メッセージ・月見のお誘い
【パターン①】
旧暦8月16日、一緒に湖に行ってお月見をしない?
16日?
実は、一番綺麗で丸い月は16日なんだよ。
それに、他の日は親戚と出かけるって言ってたよね?
その方が都合がいいかと思って。
さすがは教授ね。お月見をそんなに真面目にするなんて……
もちろん。人に対してもそうだよ。
ただ、きみが僕の真面目さに対して、どれくらい聞く耳を持ってくれるかわからないけど。
シモン教授、また私をからかって!話題がズレているよ!
その指摘は認められないな。
最初に話題を変えたのはきみだよ。
お月見はただの口実で、きみと一緒にいたいだけなんだ。
【パターン②】
旧暦8月16日、一緒に湖に行ってお月見をしない?
ん?きみには珍しく見えるのかい?
それじゃあこれからは「風流な趣味」の時には、きみを積極的に誘うしかないね。
届いたばかりの新茶とお月見団子がとてもおいしそうだよ。明日、一緒に食べよう。
どうかな?
うん……秋の夜に湖を散歩するなんて……考えただけでも素敵!
うん。僕も想像してみたけど、確かに素敵だね。
秋の夜、明るい月、そして湖。素敵なのはこれだけじゃないよ……
僕のそばにいる、きみも素敵だよ。
うん……じゃ、じゃあ、とりあえずそうしよう。
きっと誰かさんの今の表情は、月よりも綺麗なんだろうな。
明日はちゃんとお月見できるかな。
きみのそばにいると、月を見ている余裕なんてないかもしれない。
【パターン③】
旧暦8月16日、一緒に湖に行ってお月見をしない?
湖でお月見?寂しくない?
二人一緒だから寂しくなんてないよ。
それに、街中だと騒がしくてお月見の雰囲気が台無しだよ。
僕のために16日をあけてくれると嬉しいな。
いいよ!指切りね!
携帯越しに指切りをするのは初めてだよ。
小指を伸ばして、きみを待っているよ。
でもこんなことをしなくても、僕は約束を破らないからね。
えっ、お月見の話をしているんだよね?
うん、お月見の話だよ。
だけど、楽しみなのはお月見だけじゃないんだ。
明日が楽しみになってきたよ。きみはどうかな?