六騎士伝説「3話」
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| イヤミール（イヤミ:騎士） 一大事！一大事！一大事ざんす！ 王女デカパーナが行方不明ざんす！ 勇気ある若者は集まってちょ～よ！！ |
| オソ（おそ松:騎士） ふ～ん！城付の騎士団長ともなると 威張って部下任せかと思ったら、 おじさん行動するリーダーなんだ？ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） シェ！？そ、そうざんす！ 常に手本となるべく・・・！ ・・・て、照れるざんすね。 |
| ジュー（十四松:騎士） おじさーん！おつかれさまでーす！ |
| イチ（一松:騎士） 人が足りないの？ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） ん？チミ達誰ざんす？6人・・・ あ！さっきの薄汚い旅芸人ざんす！ 町で騎士物の劇でもやるざんすか？ |
| カラ（カラ松:騎士） フッ。身なりを整えたのだ。 立派な鎧に身を包む・・・俺。 この気高さ見違えたろう！ん～？ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） どうせ、旅の大根役者ざんしょ？ なんざんす！お国の一大事に 本当の剣を持つ気は無いざんすか。 |
| トド（トド松:騎士） 兄上は言ってる事がおかしいし、 運もメチャクチャ悪いけど！ 失礼な事を言うな！無礼者っ！ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） ・・・お、お前の方が、お前の兄に 酷い事、言ってるざんすよ？ |
| チョロ（チョロ松:騎士） 見た所、お困りの様子ではないか。 パンタロンチーニ国、騎士団長殿。 6つ子の騎士！手を貸しましょう。 |
| イヤミール（イヤミ:騎士） 騎士・・・？本物だったざんすか？ 6つ子の騎士・・・？ な、何だか聞いた事があるざんす。 |
| ジュー（十四松:騎士） ほんとー！？ |
| チョロ（チョロ松:騎士） いや失敬。申し遅れました。 我々こそ、松の木から生まれし 6つ子の騎士！マツアーノ騎士団。 |
| イヤミール（イヤミ:騎士） 恐ろしい呪いで一族郎党主君も失い 荒れ果てたマツアーノ村の暗黒松。 あの恐怖の・・・6つ子ざんすか？ |
| ジュー（十四松:騎士） ・・・う、ううう・・・、う、 うわーーん！うわーーあん！！ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） シェ！？なぜ急に泣くざんす！？ |
| ジュー（十四松:騎士） おじさんに言われたら何だか、 僕らすごく哀れな感じがして・・・ ぐすっ・・・ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） 確かに気の毒ざんす。ミーも何だか もらい泣きしそうざんす！ぐすっ。 チミ達、馬はどうしたざんすか？ |
| カラ（カラ松:騎士） フッ。馬か。 馬なら・・・・・・消えた。 あれはそう・・・。俺が・・・ |
| ジュー（十四松:騎士） 兄上が一人で番をしてた時、 何故か、山賊の大群が通り過ぎて 6頭全部持ってかれちゃったよね！ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） シェエエ？ただでさえ気の毒な上に 騎士なのに馬を盗まれたざんすか？ ひ～んっ！可哀想で泣けるざんす！ |
| ジュー（十四松:騎士） あは！あーっはっはっはーッ！！ |
| オソ（おそ松:騎士） だ～っはっはっはっはっはぁー！ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） シェ！？こ、今度は急に 笑い出したざんす・・・！？ |
| カラ（カラ松:騎士） フフ・・・フハハハハッ！ハハッ！ （ガスッ！）おうッ・・・う。 |
| トド（トド松:騎士） 何、笑ってんのッ！？ 兄上の運がクソ悪いせいでしょ！？ |
| イヤミール（イヤミ:騎士） ひいいッ・・・！？今度は殴った？ 怖いざんす！！恐怖の難易度が 高度過ぎてついていけないざんす！ |
| チョロ（チョロ松:騎士） あ、気にしないでください。 別についていかなくていいです。 王女様、探しましょう。 |
| イチ（一松:騎士） 手伝うから。馬、貸してくれる？ |
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