デート・いたわり
いたわり
解放条件 | SSR-ハク・占有 R-ハク・グルメに乾杯 R-ハク・瞳の中の君 |
体調を崩した私は、翌日ハクに隠したまま番組収録に参加していた。休憩時間になり、着信が数十件も入っていたことに気付く。そして入口の方が騒がしいと思うと、ハクが撮影現場に……! |
私は体調を崩していたけれど、心配で収録の立会にやって来た。撮影現場のロマンティックなセットを見て、ハクと一緒だった機能の光景を思い出す。
昨日、仕事終わりにハクが迎えに来てくれた。街に優しく爽やかな歌声が響く中、ハクは私の腰に腕を回して強く抱き寄せた。彼の吐息が聞こえそうなほど近づいた瞬間、私は大きなクシャミをしてしまった・・・・・・彼は私を家まで送り届け、明日は誰かに代わってもらって休むようにと言った。
ハクへの連絡をすっかり忘れていた。携帯電話には数十件もの着信履歴が、急いでかけ直すも繋がらなくて、焦っているとハクが現場に現れた。スタッフたちに見られる中、彼は有無を言わさず私を抱えて撮影現場から連れ出す。恥ずかしかったけど、実は小さな幸せも感じていた。
ハクは私を抱えて自宅まで戻ると、借りがあることを覚えているかと私に尋ねてきた。ゆっくりと頭を下げ顔を近づけてくる彼。私は昨日のクシャミでふいにしてしまったキスを思い出し、緊張しつつ目を閉じた。しばらくして再び目を開けると、ハクが私に毛布をかけてくれていた。表面的な冷たさとは裏腹に、ハクの内側にある温もりを感じた。