妖怪大抗争 ～赤塚区死闘篇～「9話」
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| おそ松:酒呑童子 何か屋根の上にヘリ来てない！？ ヘリ！？何が始まってんの！？ どうなってんの！？これ！！ |
| 一松:九尾の狐 屋根に結界を張られたな。 家の四方も結界を張られている。 ・・・完全に閉じ込められた。 |
| 十四松:犬神 そうか。僕、犬神だからわかる。 ニートの6つ子の使い方、 思いついた人がいたんだね。 |
| トド松:化け狸 えーーー！？僕たちを どうしようっていうの！？ あ、何か・・・聞こえるよ？ |
| トド松:化け狸 なんか「コドク」にするって 言ってる・・・ どういう事？・・・ |
| カラ松:青行燈 フッ。6人で閉じ込めて、 孤独も何もないだろう？ ブラザー・・・ |
| 一松:九尾の狐 孤独じゃない。 蠱毒を作るつもりだと思うよ。 |
| チョロ松:大天狗 蠱毒か。確かにこれだけの妖怪で 戦わせて蠱毒を作ったら、 相当な強さだろうな！？ |
| おそ松:酒呑童子 え！そんなに価値のあるものなの？ 血眼になって欲しがるわけだよな？ チクショウ！どうすれば・・・ |
| トド松:化け狸 戦わせるって？ ・・・僕らが戦うの？ |
| 十四松:犬神 そう・・・ 最後のひとりになるまで。 兄弟バトルロワイアル・・・！ |
| 一松:九尾の狐 じ・・・仁義なんか無いけぇのぉ！ 十四松なんか怖くないんじゃーー！ ふーッ！ふーッ！ガタガタガタ。 |
| チョロ松:大天狗 ちょっと！本当に戦ったら 奴らの思うつぼだよ！？ |
| 十四松:犬神 ・・・可哀想な一松兄さん。 すごく強いのに、憑いてる狐が、 僕を本当に苦手なんだよ。 |
| 十四松:犬神 でも犬神が苦手って事は・・・、 僕が追い出せるかも。 助けるからね。一松兄さん。 |
| トド松:化け狸 ・・・ どうするの？十四松兄さん？ |
| 十四松:犬神 僕が一番強いの。 だから、みんなに憑いてるモノを 追い出してあげる！ |
| チョロ松:大天狗 今、ここ結界の中でしょ？ 結界を破らないと祓った妖怪も、 全部内側にいる事になるよね！？ |
| おそ松:酒呑童子 どうやって結界破ったらいいんだ？ 誰も天井にも壁にも触れないよな？ （バチッ）いってーー！！ほら！ |
| カラ松:青行燈 フッ、ブラザー。俺の出番が 来たようだ・・・ |
| おそ松:酒呑童子 カラ松！？お前いたのかよ！ とっくに化け物に喰われて いなくなったかと思ってたわー！ |
| カラ松:青行燈 俺を呼び出せ。 |
| おそ松:酒呑童子 いるじゃん。呼ばなくても。 |
| カラ松:青行燈 違う。俺を本業のビジネスの方で 呼び出すんだ！アンダスタ～ン？ |
| チョロ松:大天狗 全っ然、わかんないんだけど？ ・・・ていうか、何なの！？ カラ松？お前何なの？ |
| 一松:九尾の狐 ・・・・・・ ・・・そうか。 青行燈・・・か？ |
| カラ松:青行燈 そうだ！俺は青行燈だったんだ。 毎日毎日、呼ばれて行っては、 99話で寸止めされてただ帰る日々。 |
| 十四松:犬神 辛かったね。 |
| カラ松:青行燈 だが、今わかった。 俺はブラザーたちを救う為に、 |
| カラ松:青行燈 この苦行を強いられて きたのだという事を・・・！ |
| カラ松:青行燈 百物語をして俺を呼び出すんだ。 そうすれば何かワイルドな事が 始まるぜ～！！ |
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