バトガ5周年
バトガ5周年!
2020/04/16
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オンゲキコラボ
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ストーリー
特設ページからの引用です
ある日の放課後ーー 楓「あら?まだ、みなさまおそろいじゃないのですわね」 みき「あ、楓ちゃんたちだ!」 遥香「まだだれも来てないわ。1番乗りよ」 サドネ「サドネたち、いちばん?」 ミシェル「えへへっ、やったね!」 昴「まだ約束の時間にまだちょっと早いからね」 みき「でも、そろそろみんな来る頃じゃないかなー?」 ガラッ ひなた「はー、疲れた疲れたぁ」 桜「しんどいのじゃぁ」 みき「あ、ぴったりきた!」 昴「桜はともかく、ひなたが疲れたなんて言うの珍しいね」 ミシェル「何があったの~?」 ひなた「もー、聞いてよ!今日1年生と合同体育っていうのがあったんだけど……1年生たち、ぜんっぜんひなたの言うこと聞いてくれないの!」 桜「こっちに来いと言えばあっちに行くし、静かにしろと言っても2分後には宴席の賑わいじゃ」 ひなた「たった1時間だったのに、もうすっごくつかれたよ~」 遥香「まあ……それは大変そうね」 みき「でも、後輩の子に指示したりしてるんだ」 昴「二人とも先輩っぽくなったじゃん! ひなた「えへへ~」 桜「べ、別にわしはどうでもいいのじゃが…… ドアピシャーーーン!!! うらら「はーいっ、うららの勝ちっ!!」 花音「はぁ……はぁ……はぁ……」 ゆり「こら!はあ……廊下は……はあ……走るなと……げほっげほっ くるみ「ゆり、大丈夫?」 望「もー、ゆりってばムチャするんだから」 みき「す、すごい勢いで入ってきたと思ったら……」 楓「いったいどうしたんですの?」 望「あー、それがさ~」 心美「もう、うららちゃんっ。花音先輩に失礼だよ」 うらら「失礼じゃないもん。うららの勝負を受けたのはかのかの先輩なんだから!……ってことで週末のf*f(フォルテシモ)のライブチケットはアリーナ席を用意してよねん♪」 花音「くっ……」 昴「これはつまり……」 サドネ「どういうこと?」 桜「この教室まで競争して、勝った方に好きなものをやるっていう勝負でもしていたんじゃろ」 うらら「えへへっ、大当たり~♪」 桜「そして走っている二人を見たゆりが二人の後を追いかけて走ってきたんじゃな」 ゆり「そういう……げほっ!げほげほっ!」 くるみ「ゆり、落ち着いて」 望「おーっ、さすが桜!すごい推理!」 詩穂「こんな短時間で真実を突き止めるなんて……やりますね、藤宮さん」 ひなた「桜ちゃんすご~い」 楓「(正直、状況を見れば答えに辿り着くのはそう難しくなかった気がしますが……)」 昴「でも、なんで花音さんがそんなくだらないことに……」 花音「うっ」 うらら「ちょっと!くだらないってなによぉ!」 詩穂「いいつも通り、蓮見さんに乗せられちゃったのね」 花音「ちょっと!いつも通りってなによ!」 望「(この二人……やっぱりちょっと似てるよね)」 楓「はっ、いけませんわ!こんなことをしとぃる場合ではありませんわ」 ミシェル「わー、ほんとだ!」 みき「早く準備しなくちゃね!みんなちゃんと『あれ』準備してきた!?」 ゆり「ああ、もちろんだ!」 みき「それじゃ、急いで準備しましょー!」 30分後ーー 先生「(こうして星守クラスーーいや、元星守クラスに呼ばれるのも何度目かになるな。もうほぼイベント用の教室になりつつあるけど……今日は誰の誕生日でもない、いったいなんの集まりなんだろ?)」 ガラッ パパパパパパパーン!!!! 先生「うわっ!?」 昴「先生……」 遥香「神樹ヶ峰就任5周年……」 みき「おめでとうございまーす!!」 みんな「おめでとうございまーす!!」 先生「みんな……そうか、今日は僕がこの学校に就任して、5……ん?なんか計算が」 うらら「もう、細かいことはいいのっ!今日は先生のためのパーティーなんだから♪」 サドネ「うん。おにいちゃんのために、みんないっぱい準備した」 望「じゃーんっ!こちら、くるみ特製のブーケでーっす♪」 先生「うおお……すごいな。結婚式で見かけるような立派なブーケだ」 花音「良かったわね、一生経験できそうにないものを疑似体験出来て」 先生「(厳しすぎるぞ)」 くるみ「カスミソウさんとピンクのバラさん、そして白のダリアさん。みんな『感謝』の花言葉を持つお花さんたちです」 先生「感謝、か……ありがとう。僕のほうこそ、みんなに感謝してるよ。クラスが解散してもこうやってみんなで集まってお祝いをしてくれたりして、僕は……」 ???「もう、湿っぽいのはなしですよ~?」 明日葉「5周年おめでとうございます、先生」 あんこ「随分長く続いたものね」 蓮華「あらぁ、これで終わりじゃないわよ。もっともっと続けていくでしょ?ね、センセ♡」 先生「わざわざ……来てくれたのか」 明日葉「当たり前です!」 ゆり「先生のお祝いパーティーするって言ったら、駆けつけてくださったんですよ! 先生「うう、みんな……ありがとうありがとう」 ちょっと先生ってば泣いているの?」 先生いやこれはっ……ちょっとほこりが目に染みたというかなんというか」 みき「ふふっ、まだまだパーティーは序盤ですよ!このあともどんどん楽しんでいきましょー!」 みんな「おーっ!」 数時間後ーー 先生「はぁ……久しぶりにたくさん食べたな。正直今月は貯金もやばかったし、先導院家のご馳走は本当に助かった。しかし……やっぱりパーティーが終わったあとが一番寂しいな。それに……ミサキもいたら、もっと……ん?」 ニモツツミアゲッ!! 先生「こ、この家の前の段ボールの山は!?今月は通販で散財とかしてないはずだぞ!?……って」 ミサキ「『先生へ』」 先生「っ!これは……!」 ミサキ「『過去からの贈り物です。来るべき、お祝いの時のために。きっとみんなも何かしらの催しをするでしょうから、私も先に選定し、送っておきます』」 先生「ミサキ……向こうに行く前にそこまで考えてくれていたのか。でもいったい何を送ってくれたんだ?」 ミサキ「『この贈り物の選定において、私はまたひとつこの代物がいかに優秀かを再確認することになりました。感謝します。』」 先生「え……」 先生「(なんだか嫌な予感がするのはなぜだろう)」 ミサキ「『大変に日持ちし、体に有用であり、日々肉体を強化してくれるもの。人類史上最高の発明品と言っても過言ではありません。このーープロテインは』」 先生「やっぱりか~~~!!!……でも」 ミサキ「『それでは先生、お身体に気をつけて。これからも、みんなのこと、よろしくお願いします』」 先生「……そうだよな。星守クラスは解散になってしまったけど、僕はみんなにとってずっと、『先生』なんだ。だから……これからも一層気を引き締めていかないと。そうじゃないとミサキにも顔向けできないし」 ニモツドッコイショ! 先生「……さあ。このプロテインでも飲んで、明日からも頑張ろう!」 おわり |