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【速報】ミラクルニキ攻略アンテナ

《ストーリーセットコーデ》玄武

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玄武

完成報酬コーデギフトBOX
(【背景】広大な銀河、40ダイヤ)

ページ名カテゴリ部位入手方法
天織機ヘアスタイル-イベント【雲上絶景 四神降臨】
天衣無縫ドレス-イベント【雲上絶景 四神降臨】
雲陰靴下-イベント【雲上絶景 四神降臨】
山冥シューズ-イベント【雲上絶景 四神降臨】
雲開アクセサリーイベント【雲上絶景 四神降臨】
鎖連環アクセサリーイベント【雲上絶景 四神降臨】
流水連々アクセサリーイベント【雲上絶景 四神降臨】
常寂メイク-イベント【雲上絶景 四神降臨】
シリーズ
ページ名カテゴリ部位入手方法
浮雲ドレス-イベント【雲上絶景 四神降臨】
鹿柴アクセサリー前景イベント【雲上絶景 四神降臨】
天織機-玄ヘアスタイル-天織機をカスタマイズ
天衣無縫-玄ドレス-天衣無縫をカスタマイズ
浮雲-玄ドレス-浮雲をカスタマイズ
雲陰-玄靴下-雲陰をカスタマイズ
山冥-玄シューズ-山冥をカスタマイズ
雲開-玄アクセサリー雲開をカスタマイズ
鎖連環-玄アクセサリー鎖連環をカスタマイズ
鹿柴-玄アクセサリー前景鹿柴をカスタマイズ
完成図
シリーズ1シリーズ2
シリーズ3シリーズ4
プロローグ

子亀は人の言葉を話すこともなく、ただ静かに浅い水の中を揺蕩うだけである。


冥水苑は誰とも話すことなくで、寝食も忘れて公営工房に籠もっていた。

子亀は冥水苑の最初の友達だった。いつも彼女に寄り添うように、公営工房で幾多の昼夜をともにした。


冥水苑は他人と話すのが好きではなかった。

彼女が好きなのは細かいからくり。わずかなきっかけから無限の変化を生み出すからくりの設計を始めると、彼女は周りのものを全て、傍にいる子亀のことでさえも、忘れてしまう。


ある時、部品を作り終えた冥水苑が振り向くと、傍で子亀が首を伸ばして待っていた。どれほど待っていたのだろう、彼女は申し訳なく思った。

それから半月以上もかけて、冥水苑は不眠不休でからくりで動く鉄メッキの亀を作製した。子亀の友達を作ってやろうと思ったのだ。


「水苑、そんな亀なんか作るために、ずっと公営工房に籠もっていたのか?」


冥水苑が亀のからくりを持って公営工房を出ようとすると、仲間たちにからかわれた。彼女は言い返すこともせず、腹が捩れるほど笑っている彼らをただ静かに見つめるばかり。

「見せろよ!アハハッ、この亀……わ??痛っ!」

仲間たちの指があと三寸で触れるというところで、からくり亀がガブリと噛み付こうとしたのだ。すると彼らは怯え、もう二度と冥水苑をからかうことはなかった。


冥家の家長は早くから冥水苑の才能に気が付いていた。彼女は幼い頃から複雑なからくりを作ることができたのである。

当時の冥水苑は髪を二つ分けた幼い姿で、小首を傾げなら大真面目にこう言い放った。


「世界にからくりほど単純なものはありません。複雑なのは人の心です」


この頃、南境に位置する朱雀の新家長が、腕利きの技術師を募っていた。祝家所有の宝物を収める『明月楼』建築のためである。

家長の指示で、技術師として冥水苑は雲上の南境の地へと向かうことになった。


南境は殺伐とした北国とは違い、山のあちこちに花々が咲き乱れ、くねくねと曲がる小川が鮮やかなベールと翡翠の玉のようだった。そして南境の民は陽気に話しかけてくる。


南境に来なければ、冥水苑はいつまでもあの公営工房に子亀と共に籠もっていただろう。だが、今や自分は見知らぬ土地にいる。新たに出会う人や物事に馴染まなければならない。

一番疲れるのは祝家の新任家長、祝羽弦の相手だ。彼は話し好きでよく笑い、出し抜けに人をからかってくるのだ。


だが時として、祝羽弦は静かになることもあった。それは琴を弾く時だ。彼が弾くのいつも同じ曲。上着を肩から羽織り、琴を奏でながら庭で一人酒を楽しんでいる。

冥水苑にはそんな彼が理解できなかった。「複雑なのは人の心」とはよく言ったものである。


だがわからないからこそ、彼のことが気になった。


明月楼の建築がいよいよ完成すると、冥家の先代家長が冥水苑の元を訪ねてやって来た。彼女を冥家の新家長にしようと、故郷である北境に連れ帰ろうとしたのだ。

祝家も冥水苑を留めておく理由はなく、彼女を見送ることにした。


出発前夜。祝羽弦はただ静かに、冥水苑のために何度も同じ曲を奏でた。祝羽弦が言葉を紡ぐこともなければ、冥水苑から話しかけることもない。

琴の音色と月明かりだけが、ふたりの最後の夜を彩るのだった。


南境での経験は冥水苑を変えた。

部屋に引き籠もるのはもう止めよう。


冥家へ戻ると、冥水苑は南境での経験とからくり術を融合させたデザインの服を考案した。相変わらず彼女は物静かではあったが、もはやからくりしか知らなかったかつての彼女ではなかった。


五年後、冥家の家長就任式典で、冥水苑は祝羽弦に再会することになる。笑顔の彼は以前より頼もしく、また祝家の家長として全てが順風であるように窺えた。

冥水苑も今や、一族を率いる家長としての貫禄を漂わせている。

彼らは家長として相応しい儀礼だけ済ませると、それ以上の言葉を交わすことはなかった。


祝羽弦が冥家から帰っていった後、侍女が恭しく錦の箱を持ってやって来た。

「祝家家長様から、これを水苑様に渡すようにと仰せつかりました」

冥水苑が箱を開けると、中には美しい細工の小型羅針盤が入っていた。


冥水苑はそっと大切に小型万象儀を箱から取り出すと、あのからくり亀を飾っている思い出の棚に並べるのだった。

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ゲーム情報
タイトル ミラクルニキ-着せ替えコーデRPG
対応OS
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カテゴリ
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  • シミュレーション
    美少女・萌え系ゲーム
ゲーム概要 着せ替えゲームでファッションコーディネートを楽しもう!

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