第14章 ストーリー
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目次
14-1ウィンドデールの森へ
ニキ | ここでお別れだね、トータくん。初めてひとりウェイストランドを離れるんでしょ?くれぐれも気をつけてね。 |
トータ | うん、わかった!ウィンドデール集落に行くならまたランサーの一味に出くわすかもしれない。みんなも気をつけて! |
エリス | 安心して。こちらもそれなりの備えをするわ。今度会う時は立派な大人になっているかしらね。 |
ポポ | トータも頑張ってね!寂しくなるな。 |
モモ | 前みたいに惨めな肉の食べ方するなよ?。 |
トータ | だ、大丈夫だよ!じゃあね、またね! |
(ニキたちはトータを見送った) | |
ニキ | やっぱり心配だな。一人旅なんて、何か事件に巻き込まれたりしないかな……。 |
モモ | 人の心配より自分の心配。 |
アイアンローズがウェイストランドに現れたってことは、アイリ女王の目的も奇跡の巻物かもしれないだろ? | |
エリス | もし目的が同じだとしたら、ウィンドデール集落でまたアイアンローズの一員に遭遇する可能性が高いわね。 |
ニキ | それなら先を急がなくちゃ。ポタ集落の長老の話では、ウィンドデールの森はここからそう遠くないそうだし。 |
モモ | ところで、森に行くならやっぱり爽やかでナチュラルな普段着に着替えないとね! |
ポポ | ポポ、今急がなくちゃって言ったよね? |
コーデバトル |
14-2さよならエリス
ニキ | ウィンドデールの森までは一体あとどのくらいなんだろう。歩いても歩いても荒野ばかり……。 |
エリス | きっともう直ぐよ。頑張って! |
モモ | あぁ?……どうしてここには歩く以外の交通手段がないんだぁ?。もうくたくただぁ! |
ポポ | ぷぷっ、足が短いと大変だね。 |
モモ | むきー!ポポなんか大ッキライ! |
ニキ | やめなよ、もー。ほら、きっとあそこに見えるのがウィンドデールの森の入り口だよ! |
モモ | にゃぁ?、やっとだぁ?…ハッ!!! |
あれは、ドリームコーデグランプリにいた超美人のお姉さんじゃない!? | |
ポポ | そういうことはよく覚えてるよね…。 |
ブランシェ | やっと見つけたわ、エリス。 |
エリス | ブランシェ? |
ブランシェ | エリス、あなたを捜してわざわざこんなところまで来たのよ。聞きたいことも話したいことも色々あるの。時間を貰えるでしょ? |
エリス | 話すことなんてないわ。 |
ブランシェ | そう?知りたいでしょ、あなたの…。 |
エリス | (突然ブランシェを遮って)いいわ。向こうで二人きりで話しましょう。 |
ニキ | エリス、一人で行って大丈夫? |
ポポ | ダメだよ、エリス。そいつはアイアンローズの一員なんだよ?罠かもしれない! |
エリス | 大丈夫よ。みんなはここで待っていて。すぐに戻ってくるから。 |
ブランシェ | 待って、その前に……ニキ、あなたにも用があるのよ。 |
コーデグランプリでは負けてしまったけど、もう一度勝負しましょう。テーマは、そうね。大人のエレガントよ。 | |
コーデバトル |
14-3 雲上から来た旅人
ニキ | ブランシェとエリス、何を話しているんだろう。普通じゃない雰囲気だったよね。 |
モモ | そういえばコーデグランプリの時も、ブランシェはエリスのこと、じーっと見てたんだよね。 |
ポポ | もしかして、リンレイと初めて会った時みたいに、エリスのデザイン図を奪うつもりなんじゃ……大変! |
あと2分待って二人が来なかったら、様子を見にいこう! | |
ニキ | あ!見て、二人が来た! |
エリス | ニキ、ごめんなさい。今すぐウェイストランドを離れなければいけなくなったの。 |
どうしてもはっきりさせなきゃいけないことがあって……だから、急だけどここでお別れね。 | |
ニキ | エリスが自分の意志で決めたことなら、私たちが口を出せることじゃないもんね。 |
でも、でももし、あの人に何か言われて、それでやりたくないことをしようとしてるなら、私たち…… | |
エリス | 大丈夫、自分で決めたことよ。ありがとう、ニキ。 |
もうすぐウィンドデールの森よ。どんな危険があるかわからない。くれぐれも慎重に行動してね。 | |
こっちの用事が片付いたら、すぐに駆けつけるわ! | |
ニキ | うん、待ってる。エリスも気をつけてね。 |
ブランシェ | エリス、もういいでしょ?いつまでオトモダチごっこしている気?時間が勿体ないわ。 |
ポポ | なによ、その言い方!あんたにはお別れの辛さが分からないの!? |
ブランシェ | 辛さ、ね……。そのうちあなた達にも本当に辛いというのはどうゆうことかが分かるわ……じゃあね。 |
(ブランシェは身を翻して立ち去る。エリスはその後をついていく。) | |
ポポ | なに?どうゆうこと……?あの二人、どうゆう関係なんだろう……? |
モモ | エリス視点のアナザーストーリーがあればいのにね?ボクもすごく気になるにゃ!作って! |
ニキ | 今回のブランシェの目的はエリスだけだったみたいだね。それとも、これがアイアンローズの計画なのかな……? |
モモ | でもエリスと二人でウェストランドを離れるみたいだから、とりあえず奇跡の巻物を奪いに来たわけではなさそうだ。 |
もう日が暮れるし、あそこの小さな集落で一晩休もうよ。 | |
(小さな集落の宿) | |
旅行者 | ハーイ、あなたちも観光? |
ニキ | こんにちは。私たちはウィンドデールの森に行く途中で、一晩ここに泊まろうと思ってるんです。あなたはご旅行ですか? |
旅行者 | そうよ。ウェイストランドの野生的なファッションにずっと憧れてたの。ワイルドな魅力に溢れてるから! |
ニキ | その服の雰囲気……雲上帝国から来たんですか? |
旅行者 | よくわかるわね。これは旅行向けにデザインされた雲上の服よ。私とちょっとコーデバトルしてみる? |
コーデバトル |
14-4 変わった占い師
ニキ | 小さいけどにぎやかな集落だね。あれ?みんな広場のあたりに集まってるみたい。 |
ポポ | 何かの集会でもあるのかな?それともお祭りかな?だとしたらラッキーね! |
モモ | お祭り…屋台…焼肉……じゅるり。早く行ってみよう! |
部族の人A | リリス王国の占い師がこの集落に来ているらしいよ。広場のあたりで安く占ってくれるらしい。行ってみたかい? |
部族の人B | いや、占いって何がおもしろいんだ?大司祭様のお告げがあれば十分だろ。 |
部族の人A | 大司祭様のお告げは難しくて分かりにいけど、その人の占いは特別でとても分かりやすいってみんな言ってるよ。 |
それにな、なんでもその占い師、人形みたいに可愛らしいんだとさ。 | |
部族の人B | へぇ?。じゃあ見るだけ見に行ってみるかな。 |
ポポ | なんだか変わった占いみたいだね。リリスの占いといえば星占いだけど、それとは違うのかな。 |
モモ | なんだ、お祭りじゃないのか。じゃあ焼肉もないのか……がっかり。 |
ニキ | 特別な占いってなんだろうね? |
占いというとハートランドのファラウェイで会った、占い好きのあの子を思い出すな。 | |
ポポ | あのドジっ娘がこんな遠くまで来られるわけないよ。うっかり小包か何かに紛れ込んで郵送されてこない限り…! |
ニキ | ステラ、どうしてるかな? |
ポポ | ニキ、モモ、何思い出に浸ってるの?早く&color(red){民族衣装}に着替えて。あの人たちについて行って、その占い師を見に行ってみようよ! |
モモ | ポポ、なんだかずいぶん張り切ってるね。はは?ん、白馬の王子様がいつ現れるのか占ってもらうつもりだろ。 |
ポポ | ち、違うもん!私のコーデの才能を占ってもらいたいだけだもんっ! |
コーデバトル |
14-5 ぼんやり少女
ポポ | あっ、見て、あの人だかり。あれがその占い師ね! |
部族の人A | 占い師さん!いつになったら金持ちになれるか占ってくれ! |
ステラ | わ……私が占えるのはコーデの才能だけです! |
部族の人B | 占い師さん!おれは次の族長になれるかな? |
ステラ | あの……その……。 |
部族の人C | 占い師さん!片想い中の彼、私のこと好きかしら? |
ステラ | ううぅ……コーデに関係あることを聞いてくださぁい…! |
モモ | はぁ!?噂をすれば本当にあの天然ボケ少女じゃないか! |
カルビ1年分賭けてもいい。あのドジッ娘、絶対またトラブルを起こす。 | |
ニキ | ステラ!ひさしぶり! |
ステラ | へっ!?……ニキ、モモ!どうしてここに? |
ニキ | ウィンドデールの森に行く途中なんだけど、ここで一晩宿をとってるの。 |
ステラこそ、ファラウェイでウェディングドレスの見習いデザイナーをしてるんじゃなかったの?どうしてウェイストランドに……? | |
ステラ | それが……実は師匠から、ずっとファラウェイにいては視野が狭くなるから世界を旅してデザイン能力を磨いてきなさいって言われたの。 |
でもウェイストランドについたとたんに財布を落としちゃって…探してるうちにまた迷子になっちゃって…。 | |
いつの間にかこの集落に辿り着いてたの。無一文だから、占いで何とか旅費を稼ぐしかなくて……。 | |
ニキ | ちっとも変わってないね、ステラ。 |
モモ | そのうち迷子になって銀河系の端まで行っちゃうんじゃないの!?マーベル大陸が銀河系なのかどうか知らないけど…。 |
ステラ | ニキたちに会えてよかった!一人じゃ不安だったの。 |
部族の人A | 占い師さん、占いの答えはまだかい? |
部族の人B | そうだそうだ?!ちゃんとやれー! |
部族の人C | 本当は占いなんてできないんじゃないの? |
ステラ | どうしようどうしよう……師匠に占いの初歩を教わったことがあるだけだから、コーデに関係ある質問以外はダメなの! |
ニキ?、助けて?。 | |
ニキ | ええっ、私も占いなんてできないよ。うーん……でも、この混乱した状況を収めるお手伝いくらいはできるかも。 |
いい?ステラ。みんなに順序よく並んでもらってそれから一対一で占うの。占うのはコーデに関することだけ。 | |
ステラ | う、うん。わかった。やっぱりニキは頼りになるな。それで……もうひとつお願いがあるんだけど……。 |
モモ | いやな予感がする……。 |
ステラ | あのね、虎のコーデをして看板娘になってくれないかな。マスコットがいたほうが、お客さんがたくさん集まってくれると思うの! |
ニキ | ステラって案外お金儲けに関してはしっかりしてるよね! |
14-6 リリススタイル
ニキ | わ?!ステラすごいすごい! |
モモ | 本当に占いができるんだね。ただのドジっ娘だと思っていたよ! |
ステラ | もちろんよ。私の師匠はすごい占い師なんだから! |
モモ | じゃあじゃあ、どこへいけばタダで焼肉がたっぷり食べられるか占ってよ! |
ポポ | もー、コーデに関することだけだって言ってたじゃない。 |
ステラ | あなたは、ニキのお友達? |
ポポ | うん、私はポポ!よろしくね。 |
ステラ | こちらこそよろしく、ポポ。ニキにまけないくらい、可愛いお友達だね。 |
ポポ | そ、そうかな?、えへは。……あの、あたしに一番向いているコーデスタイルを占って貰ってもいい? |
ステラ | もちろん!今日はたくさんお手伝いして貰ったもの。お礼をしなきゃね。 |
じゃあ、まずは深呼吸。心の中を空っぽにして、このカードの中から直感で一枚引いて。 | |
ポポ | ……よし、これ! |
ステラ | なるほど…童話…リボン…レース…アフタヌーンティー…ドーナツ…。 |
うぅん…サブマシンガン…ミサイル…。 | |
モモ | (小声で)ステラは何ぶつぶつ言っているの? |
ニキ | (小声で)分からないけ!ど、タロット占いのような、違うような!もう少し様子を見てみようよ。 |
ステラ | なんだか途中で、混線したような気がするけれど、アストロラーベの導きによると、ポポにぴったりのコーデは……甘くて夢のあるリリススタイル! |
ポポ | わあ!たしかにリリス風のファッションが一番好きだし、当たってるかも! |
モモ | それよりさっきなんか物騒なものが混じっていたことがきになるんだけど!? |
ポポ | なーにモモ。文句あるの?ニキ、一緒にベーシックな甘いリリススタイルに着替えようよ。 |
せっかくステラがあたしにぴったりだって言ってくれたしさ。ふふっ! |
14-7 無限の可能性
モモ | ステラ?、ボクのコーデの才能も占ってよ |
ポポ | モモのその服にコーデも何もないじゃない……。 |
ねえ、ニキも占って貰いなよ! | |
ニキ | そうだね。私は自分のコーデの才能がどんなものなのか気になるかな。 |
ステラ | わかったわ。では、目を閉じて。心の中を空っぽにして、何も考えないで。 |
モモ | (小声で)こうしていると、本当に占い師みたいだなあ。 |
ポポ | (小声で)本当に占い師なんだよ。 |
ステラ | どれどれ…十字星…フェニックス…鳩……。 |
リス…銃身…トーテム…電子…うぅん…?。 | |
ポポ | なんだかばらばらな言葉がいっぱい。 |
ステラ | そうね。見えるイメージが多岐にわたるということは、ニキの才能が粋にとらわれない幅広い分野に |
アストロラーベの導きではパテール連邦のコーデスタイルが若干優勢だけれど、他のコーデでも十分才能を発揮できると思うわ。 | |
ポポ | へぇ?。サクラお嬢様が聞いたら喜びそうだね。 |
グランプリの時、ニキがリリス出身だって書いて不満げだったし。 | |
ニキ | そうなの? |
ステラ | パーテル連邦といえは、アンフィシア財団が創刊した「アンフィシア新聞」が大陸中で人気なんだってね。 |
毎日星占いを連載させて貰ったら、儲かると思ったんだけど……。 | |
モモ | アンフィシア?どこかで聞いたような……あれ?いつもコインとダイヤの配達をしてくれるところじゃない? |
ステラ | そうよ。アンフィシア財団は配達業界の最大手で、本部はパテール連邦にあるわ。 |
でも、マーベル大陸の各国に配達拠点を持っているから、それを利用してニュースを発信して、新聞業界に参入したのね。 | |
マーベル大陸には今まで多国籍メディアはなかったから、アンフィシアは大陸ナンバーワンメディアの座を狙ってるのかも。 | |
ニキ | そうなんだ。連載は無理そうなの? |
ステラ | 有名な業界人でアンフィシア出版社の編集長をしているベイリス氏の声明を見て、諦めたわ。 |
『正確・詳細・タイムリー』をモットーに、マーベル大陸の重要なニュースをアンフィシアのネットワークで世界各地に伝えます。』 | |
万が一私がドシをやらかしたら、あっという間に全大陸に知れ渡っちゃうじゃないの! | |
モモ | あー、なるほどね。そりゃーやめといたほうがいいにゃ。 |
話を元に戻して、と。ニキはパテール連邦風のコーデが得意だって言ってたよね。アクティブで可愛い普段着のコーデをやってみようよ。 |
14-8 ウェイストランドの大司祭
モモ | あれ、占いのお客さんかな? |
ニキ | すみません今日はもう閉店なんです。占いの依頼でしたら、明日早めに来てください。 |
部族の人 | 占い師さんと旅人の皆さん、わしは占ってもらいに来たのではない。 |
うぉっほん、わしはここの族長じゃ。 | |
ステラ | ひぇっ、もしかして場所代を徴収に来きたのかしら?急いで荷物をまとめて逃げないと。 |
モモ | ステラ、どうやら違うみたいだよ。とりあえずボクを袋から出してくれる?荷物じゃないから……! |
ニキ | 初めまして、族長様。私たちはウィンドデールの森に行く途中の旅人です。 |
部族の族長 | うむ、承知しておる。奇跡の巻物を求めているのじゃろう? |
ニキ | どうしてご存知なんですか? |
部族の族長 | 我らが集落の大司祭からあらかじめ聞いておった。 |
モモ | 大司祭!?まさかそいつ、ランサーって名前じゃないよね? |
集落の族長 | ランサー?いや、わが集落の大司祭は“風詠み”イームという。 |
集落の族長 | 彼女は風の予言を聞くことができ長いこと集落を守ってくれているのじゃ。 |
ステラ | そういえば、師匠に聞いたことがあるわ。 |
ウェイストランドのとある集落の大司祭は、数百年の歴史を持つ占星の秘術でこれから起こることを予知できるって。 | |
イーム大司祭が風の声を聞くことができるというなら、それも一種の秘術よね。 | |
モモ | なんだそうにゃのか。また、アイアンローズの奴らかと思ったよ! |
集落の族長 | 実は、我らが集落はウィンドデールの森の守護者なのじゃ。 |
よそ者がいきなりウィンドテールの森に入っても樹海の中で迷うだけ。 | |
“開門”の鍵は、イーム大司祭の手中にある。 | |
森の正確な入口と入る方法を知りたければ、イーム大司祭に認められなければならぬのじゃ。 | |
ニキ | そのイーム大司祭に会うことはできますか? |
集落の族長 | イームの風詠みの結果では、近いうちに大いなるコーデ能力を持つ二つの存在が… |
ウィンドデールの森に入ろうとするだろう、と出た。 | |
そのうちの片方が、そなた達なのじゃろう。 | |
モモ | 他に森に入ろうとしている奴らがいるのか。急がなきゃ!どうしたらイーム大司祭に認めて貰えるにゃ? |
集落の族長 | うむ、そうじゃな。ここはやはり、そなたらのコーデ能力を見せるのが早いじゃろう。 |
イームはこのとこほ魔法の研究をしているのでな。魔法使いをテーマにするのがいいじゃろう。 | |
ステラ | 大司祭様って、師匠の言っていた通りすごい人だわ! |
14-9 森の中へ
イーム | ウィンドデールの森へ至る道は既に開かれた。準備ができたなら、しゅつぱつするといい。 |
ポポ | いよいよウィンドデールの森に入れるんだねえ!2章も掛かってようやくだよ?。 |
モモ | メタ発言ヤメテクダサーイ。 |
イーム | この道に沿って進めば、ウィンドデールの森の領域に入ることができるだろう。 |
ニキ | 森に入ったらウィンドデール集落はすぐなんですか? |
イーム | 我々はウィンドデールの森を守っているが実際に中に入ったことはない。 |
イー | 森の中の具体的な状況は分からぬのだ。幸運を祈るとしか言えん。 |
ポポ | まあ、なんとかなるよ!誰かに先を越されないように、早く出発しよ。 |
新聞配達人 | 号外!号外!元リリス王国首相のニーズヘッグが率いるノーザン軍が雲上帝国を奇襲!凌雲城および城下を包囲しました! |
雲上帝国は九日間戦争以来最大の危機に直面しています!詳しくは「アンフィシア新聞」をご覧ください! | |
ニキ | ええっ!今のって、聞き間違いじゃ |
ステラ | ウソでしょ!? |
ポポ | まさか!首相さまが雲上帝国を!? |
モモ | 新聞を見てみよう。1部ください! |
ニキ | 一体どういうこと?ニーズヘッグさんが雲上帝国を……。 |
モモ | なになに?『ニーズヘッグは1カ月前にリリス王都でクーデターをら起こしたが…… |
ロイス王子に鎮圧されて祖国ノーザン王国に帰った』 | |
『その後わずか1カ月でばらばらだったノーザン王国の軍閥を纏め上げ、凌雲城に包囲攻撃を仕掛けた。』 | |
『凌雲城では首席デザイナー、リンレイが全力で抵抗している。」…リンレイ大丈夫かな!? | |
ポポ | そんな……きっと何かの間違いだよ! |
ステラ | 「アンフィシア新聞」の報道なら、きっと本当よ。でも、宣戦布告の理由はかいていないのね。 |
リンレイ、どうか無事でいて…て。 | |
ポポ | だ、大丈夫たよ!リンレイは前にノーザンのコーデ軍団をやっつけたことあるもん。今回もきっと……! |
モモ | それとこれとは話が別だよ。名前はチンピラみたいなものだったけど、今回はニーズヘッグが自ら率いているんだからね。 |
それあのニーズヘッグなら絶対に周到な作戦を練っているはず | |
そう簡単にはいかないよ。雲上帝国は絶体絶命だにゃ。 | |
ポポ | じゃあリンレイはどうなるの!急いで凌雲城に助けに行かないと! |
モモ | 奇跡の巻物はどうするのさ!やっとのことでウィンドデールの森に入れるところなのに! |
ポポ | 凌雲城が包囲されて、リンレイが一人で戦っているんだよ!それを放っておけって言うの!? |
モモ | そうは言っていないよ!状況を把握できていないボク達が凌雲城に行っても、何ができるっていうのさ。 |
それよりも奇跡の巻物を手に入れるべきだ。 | |
ニーズヘッグの動きが大陸の危機に関係しているなら、巻物を手に入れれば謎が解けるかもしれない。 | |
ポポ | そんなのわからないじゃない!ここでこうしてぐずぐずしてる間にも、リンレイは一人で……ニキ、あなたはどっちを選ぶ? |
イーム | 運命の歯車は各々その役割を果たす。いずれの選択も、未来の宿命に直結するだろう。 |
イーム | 引き続き奇跡の巻物を探すならば、夜の森の準備をするがいい。寒さを凌げる |
雲上帝国へ向かう場合も、暖かなる服を着て道を急ぐのだ。風が騒がしくなってきた…。 |
14-SP1 同人漫画家メリー(8)
ポポ | ウェイストランドの夕陽って本当に綺麗……!ここにメリーがいたらっと漫画のシチュエーションにぴったりだー!って言うよね! |
メリー | ポポ、あたしのことよく分かっているじゃない! |
ニキ | メリー!?ここでも会うなんて! |
メリー | ウェイストランドの取材に来たの。あなたたちこそ、この間までリリス王国に居たのに、どうしてウェイストランドに? |
ニキ | 話せば長くなるんだけれど、ウィンドデール集落で探し物をしなきゃならないの。メリーの漫画はどこまで進んだ |
ポポ | あたしも知りたい!スタイリストとデザイナー、結婚した? |
メリー | まだよ。でも、ウェイストランドは二人が出会った思い出の地だから、ここでさらなる進展があるかもね! |
今プロットを練っているの、着て聞いて。インスピレーションを求めてウェイストランドを訪れたデザイナーが事件に巻き込まれてしまうの。 | |
デザイナーが辺境の集落に監禁されてしまったと言うことを、愛の力でピキーンと知ったスタイリストは、いてもたってもいられずに……! | |
モモ | 漫画がになるには豊かな妄想力が必要ななんだね……。 |
ポポ | ロマンチックな話だよね。早く結ばれて欲しいけど、終わっちゃうのは寂しいな。 |
メリー | ニキ、元気いっぱいのウェイストランド風のコーデをしてよ!ヒロインの衣装の参考にしたいの! |
14-SP2 文学少女マーサ(8)
ニキ | あそこで本を読んでいるの、マーサじゃない? |
マーサ | ニキ、モモ、ポポ、お久しぶり! |
モモ | なんでこう、行く先々でサブキャラに再会するのかな。 |
ポポ | どうしてここに居るの?先輩も一緒?それなら会ってみたいな! |
マーサ | うぅん。今は卒業旅行の途中で、デザインのインスピレーションが欲しくて来たの。先輩は忙しくて一緒に来れなかったんだ。 |
ポポ | もう14章なのに一度も先輩の顔が見られないなんて!まさか、想像上の人物じゃないよね……? |
マーサ | えへ。だって、先輩と一緒に居たら、デザインのインスピレーションどころじゃなくなちゃうもの。 |
ポポ | 不意打ちでノロケを食らった……独り者にはダメージ大だよ……! |
モモ | ゲホ、ゴホ……りあじゅう……ばくはつ……! |
じゃあ、無事デザインのインスピレーションは得られた? | |
マーサ | ウェイストランドのデザインは私が今まで学んできたデザイン論とはだいぶ違うけど、かえってその方が刺激になるわ。 |
殻を打ち破ることができたら、もっと進歩できるかも。ニキせっかく会ったんだから、私とコーデバトルしてくれない? | |
ポポ | じゃあ、あたしがお題を出すわ。そうだなあ……卒業旅行でもエレガントさを失わない、パテール連邦スタイルの普段着! |
14-SP3 ウェイストランドの夜
ニキ | すっかり日が暮れちゃった。ウェイストランドの夜は静かで物音ひとつしないののね。 |
なんだか果てしなく夜が広がっていくみたい。 | |
ポポ | 見て!星が綺麗!空気が澄んでいるからこんなに星がよく見えるのかな。 |
ステラ | こんなに完全な星宿図が見られるなんて、めったにないわ!!よく研究しなきゃ! |
あるデザイナーが二十八星宿に合わせて28セットの素敵な衣装をデザインしたそうよ。いつか見て見たいな。 | |
ニキ | 星宿って、占いに使う正座だよね。私も見てみたいな。 |
モモ | 流れ星はいかにゃ?。焼肉をお腹いっぱい食べられるようにお願いしたいのに。 |
ポポ | 焼肉?きいね?!……うーん、でも見えないね、流れ星。 |
モモ | いいや!心の底から願えば、流れ星がなくったってきっと願いは叶う! |
ニキ | 私は…ナナリー女王が無事でいますように。 |
マーベル大陸が平和になりますやうに。お姉ちゃんとお父さんが元気で暮らしていますやうに。あとは……。 | |
モモ | そんなにいっぱい、お星様だって聞いていられないよ。 |
ポポ | さてと、一日中外を歩いていたら疲れちゃった。着心地のいいパジャマに着替えて、そろそろ寝よ! |
コメント (第14章 ストーリー)
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