《ストーリーセットコーデ》風のさやめき
風のさやめき
完成報酬 | コーデギフトBOX(風のさやめき、強いあの人も) |
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シリーズ1 | シリーズ2 |
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イブリンは朦朧としながらも目を見開いた。彼女は他のカルファの妖精とは違い、冬が去り春が来ると蘇るドリアードと呼ばれる木の精だった。彼女達にとって1年は春夏秋だけ。長い冬は眠りに就いているため存在しないも同じだった。
もしも、あなた一人だけに森を全て与えると言われたら心細さで死にたくなるだろう。イブリンが正にそうだった。彼女はカルファの森の果てで生まれ、時折通り過ぎていく妖精を見かける以外はずっと一人だった。お喋りや遊びに付き合ってくれる友達が欲しくてたまらなかったが、それは無理な相談だった。他の妖精には帰るべき家があり外に長居はできなかったからだ。彼女はとても孤独だった。
誰も居ないなら自分だけで楽しむしかないと諦めかけた時、イブリンはある方法を思いついた。この近くで彼女と同じドリアードが生まれるのを待てばいいのかもしれない!イブリンはそう考えると嬉しくなり、辺りの草花や小さな苗木1本も見逃さず水をやった。ドリアードの誕生に時間がかかるのは知っていたが、イブリンはそれでも諦めなかった。なぜならイブリン自身も長生きする運命だったからだ。
だが思いもよらぬことに2日目には新たなドリアードが誕生した。彼女は喜び、長年の孤独がようやく終わりを告げたことを知った。
ケラーというのがそのドリアードの名前だった。2人は一緒に野原を駆け回り、1年また1年と月日は過ぎた。
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