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【速報】ミラクルニキ攻略アンテナ

《ストーリーセットコーデ》儚世の雪

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儚世の雪

完成報酬コーデギフトBOX
(シュエリ、儚世の雪、悲哀の心、氷雪の封印(背景)、40ダイヤ)

ページ名カテゴリ部位入手方法
深藍の秘境ヘアスタイル-イベント【風花雪月】
水晶の森ドレス-イベント【風花雪月】
人魚の尾シューズ-イベント【風花雪月】
氷の禁忌アクセサリー前景イベント【風花雪月】
終焉の花アクセサリーイベント【風花雪月】
氷の溜息アクセサリーイベント【風花雪月】
氷雪の魂アクセサリーイベント【風花雪月】
氷雪の輪アクセサリー羽根イベント【風花雪月】
氷雪の心メイク-イベント【風花雪月】
シリーズ
ページ名カテゴリ入手方法
シュエリヘアスタイルセットコーデ任務達成「《ストーリーセットコーデ》儚世の雪」
儚世の雪ドレスセットコーデ任務達成
「《ストーリーセットコーデ》儚世の雪」
悲哀の心メイクセットコーデ任務達成「《ストーリーセットコーデ》儚世の雪」
人魚の歌ボトムスイベント【風花雪月】
完成図
シリーズ1シリーズ2
プロローグ

人は誰でも心の底に静かな湖を湛えているの。大抵は苦しみのせいで、すっかり凍ってるんだけど、時々融けることがあるわ。

氷の湖は記憶をしまっておく場所よ。しょっちゅう思い出すことや、つい最近のことじゃなくて、自分でも忘れてるような過去の記憶ね。それは消えて失くなったのではなくて、氷が融けるのを待ってるだけなの。

私はよく氷雪を掻き分けて、どこかに亀裂がないか探してるわ。氷の湖にしまわれている記憶は、ほとんどが悲しくて残酷なものだから、持ち主は思い出したがらないものなの。だから氷の湖の世界はいつも大雪で、湖の上は身を切るように冷たい風が吹き荒んでいる。中心に近いほど、大事な記憶なの。


私は大勢の人の心をこっそり覗きに行ってるわ。子供の心の湖は小さくて、湖面に張ってる氷は薄いし、その下には水が流れてて、太陽の光が見えることもあるわ。さながら、眩い大きなガラスね。少女の湖はとても可愛いわ。雪が優しくひらひら舞ってるの。

湖畔に行ったら暫く待つのよ。一秒後に何が起きるか分からないでしょ?石のようにカチカチだった湖面が急に融け始めるかもしれないし、何の兆しもなく猛吹雪が訪れるかもしれない。


ある日、凄く深い湖を見つけたの。真ん中も硬い氷が何層にもなってて亀裂ひとつなかったわ。周りは大雪で、冷たい北風がビュウビュウ唸ってた。あんな湖は初めてだった。永久に融けそうになかったし、吹雪も永久に止みそうになかったもの。この湖の主はどんな人なのか興味が湧いたわ。吹雪はどうしてその人の心を葬り、この湖はどんな記憶をしまっているのかってね。


潜ってみたら、湖心までの道に赤い花が氷に封じられていたわ。人間の世界のノーザンという国特有の植物で、英雄の花と呼ばれるものね。花より奥へ行くと、小さなティーカップが見えて、カップには淡い金色のウサギの絵があったわ。そしてさらに奥へ行くと、一枚の勲章が現れたの。縁から微かな光を放っていたわ。氷の層の下の方は真っ暗だったから、きっとその光は勲章と一緒に記憶に封印されたのね。勲章に手を伸ばすと、ぼろぼろの何かの一部が目に入って、よく見たら大きな競技場だった。そして、その両サイドに若い戦士が恭しく立っていたの。黒髪の少年は漆黒の剣、銀髪の少年はロングスピアを手にしていたわ。周りが固唾を呑んで見守る中、二人は間合いを取りつつ互いを睨みつけていたけれど、目に敵意は浮かんでなかったわ。


その後は記憶がちょっと途切れてて、再び二人が見えた時には、若い黒髪の戦士が片膝をついて両手を伸ばし、騎士のマントを羽織った男性から勲章を受け取っていたわ。銀髪の戦士はその横でスピアを持って立っていた。


「ニーズヘッグよ、今日からそなたは、王城の剣となり盾となって、ノーザンの栄誉を守り……」


彼がこの記憶の湖の主?私が更に深く潜ると、彼らのその後の物語が見えた。二人の若い戦士は行動を共にし、様々な土地へ行っていたわ。どこも戦場よ。そして互いに互いの背中を預け、目配せだけで絶妙に連携し、無敵を誇っていた。氷の層の中には血に染まった包帯、騎士のマント、それに小さな小さなクリスマスツリーもあったわ。クリスマスっていうのは人間が大切にしている祝日の1つみたいね。暖炉の前では、かつて彼らに勲章を授けた男性が、寛いだ服装でロッキングチェアを揺らしていたわ。そして、普通の家庭のお父さんみたいに、慈愛と誇りに満ちた目をして言うの。


「お前たちは本当に素晴らしい息子だ……」って。


暖炉の火が暖かったわ。ゆったりとした聖歌も心地よく耳元でこだましていた。でも、突然その情景が小さく遠ざかって、私の目の前で弾けたの。その欠片は矢のようにあちこちへ飛んでいったわ。振り返って目に入ってきたのは火の手よ。小さな家が大火の中で焼き尽くされて灰と化したの。次に見えたのは広野の墓碑。表面に何の字も刻まれてない、ただの石が物寂しく立っていたわ。その前で銀髪の青年が跪き、捕らわれた獣のように低い声で泣いていたわ。湖の主は乱れた黒髪で片目を隠し、もう一方の目でじっと墓碑を見つめていた。彼は泣きもせず、何も言わず、窒息させるような苦痛の中、手を伸ばして胸に付けたあの勲章を取り外した。


その瞬間、ものすごい圧迫感が襲ってきた。そんなことは初めてだったわ。湖の主が私の存在に気づいて、わざと私を彼の記憶から追い出そうとしてるみたいだった。そして抵抗する間もなく、湖心が発する巨大な力によって押し出されてしまったの。雪だらけの湖畔に戻った私は、今起きたことを何度も反芻したわ。


それからよ、私はよくあの湖へ行くようになった。待ってるの。あれ以上ない固い氷の層に亀裂が現れるのを。永久に現れないかもしれないけど、明日には現れるかもしれないから。

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ゲーム情報
タイトル ミラクルニキ-着せ替えコーデRPG
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  • シミュレーション
    美少女・萌え系ゲーム
ゲーム概要 着せ替えゲームでファッションコーディネートを楽しもう!

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