デート・二人の視線
二人の視線
解放条件 | SSR-ハク・私のヒーロー R-ハク・煩悩 R-ハク・乱れる心 |
私はキラの新アルバム発表会で演出を務めることになった。そこにまさかのハクが登場。三人で気まずい時間を過ごしたが、もっと気まずいことが待ち受けていた…… |
その夜、ハクは私の最近の様子を心配して電話をくれた。彼の心遣いを感じながら私はぐっすりと眠ることができた。
翌日、キラの新アルバム発表会で、私は演出担当をすることになっていた。キラのネクタイの位置を直していたところ、ハクが突然現れた。ハクは少し話があると言うので、私は彼を静かな場所に連れて行く。
ハクは、キラに関して調査を行っていた。そして、会場のセキュリティを増やすように私に指示する。キラとハクの会話はぎこちない。会場は熱狂的なファンの押しかけで大混乱となり、私は舞台から落ちかけてしまった。しかし、すぐにハクが私をかばって抱きしめてくれた。彼は私が危険な目に遭う時はいつも現れてくれる。
ふいに、私はハクの優しい眼差しと温かい抱擁を思い出していた。キラのファンを食い止めていたことを、彼のことが好きだからかとハクに問いただされ弁解しようとしたその時、ヒールが折れよろけた私をハクが抱き止めてくれた。私は彼の胸元に顔をうずめ、彼の力強い鼓動を感じた。不安な気持ちも、彼の腕の中にいると静まっていく気がする。