ、見たところ歴戦のスパイみたいだ。奇襲されないように気をつけて! |
コーデバトル |
5-12 新たな旅
ポポ | 黒ずくめの強盗騒動のせいで”お茶会”はめちゃくちゃ。採点どころじゃなくなっちゃったよ~ リンレイとニキのコラボが首席を取るところが見たかったのに! あれ?あいつが逃げたときに落としていったの……カルファ王国のスタイリストのバッジじゃない! |
ジョブ・ルーニー | 何?また女王アイリの差し金か?アイアンローズめ、何て恥知らずな。 |
サクラ | いえ、ことはそんなに単純じゃないわ。今までアイアンローズはここまで見境のないことはしなかった。 それに簡単に倒されてしまうなんて、女王に選ばれた精鋭とも思えないわ。 この件、何か裏があるわね。 |
ロイス | さすがパテール連邦アパレルグループの跡継ぎ。鋭い分析ね。 君のお父上がいつでも引退できると得意げな顔で言うのも納得だ。 |
サクラ | あらロイス王子、お久しぶり。お城を抜け出して自由気ままな生活を送っているそうね。 |
ポポ | ロイス王子ぃ?!ナナリー女王の弟君の?! どうりで女王の王位継承式でクローカを見たことがあるわけだわ。彼女、王室のSPじゃないの! うわ~どうしようどうしよう!あたし王子に会っちゃった! |
ニキ | ロイスはリリス王国の王子だったんだ……すごい!サクラさんって何でも知ってるんですね! |
モモ | ニキ、王子についても何かコメントしてあげて。 |
サクラ | ニキ、優秀なスタイリストになりたいって言ったわよね。それなら大陸の各国を巡り歩いて見聞を広めることね。 |
モモ | なんだか壮大な話だね! |
ポポ | あたしもニキと一緒に行く! |
ロイス | じゃあ僕も…… |
クローカ | 殿下!マーベル大茶会が終わったら、王宮に戻ると約束したのをお忘れですか。 |
ロイス | わかった、わかったよ、君の貴重な可愛い怒り顔が見られたから、僕も少し譲歩しよう。 もし君がニキに勝てたら、君と一緒に帰ろう。ただし僕はデザインを手伝わないから、君一人の実力でね。 でももし君が負けたら、君はおとなしく僕の旅についてくるんだ。 |
クローカ | ……わかりました。 |
ニキ | 何のテーマでバトルするの? |
サクラ | ここウェンツは雲上帝国とリリス王国の国境の町。ニキの次の目的地は当然雲上帝国でしょう? 予習も兼ねて、現代風の雲上帝国ファッションでどう? |
ニキ | さすがサクラさん!いいですね! 私が負けたら、王子はクローカさんと帰る。私が勝ったら、クローカさんは王子についてくる。責任重大だなぁ。 |
コーデバトル | |
モモ | よかった!これで旅が続けられるね。めでたしめでたし。 |
ニキ | サクラさん…私たちと一緒に来ませんか? |
サクラ | 私はジョブ・ルーニーと国に戻ってグループの事務処理をしなければならないの。もっと強くなったら、私を訪ねていらっしゃい。 |
ニキ | 必ず行きます!サクラさんのような優秀なスタイリストになってみせますから! |
クローカ | 殿下、本当にあの3人と1匹についていくおつもりですか? |
ロイス | まさか!行く先々でコーデバトルを申し込まれるなんて、まっぴらごめんさ 僕たちは二人で自由気ままな旅を楽しもうじゃないか。 |
クローカ | ふっ、承知しました。 |
ロイス | あああダメだよ人前で笑っちゃ!!クローカの笑顔を見られるのは僕だけの特権なんだからね! さあ行こうか。ではみんな。また会おう! |
5-SP1 奇妙な主従
ロイス | あーもう、クローカ。そんな怖い顔しないでくれよ。せっかくこの僕のデザインが台無しだ。 |
クローカ | 私はただの従者で、モデルには不適格だと何度も言ったはずです。 それに、モデルは私の職務には含まれていません。 |
ロイス | いい加減僕も怒るからね! 君がいつもそうやって僕の横でツンドラみたいな氷点下の冷気を放つから、モデルを頼んだ子みんな逃げちゃったんじゃないか! |
クローカ | 私は殿下をお護りするという職務を果たしているだけです。別に好き好んで一緒に街をふらふらしているわけではありません。 それから、「怒るからね」というのは正しくありません。もう怒っているでしょう。 |
ロイス | ああ言えばこう言う!だったらもう僕について来なくていいよ、城へ戻りなよ! |
クローカ | 私の任務は殿下を連れ戻すことです。一人で帰還するわけにはまいりません |
ニキ | 二人とも相変わらずだね…… |
ロイス | ねえニキ、クローカってばひどいんだよ。哀れな僕をなぐさめてくれないかな。 もう一度君のコーデが見たいんだ☆ |
モモ | 切り換え早ッ……これだからイケメンは…… |
ロイス | ニキ、今回のテーマは可愛くてあたたかい冬コーデだよ。 ほら、おいで。 |
コーデバトル |
5-SP2 今こそオーシャンシティーへ
リンレイ | この人うさんくさいけど、デザインの腕は確かね。 |
ニキ | そうだね。さっきクローカさんが着ていた服とか、とっても好き。 |
クローカ | 私は一刻も早くモデルなど辞退したいです。 |
ロイス | うんうん。ニキとお友達は見る目があるなぁ。僕の作品を気に入ってくれて、光栄だよ。 |
クローカ | 王宮へ戻ってまたデザインの仕事を始めれば、もっと評価されると思いますが。 |
ロイス | 旅先で色々なものを見て、こう、ビビッとくるものを探してるんだよ。 |
ポポ | ん?王宮……?それにロイスのこと「殿下」って呼んでるし…… ……まさか。 |
ロイス | お利口さんなお嬢さん。そんなに見つめて、僕の顔に何かついてる……? |
ポポ | ひっ!顔、近っ! |
モモ | ポポ、顔真っ赤。金魚みたいに口をパクパクさせちゃって…… |
ニキ | こっちのデザイン画はどんなテーマのデザインなの? |
ロイス | ああ、見てくれ、この美しいウェンツの街を!我らがリリス王国の海の宝石を。 こんな素晴らしい海辺の街に滞在しているんだから、海にちなんでセーラー服とかどうかな、と思ってさ。 |
コーデバトル |
5-SP3 セクシードクター
ポポ | モモ、モモ。なんだか野次馬がいっぱい集まってきちゃったよ。 |
モモ | なんでそんなヒソヒソ声なの…… |
リンレイ | ニキとロイスのデザインとコーデは超一流だもの。コーデバトルに野次馬が集まるのも当然よ。 |
ロイス | ニキ、君の成長ぶりには驚いたよ。さあファイナルセットだ。 もし君が勝ったら、これからの僕のデザインは君に捧げよう。 |
クローカ | 殿下、軽々しくそのようなことを言わないでください。あなたのデザインは特別なのですよ? |
ロイス | いいや、僕はもう決めた。ねえクローカ、ダイヤの原石を見つけた僕の気持ちも分かってくれよ。 |
ニキ | ロイス、次のテーマは何? |
ロイス | ふふっ、待ちきれないのかい?可愛いね。 そうだな、白衣の天使とかどう? |
リンレイ | それは以前に私がニキとやったわ。 |
ロイス | なんだそうか。ぜひ見たかっ……いや、じゃあ女医にしよう。 ニキがシンプルでありながらエレガントさを秘めた白衣姿の真髄を理解しているかどうか、僕に見せてくれ。 そうだ、今回はモデルを別の子にしよう。セクシーな女医はクローカには似合わないからなぁ。 |
コーデバトル |
ニキ日記・第5章
白蓮と景梓はなんと駆け落ち中だったの。私達は白蓮の実家の追手を撃退することに成功したわ!お茶会に話を戻すと、各国の特徴的なデザインを見たり、銀髪の美少女サクラさんと友達になれたわ。サクラさんはとても素敵。私のなりたい自分を見ているみたい!私は様々な国を巡って視野を広げる決意をしたの。目標は最も優れたスタイリストになることよ! |
コメント (第5章 ストーリー)
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