土地を確保しよう:応用編
建築ルールも確認したことですし、WebMapで確認したり、実際に歩いたりしてみて、空き土地を探してみましょう。
ですが、思うような場所に土地が確保できない、ということもあると思います。
そういう場合は可能性として「既存の建築物の撤去」も考慮してみてはどうでしょうか?
基本的には、空いている土地を利用するようにしてください。
このページで解説している「撤去」の対応は、
希望の敷地に、邪魔になる「仮小屋程度のもの」があるときに参考にしてください}
公式ページのサーバールールに「建物の移動・撤去について」というのがあります。
その中にある「1ヶ月以上ログインしていないプレイヤーの建物で、生活感が感じられないもの。」というルールに注目してみましょう。
これはつまり、以下の2つの条件、
- 建造物の作者が1か月以上ログインしていない
- 建造物に生活感が見られない
を満たしていれば、運営さん*1にお願いして建造物を撤去してもらい、その空地を利用することが出来るということです。
では、具体的に2つの条件を判断するにはどうすればよいのでしょうか?
一つずつ解説しましょう。
建造物に生活感を判断
ルールとしては「生活感が感じられない」というような書き方がされていますが、実際にはどう判断すればよいでしょうか?
豆腐 = 生活感がない?
いやいや、豆腐でもちゃんとした建築物もありますし、一概には言えません。
具体的にはどれほどのものがセーフという明確な基準は難しいので、運営さんと相談ということになります。
ですが、明らかに「これは生活感がない!」と判断できる建物があります。
それはズバリ未完成の建物です。
未完成(と思われる)建築物
たとえば、こんな感じで、枠組みだけだったり、壁を立ててあるだけだったりしたら未完成の可能性が高いです。(作業途中の可能性もあるので、次のログイン期間のチェックと合わせて判断しましょう)
作者が1か月以上ログインしていないかどうをチェック
撤去出来そうな建物の目処が着いたら、その建物を作った人と、その人がいつからログインしていないかを調べてみましょう。
調べ方ですが、公式ページのコマンドのページにある、LWCの /cinfo コマンド と Essentialsの /seen コマンドを使用します。
/cinfo コマンド
まずは、その建物を「誰が作ったか」を調べるために /cinfo を使用します。
調べることができるもの(チェスト、かまど、看板。一覧は後述)があるかどうか、確認しておきましょう。
それらが設置されているようでしたら、次のようにコマンドを実行します。
「t」キーを押して、チャットモードにしてから /cinfo と入力するか、
「/」キーを押して、コマンドモードにしてから cinfo と入力してから
エンターキーを押します。
入力例
/cinfo
すると、画面に以下のような文字が表示されます。
表示
Punch a protection to view information on it
この状態で、調べたい建物に設置されている看板などを右クリックします。
すると、その看板を設置した人の情報が下記のように表示されます。
表示
Owner: yaridowihi (1127041f-eac2-4daa-82b5-8485770d67ab)
Protection type: Private
この表示で、「Owner:」に続く後の部分、上記の例では「yaridowihi」という部分が設置した人の名前になります。
「Protection type:」という部分はその設置物がどのような状態にあるかを示してます。
また、以下のように結果が表示されることもあります。
表示
That Sign is not registered!
これが表示された場合は、その設置物は保護されておらず、Ownerがいない状態ということになります。(保護がされていない状態ということです。)
出力結果をまとめると以下のような感じです。
/cinfo の結果 | 壊せる人 | 使用できる人 例)チェストなら開けることが出来るなど | 設置した人が |
---|---|---|---|
「Protection type:」が「Private」 | 設置した人 | 設置した人 | わかる |
「Protection type:」が「Public」 | 設置した人 | だれでも | わかる |
「not registered!」 | だれでも | だれでも | わからない |
表を見てもわかる通り、保護されていない設置物(not registered!が出た時)は誰のものかわかりません。他の設置物を調べるか、どうしてもわからなければ運営さんに相談してみましょう。
※参考
実際の /cinfo 実行時の表示(保護時)
実際の /cinfo 実行時の表示(非保護時)
/cinfo で所有者を調べることが出来るのはLWCで保護されている物だけです。
以下の表を参考に調べてみましょう。
基本は、「看板」「チェスト」「かまど」あたりを調べるのが基本です。
逆に設置時にデフォルトで保護されない「ドア」などは、あまり調査対象に向いていません。
~cinfo出来る物 | 設置したときの状態 (Protection type:で表示されるステータス) | |
看板 | Private | |
チェスト | Private | |
エンダーチェスト | Public | |
ドア | not registered | |
トラップドア | not registered | |
フェンスゲート | not registered | |
額縁 | Private | |
かまど | Private | |
シュルカーボックス(各色) | Private | |
ベッド | Public | |
エンチャントテーブル | Public | |
金床 | Private | |
醸造台 | Private | |
ビーコン | Private | |
ディスペンサー | Private | |
ドロッパー | Private | |
黒曜石 | Private |
/seen コマンド
/cinfo コマンドで、建築した人がわかったら、その人が最後にログインした時期を /seen コマンドで調べましょう。
入力の要領は /cinfo の場合と同じです。
/seen の後に半角スペースを一つ開けて、その後ろに /cinfo で取得したユーザー名を入力しましょう。
入力例)yaridowihiさんの最終ログインを調べる
/seen yaridowihi
すると、画面に実行結果が表示されます。
表示
Player yaridowihi has been offline since 10 hours 54 minutes 30 seconds.
- Location: N/A
この結果を読むと、yaridowihiさんはいまサーバーにログインしてない状態(offline)で「10時間54分30秒」まえにログアウトした、ということがわかります。
つまりこの since~ 以降が「1 month」より長くなっていれば、一か月以上ログインしていないということがわかります。
これで、「作者が1カ月以上ログインしていないかどうか」をチェックすることが出来るというわけです。
※参考
実際の /seen 実行時の表示
具体的に撤去するには
ここまでの調査で、撤去条件を満たしているからと言って、勝手に撤去してはいけません。
そんなことをすれば荒らしとみなされてしまいます。
撤去できる条件のそろった物件を見つけたら、公式ページの各種申請フォームのページから撤去申請のフォームを使ってお願いしましょう。
最終的には運営さんの判断に従って作業をしてください。
なお、撤去申請が認められた場合、撤去後の空き地は自力で確保する必要があります。
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