デート・サバゲ―
サバゲ―
初めてサバイバルゲームに挑戦する私にとって、店内全てが物珍しかった。その興奮は、初めてハクと空を飛んだ時と同じくらいだ。
ハクの指導のおかげで、不器用ながらもなんとかマガジンの交換方法を覚えることができた。銃の扱いは日常だと言う彼の発言に驚き、これからは一緒に戦うことを決意する。
2対2のバトルに参加することになり、ハクは私を心配して一人で敵を探しに行こうとした。私は彼と一緒に戦いたくて同行を申し出る。けれど、私たちは不意討ちに遭い……
ハクは私を抱きかかえて石柱の陰に身を隠すと、作戦を伝えてきた。タイミングを見計らって華麗に反撃し、二人の力で勝利に終わる。バトル後、暖かい日差しの下で彼の胸にもたれかかり、私はゆっくりと本心を打ち明けた……